世界変動展望

私の日々思うことを書いたブログです。

SIMフリーと通信方式等に対して汎用的な端末の違い

2020-05-30 13:53:06 | Weblog

楽天モバイルがUN-LIMITというサービスを開始して、この際スマホも買い替えようかと思って量販店などでスマホを見た。楽天モバイルの店員さんと話をして少し混乱する事があった。

私「このスマホは楽天モバイルさんの公式ページで動作確認端末として出てたやつですよね。」
店員「そうですね。基本的に動くと思いますが使う回線が変わるときちんと動かない事があるのでSIMフリー向けのスマホを買った方がいいですよ。」
私「え?動作確認がとれてるのに動かない事があるんですか?」
店員「ソフトバンクさんの回線を使っていたスマホをauさんに替えた時にきちんと動かない事がありますよ。だからSIMフリーの端末の方がいいですよ。」
私「SIMフリー端末はSIMロックされていない端末の事ではないですか?」
店員「業者を替えてもきちんと動作する端末の事です。SIMフリーでないと本当にソフトバンクさんの回線を使っていたスマホをauさんに替えた時にきちんと動かない事がありますよ。」

こんな説明をされ混乱してしまった。特に公式ページで動作確認済みの端末として紹介されていたのに買っても場合によって動かない事があると言われてしまうと本当に買っていいのか心配になってしまう。

たぶん店員さんは何か誤解をしているのではないかと思う。それが混乱の原因ではないか。

SIMフリーとはSIMロックされていないという事だ。海外ではSIM unlockedという。SIMロックされていると、ロック対象のキャリアとその回線を借用する格安SIMでしか使えない。さらに通信方式や周波数がキャリアによって違うために通信方式等も対応した端末でないときちんと動作しない。店員さんが言ったのは通信方式等に対して汎用的という意味でSIMフリーといったのだと思う。SIMの問題と通信方式などの問題を混同して話すと混乱の原因になる。

きちんと通信できるためにはSIMの問題と通信方式などの問題の両方をクリアーしないといけない。SIMの問題はSIMがもともとロックされていない端末を買うかロック解除すればよい。

利用事業者の通信方式や周波数に対応しているかどうかは事業者の公式ページなどで動作確認がとれているかを確認して購入する必要がある。SIMフリー端末として販売されているものの中には、どの事業者でも利用できるように通信方式などに対して汎用的な構造を持つ端末もある。例えばmineoの公式ページでSHARPのAQUOS zero2の動作を確認すると大手3キャリアの全てで動作確認がとれている旨が公表されている

スマホなどを購入する時に通信事業者を替える事を考えて通信方式などに対して汎用的な製品を選んだ方が自由度が上がっていいかもしれない。通信事業者を替えようと思ったが、使用中のスマホが変更先の事業者のサービスに対応していないなら乗り換えを諦めるかスマホを買い直すしかない。スマホは高いのでそれは不経済だ。

上の会話で店員さんの楽天モバイルの公式ページで紹介された動作確認の取れている端末でも回線によって動かない事があるという説明は、たぶん何か誤解があると思う。公式ページで動作確認端末として紹介したのに使用回線によってきちんと動作しない事があるなら、動作確認がとれたとは言えないし、そんな状態の端末を動作確認がとれたと公式ページで紹介するのは不適切である。だから、私が上の会話で言ったスマホはたぶんRakuten UN-LIMITでも動くと思うけど・・・店員さんの説明を聞くとスマホが高いだけに買うのを躊躇してしまう。

今回の購入説明などを受けて、ある程度の人がSIMフリーの意味を誤解していると思った。SIMロックされていないということと通信方式などに対して汎用的という事を取り違えているケースが見受けられる。たぶんもともとSIMロックされていないという意味なのにSIMフリーという事をどの事業者でも使えるという意味ととらえ、通信方式などに対して汎用的という意味が派生したのかもしれない。

しかし、私はSIMロックされていない事と通信方式などに対して汎用的という意味は言葉を区別した方がいいのではないかと思う。どちらもSIMフリーというと混乱する。ネットで通信方式などに対して汎用的な端末について特別な呼称はないかと探したが見つからなかった。方式等フリー、方式等汎用、方式等万能・・・言葉を作ればいろいろ呼べるけど当然定着していない。私は何か区別できる言葉が定着してほしいと思う。

思えばスマホなどの世界はストレージをRomといったり、言葉の使い方が不適切ではないかと思うケースがいくつかある。日本では改善する動きはないんだろうか。


HDMIケーブルの質と料金について

2020-05-15 00:00:00 | Weblog

最近HDMIケーブル10mを1000円弱で購入した。少し使った限りでは品質に問題ないようだ。価格を調べると数千円のもの、6万円を超えるものなど価格差が大きい。ネットで調べると、高すぎるとわりに合わず、安すぎると粗悪品かもしれないから真ん中くらいの値段のものを買ったという人もいた。

ネットで調べると、価格によってそれほど品質に差はないという意見もあった。なぜこれほど価格に差があるのだろう?

一つ言えることは、きちんと問題なく使えるなら安い方がよいということだ。

1000円弱で買えたのだから、いい買い物したかも。


田中栄二 徳島大が論文の捏造等で停職6月!

2020-05-13 20:33:37 | 社会

田中栄二Eiji Tanaka1964年生まれ経歴歯科矯正学、最終・責任著者)徳島大学大学院医歯薬学研究部教授論文の捏造等で停職6月となった

論文の捏造、改ざん、ギフトオーサーの詳細についてはリンク先

大学の公表写し)、徳島新聞写し共同通信でも配信)、NHK

トップダウン型の研究不正で田中栄二の責任は重い。指導者失格である。このような者の下になると対象になった人たちは大きな被害を受ける。Kの事件などは非常に酷かった

改善が必要だ。


前野悦輝 京大らの電流誘起巨大反磁性論文2報の撤回に関する解説動画

2020-05-11 00:00:00 | 社会

前野悦輝(Yoshiteru Maeno、低温物理学)京大理学研究科教授らの論文2報の撤回について解説した動画があった。


【謝罪動画 】電流誘起巨大反磁性論文2報を撤回しました【固体量子】【VRアカデミア】

撤回された論文はPhysical Review Lettersとサイエンスの論文。それぞれ一流誌、超一流誌だ。撤回公告1。画期的な成果だったが撤回されてしまった。原因は実験ミス。最近は学術的な解説動画もアップされ、論文の撤回まで解説する動画が出現した。

H.H.とY.T.らの捏造事件は京大が隠蔽し、当初Y.T.らも不正指摘や撤回要請を悉く無視し悪質な対応を貫いていたが、本ブログの報道や通報などでY.T.らの研究倫理の問題が広く伝わったためか、Y.T.は撤回公告で事実上の捏造等を認め自主撤回した。無視すれば済む時代ではなくなってきている。

本ブログの活動も少しは研究公正に役立っているかもしれない。


Hossein Hosseinkhani、田畑泰彦 京大らの論文が捏造、改ざんで9報目の撤回!

2020-05-09 12:00:00 | 社会

Hossein Hosseinkhani経歴1経歴2写し)、生体材料)元京都大学院生、田畑泰彦Yasuhiko Tabata経歴生体材料等) 京都大学ウイルス・再生医科学研究所教授らの論文が捏造、改ざんで撤回された。リトラクションウォッチのデータベースによるとHossein Hosseinkhaniの撤回論文数は9報、田畑泰彦の撤回論文数は8報

撤回公告と撤回論文、

Hossein HOSSEINKHANI, Teruyoshi AOYAMA,Osamu OGAWA and Yasuhiko TABATA(責任著者)
Proc. Jpn. Acad., Ser. B 77, No. 8, 161–166, (2001)

撤回理由

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  I, as the corresponding author, regretfully retract the above-mentioned paper published in Proc. Jpn.Acad. Ser. B77(8) 151–166 (2001).
  Mr. Hossein Hosseinkhani, the first author of this paper, published 18 papers with me when he was in my laboratory. The editors or I recently found that at least 8 of his papers carry figures that are apparently duplicated or modified. These papers have been retracted. I have found similar apparent duplications and modifications in Figure 1 of the above-mentioned paper published in Proc. Jpn. Acad. Ser. B, and am uncertain about the scientific integrity of the paper.
  Despite many attempts, I cannot reach Mr. Hossein Hosseinkhani via E-mail. All other authors agree with this retraction.

Yasuhiko Tabata,
Laboratory of Biomaterials, Department of Regeneration Science and Engineering Institute for Frontier Life and Medical Sciences, Kyoto University.

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責任著者の田畑泰彦は事実上捏造、改ざんがあった事を認めた。今回はHossein Hosseinkhani以外の著者による撤回。以前の撤回は編集長による強制撤回で著者らにとって不名誉だった。当初のうち、田畑泰彦らは不正の指摘や撤回要請を無視し悪質だったが、本ブログの報道や通報などで田畑泰彦らの研究倫理に対して学界などから厳しい扱いを受けるようになったのか、今回は田畑泰彦らが撤回を行った。

もともと田畑泰彦らの論文不正や撤回については本ブログが第一報で、私は当時(2016年6月頃)京大に通報を行ったが、京大は全く何の反応も示さず隠蔽したと言われても仕方ない扱いをした。京大は何の不正も認定していないし懲戒処分や学位取消しも行っていない。当時も指摘したとおり、Hossein Hosseinkhaniの博士論文の本論の一部は捏造、改ざんで撤回された論文を基礎にしていた。博士論文の主査が田畑泰彦で、その意味でも田畑泰彦の責任は重い。田畑泰彦Hossein Hosseinkhaniの敬称を"Mr."と書いているが、現在も博士号は取り消されておらず、不正に取得した博士号もそのままだ。田畑泰彦が"Dr."と書かず"Mr."と書いた事が博士の不正取得と自分が主査だった事と関係があるのかは不明。

京大はiPS研の捏造等事件について厳しい調査と懲戒解雇を行ったが、他の部署の調査や処分については甘かった。理学研究科のA.L.の改ざん等事件では停職1年で済ませた(A.L.は停職期間中に辞職)Hossein Hosseinkhani田畑泰彦の捏造事件については上のとおり隠蔽したといわれても仕方ない扱い。

懲戒処分の程度が研究機関によってばらばらである問題は以前から指摘されていたが、同じ研究機関内でさえ程度が違う。同じ研究機関内でも調査を行うところもあれば隠蔽するところもある。上の京大iPS研とウイルス・再生研だけでなく東大の分生研(現、定量研)医学系など。他にも国立環境研究所・大阪大学事件など不当な扱いは多い。

Hossein Hosseinkhani田畑泰彦の捏造事件は通報してから約4年経過したので、たぶん今後も京大は隠蔽を続けるのだろう。Hossein Hosseinkhaniは一時期国立台湾科技大学副教授だったが、リトラクションウォッチによると現在はニューヨーク市のMatrix Inc.というバイオテクノロジー会社に勤務しているようだ。ソースはLinkedInHossein Hosseinkhaniが所属するMatrix Inc.の公式ページの問い合わせ先は台湾のようだ。捏造等の影響で転職したのかは不明。

京大の隠蔽は極めて不当。必ず調査と処分、学位取消しなどを実施してもらいたい。国立環境研究所・大阪大学事件、東大医学系医科学研事件など同様の扱いの事件が多いが、これらも同様に必ず被告発者に対する調査と処分などを行うべきである。


スターウォーズエピソード9の感想

2020-05-08 00:00:00 | スポーツ・芸能・文芸

スターウォーズエピソード9を視聴した。BDなどのレンタルは年内行われず、なぜかネットでの配信のみ。アナ雪2も同様。Tsutayaで新作を借りると290~390円なのだが、今回は550円かかった。期間は48時間。ネットでクレジットカード払いだと450円で済むが、それでもBDレンタルより高い。なぜネット配信だけなのだろう。

BDでレンタルすると英語字幕を見れたり、字幕を消して英語音声のみの視聴もできるが、今回の動画配信は日本語字幕と吹き替えだけだった。その意味でもBDなどをレンタルした方が安いし便利だ。BDで借りられた方がいいなー。

作品の中身は普通の面白さで、特に良くもなく悪くもなくという感じだった。主人公の出生の秘密が明らかになる事は事前にわかっていたが、まさかああいうことだったとは!

まだ見ていない方はぜひご視聴ください。