世界変動展望

私の日々思うことを書いたブログです。

実験動物の要らない実験技術の開発を実現してほしい!全ての生命の幸福のために。

2014-01-31 23:58:19 | 科学技術

iPS細胞、STAP細胞など人は生命系の研究成果を賞賛するが、その陰には犠牲になったたくさんの実験動物の存在がある。私はいつも申し訳ないと思っている。そんなこと気にしない人もたくさんいるだろうし、実験動物の存在なくては生命科学系の発展はないから、何も問題にしないのが普通だと思う。

そういう意味で私は特異な人間なのかもしれないが、実験台にされる動物を可哀想だと思うし、実験を見ると心が痛む。

例えば遺伝子改良で異常に太らせた鳥を見た時は非常に可哀想なことをしたと思った。疲れの極限にある脳の状態を調べるため、足元が濡れていると休みなく走り続けるねずみの性質を利用して12時間以上走り続けさせ、ねずみの脳の状態を調べた実験を見た時は拷問を見たようで心が痛んだ。体内からある物質が不足するとけいれんを起こすことを確認するために意図的にうさぎからその物質を抜き、痛くてたまらず飛び跳ねる状態に追い詰め、不足した物質を注射して正常な状態に戻る実験映像を見たことがあり、これも心が痛んだ。どれも動物虐待で、それも非常に酷いものだ。

上でもいったとおり、こういうことをしないと生命科学研究は成り立たないし、何も問題にしないのが普通だし、何も気にしない人もたくさんいると思う。上のように思う私は特異な人間なのかもしれない。正直私のブログを見ている人は生命科学系の研究者や医師の方も多いので、こんな考えを表明するとすごく怒られ、非難されそうで怖い。

現在生命科学系は大きな発展を向かえており、iPS細胞など人に大きな幸福をもたらす研究成果ばかりに熱心になり、賞賛する。しかし、私は実験動物を必要としない実験技術が作られることを願っている。勿論費用や技術の実行難度などの点で現実的な技術の創成を願う。生命に対する効果を実験するために実験動物を使うのだから、このようなことは無理かもしれないし、人間の幸福にはならないかもしれない。

しかし、私は人間だけが幸福になればよいと思わないし、科学は生命すべてのために発展すべきだと思う。だから上の技術が必ず実現してほしいと思う。私は実験動物のために祈ったり、記事を公表することくらいしかできないが、記事が実験動物やその他の生命の幸福に役立って欲しいと思う。

過去、現在、将来犠牲になる実験動物のために祈り、幸福を願ってこの記事を公表する。


代理人請求以外の住民票の写し請求は請求者の氏名、住所、対象者の氏名だけ明らかにすればよい。

2014-01-30 03:20:31 | 法律

住民基本台帳法

(本人等の請求による住民票の写し等の交付)
第十二条  住民基本台帳に記録されている者は、その者が記録されている住民基本台帳を備える市町村の市町村長に対し、自己又は自己と同一の世帯に属する者に係る住民票の写し(第六条第三項の規定により磁気ディスクをもつて住民票を調製している市町村にあつては、当該住民票に記録されている事項を記載した書類。以下 同じ。)又は住民票に記載をした事項に関する証明書(以下「住民票記載事項証明書」という。)の交付を請求することができる。
 前項の規定による請求は、総務省令で定めるところにより、次に掲げる事項を明らかにしてしなければならない。
 当該請求をする者の氏名及び住所
 現に請求の任に当たつている者が、請求をする者の代理人であるときその他請求をする者と異なる者であるときは、当該請求の任に当たつている者の氏名及び住所
 当該請求の対象とする者の氏名
四  前三号に掲げるもののほか、総務省令で定める事項
 第一項の規定による請求をする場合において、現に請求の任に当たつている者は、市町村長に対し、第三十条の四十四第一項に規定する住民基本台帳カードを提示する方法その他の総務省令で定める方法により、当該請求の任に当たつている者が本人であることを明らかにしなければならない。
 
 
住民基本台帳の一部の写しの閲覧及び住民票の写し等の交付に関する省令

(本人等の住民票の写し等の交付の請求の手続及び請求につき明らかにしなければならない事項)
第四条  法第十二条第一項 の規定による住民票の写し(法第六条第三項 の規定により磁気ディスクをもつて住民票を調製している市町村(特別区を含む。)にあつては、当該住民票に記録されている事項を記載した書類)又は法第十二条第一項 に規定する住民票記載事項証明書(以下「住民票の写し等」という。)の交付の請求は、同条第二項 各号及び次項各号に掲げる事項を明らかにするため市町村長が適当と認める書類を提出してしなければならない。
 法第十二条第二項第四号に規定する総務省令で定める事項は、次に掲げる事項とする。
 配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律 (平成十三年法律第三十一号)第一条第二項 に規定する被害者のうち更なる暴力によりその生命又は身体に危害を受けるおそれがあるものに係る請求である場合その他市町村長が法第十二条第六項 の規定に基づき請求を拒むかどうか判断するため特に必要があると認める場合にあつては、請求事由
 法第十二条第七項 の規定に基づき住民票の写し等の送付を求める場合において、請求をする者の住所以外の場所に送付することを求めるときは、その理由及び送付すべき場所

(本人等の住民票の写し等の交付の請求につき請求の任に当たつている者が本人であることを明らかにする方法)
第五条  法第十二条第三項に規定する総務省令で定める方法は、次のいずれかの方法とする。
 住民基本台帳カード等であつて現に請求の任に当たつている者が本人であることを確認するため市町村長が適当と認める書類を提示する方法
 前号の書類をやむを得ない理由により提示することができない場合にあつては、現に請求の任に当たつている者が本人であることを確認するため市町村長が適 当と認める書類を提示し、若しくは提出する方法又は現に請求の任に当たつている者が本人であることを説明させる方法その他の市町村長が前号に準ずるものと して適当と認める方法
 法第十二条第七項 の規定に基づき住民票の写し等の送付を求める場合にあつては、第一号又は前号の書類の写しを送付し、現に請求の任に当たつている者の住所を送付すべき場所に指定する方法その他の市町村長が前二号に準ずるものとして適当と認める方
 
 
--
 
法令によると、代理人請求以外の方法、つまり本人等が住民票の写しを交付請求する時に明らかにしなければならないのは当該請求をする者の氏名、住所、当該請求の対象となる者の氏名だけになるのが通常(住民基本台帳法第12条2項)。同条4項のケースは「住民基本台帳の一部の写しの閲覧及び住民票の写し等の交付に関する省令」(以下、令)第4条2項によるとDVや郵送による請求(住基法12条7項)の場合だけ。
 
法令上は請求者の生年月日や対象者との続柄は明らかにしなくてもよいが、多くの地方公共団体でこれらの明示を要求している。例えば高槻市は対象者の住所や生年月日、請求者の続柄の記載を要求している。八王子市のように対象者の生年月日は「差し支えなければご記入ください。」ときちんと明示しているところもある。
 
しかし、明示しなくてもいい個人情報を知らないうちに明示してしまった人も少なくないだろう。あくまで明示しなければならないのは上の赤太文字のものだけだ。
 
本人確認の方法は住民基本台帳カード、その他現に請求の任に当たつている者が本人であることを確認するため市町村長が適当と認める書類を提示する方法で行えばよいのが通常(住基法第12条3項、令5条1項)。「現に請求の任に当たつている者が本人であることを確認するため市町村長が適当と認める書類」というのは通常は運転免許証や旅券(パスポート)などを定めているところがほとんど
 
本人確認の方法は運転免許証等を提示すれば足ります。証明書を手渡したり内容を控えさせる必要はありません。
 
法令上は必要以外の情報提示を要求されても「法令上提示義務はないので要求を拒否します。」といえばいいのでしょう。請求者は法令の要件をすべて満たせば住民票の写しの請求権がありますから、役所が拒否するのは法令違反です。
 
個人情報をむやみやたらに外へ出したくないという人は参考にしてください。一言いっておくと役所の手続きに従って法令上定められている情報以外を示しても特に害悪はないのが通常だしほとんどの人は役所の手続きに従っています。法令上定められた個人情報以外を提示するかは任意です。
 
あくまで上は個人情報を必要以上に出したくない人のための情報です。現在はネット社会で情報が流出すると回復できない損害を受けることがありますから、個人情報を必要以上に出したくないという考えを私は理解できます。そういう人が法令上要求されている情報だけ提示するのはいいと思います。
 

石橋幸緒、現役引退、LPSA退会!

2014-01-28 22:23:25 | 囲碁・将棋

石橋幸緒四段 現役引退とLPSA退会のお知らせ

平素より、日本女子プロ将棋協会(以下LPSAと表記)に
ご理解とご支援をいただきまして、誠にありがとうございます。


 この度、当協会所属の石橋幸緒四段(現代表理事)より、女流棋士引退届と退会届が
提出されたことを受け、当協会理事会は受理しました。
よって石橋四段は来る2014年1月31日付をもって現役女流棋士を引退とし、
来る2014年2月25日に執り行われる平成25年度定時総会での理事任期満了をもって
LPSAを退会することとなりましたので、下記の通りご報告させていただきます。

                記

・石橋 幸緒 女流四段 (LPSA棋士番号 10番)

<現役年数> 1993年10月~2014年1月(現役勤続年数20年)

<成績> 今期 9局 3勝6敗(0.333)
通算 女流公式戦 558局 359勝 199敗(0.643)
    男性プロ公式戦 43局 11勝 32敗(0.256)

<タイトル履歴>
女流王位戦 第18-19期(07-08年度)
女流王将戦 第21期(99年度)

<棋戦優勝>
レディースオープントーナメント 優勝3回 第13、16、19回(99、02、05年)
鹿島杯女流将棋トーナメント 優勝2回 第7、10回(02、05年)

<LPSA公認棋戦成績>
天河戦 天河位1期 第2期(09年度)
日レスインビテーションカップ女流棋士トーナメント 優勝1回 第3回(09年)

<賞>
第27回将棋大賞最優秀女流棋士賞(99年度)
第30回将棋大賞女流棋士賞(02年度)
第13回将棋ペンクラブ大賞「生きてこそ光り輝く」(PHP研究所)(00年度)

・石橋幸緒四段のコメント
 「このたび突然の発表となりまして、私事でのお騒がせを失礼いたします。
 今月末をもって女流プロ棋士の現役生活を引退します。
 もともと自分の中で現役生活は35歳までを目処に考えておりましたので、予定より若干早めのところ、
まだいい思い出が残っていて将棋を嫌いにならないうちに自ら幕を引くことと致しました。
 1月26日に対局させていただいた第56回1dayトーナメント「アカデミックカップ」は女流棋士として最後の対局となりました。
偶然にも自分の引退の時期と同棋戦の開催が重なり、全国各地大学の先生方から当協会への熱いご支援の中で指させていただけた事は誠に光栄に存じます。
 20年間の現役生活で一番印象に残っていることは第18期女流王位を獲得できたことです。
また、一番悔しい思い出は小さい頃から目指して来た女流名人位戦で、挑戦者にすら一度もなれなかったことです。
 これまで多くの皆様に教えていただき、支えていただいて楽しみながら女流棋士道を歩み進めて来ることができて、
何よりも有難いことでした。この場を借りて心より感謝と御礼申し上げます。
 今後は一アマチュア愛棋家として、将棋に親しんでいきたいと思います。
 協会役員としては、まだひと月足らず役員任期が残っておりますので、最後までやるべきことを粛々と務めてまいります。
 これから先、女流プロ棋士を目指す人にとって、女流棋界が健全に発展し、正しい道筋が示されることを祈念しております。
 皆様、ありがとうございました。」
                                        2014年1月28日     石橋 幸緒

*なお、当協会は2月25日の定時総会にて新しい役員を選出し、これからも女流棋界の発展と
女性や子どもたちへの将棋普及に努めてまいります。
これまで開催してまいりました各イベントや大会等は、新役員と所属会員が力を合わせ、例年通り実施していく予定です。
皆様にはご心配をおかけいたしますが、今後とも当協会の事業にご支援ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

写し

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石橋幸緒が現役引退、LPSA退会。対局放棄事件など強硬運営にLPSA内部でも反対者が多かったのだろうか。

かつては『私たちは、このような不条理極まりない数々の連盟の愚行には屈しません。女性十数名の弱小団体ではありますが、男女二百数十名を擁する連盟におもねることは致しません。先進国と言われる法治国家の公益法人として、正しく真っすぐに進んで参ります。  当協会は、不当な差別・みせしめ的行為を即刻止めるよう連盟に断固抗議します[1]』と言っていた。これはLPSAの公式文章だが当時の代表理事が石橋だったことを考えると彼女の意思が反映されていたのだろう。

強気の石橋だったが、私は強硬運営に反対していたLPSA関係者は多かったと思う。LPSA独自の女流棋士認定基準を否定されたからといって連盟どころかスポンサーまで非難して対局放棄したのはやりすぎだったし、違法に契約解除したのはまずかった。対局放棄を謝罪しても週刊誌で連盟批判をしたために絶縁状を叩きつけられ、経営危機を強くした。しかも対局放棄後の連盟との話し合いでも石橋は相手の言うことや状況を全く理解しておらず、組織のトップとして致命的だったし、多くの将棋ファンを敵にまわした最近退会した中井広恵との話し合いも平行線で溝を深めたようだ

このような組織のトップとしての能力や資質が完全に欠如し、組織を危機に晒した人物を組織だけでなく将棋界から排除しなければならないと思った関係者は少なくなかったに違いない。四面楚歌状態の石橋は将棋ファンや周りからの圧力に屈し追い詰められて投了したのだろう。

中井、石橋が退会したことでLPSAは強豪女流棋士の看板もいなくなった。後は崩壊の一途をたどるだけだ。今年中に消滅するかもしれない。

参考
[1]"日本将棋連盟による女流棋戦からの排除行為について" LPSA 2013.4.8
[2]本ブログの以下の記事も参考になる。

日本将棋連盟、LPSAと絶縁!- 連盟がLPSAへの対応を公開
LPSA及び石橋の対局放棄に対する青野照市の怒り
LPSA、対局放棄に関しようやくマイナビに謝罪!
男女関係がこじれて仲直りせず絶縁した女が被る甚大な不利益について - 連盟とLPSA
対局放棄事件に対するマイナビの対応と連盟とLPSAへの提案
LPSAや石橋は状況を客観的に理解しているか? - 連盟処分記者会見に対するLPSAの対応
LPSAの契約解除に対する法的考察 - LPSA石橋対局放棄事件
将棋連盟、LPSAとの新規契約を一切しない等の処分を発表 - LPSA対局放棄事件
将棋連盟、LPSAの問題点 - 両団体の幸福と将棋界の発展を願って←背景説明。人気記事。
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LPSAの経営の苦しさ、将棋連盟との軋轢、経営破たんについて