世界変動展望

私の日々思うことを書いたブログです。

久保利明、棋王防衛!- 第35期棋王戦第5局

2010-03-31 01:41:36 | 囲碁・将棋
第35期棋王戦第5局は久保利明が勝利し、棋王位を防衛した。久保はこれで二冠を堅持。通算タイトル獲得3期で九段昇段を果した。タイトル2期と3期の違いは大きい。1期違うだけで九段昇段までの期間が全然違う。昨年タイトルを取ってから久保の調子がよい。今期はA級昇級も決め、対局数、勝数も多い。これからもがんばってほしい。

私がブログを運営してよかったと思うこと

2010-03-30 00:14:53 | Weblog
3月12日~3月28日で愛知県公立高校入試関連の記事は6696件アクセスされた。時期から考えて読者のほとんどが愛知県の受験生だろう。今年の受験者数は69893人だから、単純計算すると愛知県受験生の約9.58%が私の記事を読んでいる計算になる。無論、これはかなり粗い計算で実態はもっと低い。

しかし、それを考えても結構な人に読まれていると思う。単純計算とはいえ愛知県受験生の約9.58%に読まれるというのは、個人ブログとしては結構すごいことだと思う。こういうことがわかるとブログをやっていてよかったと思う。私の記事は多くの人の役に立ち、色々な影響を与えていると思う。下手な学術論文の発表よりよほど社会に貢献している。

愛知県公立高校入試の記事だけでなく、本ブログでは特定の分野でのアクセス割合が高い記事がいくつかある。そういった記事を生み出すと私は嬉しいし、それがブログを運営する動機だ。つまり、自分の書きたいことを書き、多くの人に読んでもらい啓発効果を出すことだ。こういうことに喜びを感じるからこそブログを運営する。

本ブログの記事は私なりの独自性があり、それが多くの人の役にたっている点でよいことだと思う。カテゴリ数は比較的多く、私なりの独自視点が記事の所々にある。こういう記事は新聞や雑誌社に勤めて上司の命令や読者の要望にだけ従って書いたのでは決して生み出されないものだろう。

今後もブログの運営を続け自分なりの独自の良さや喜びを追求していきたい。

白鵬全勝優勝!

2010-03-29 00:42:06 | スポーツ・芸能・文芸
大相撲春場所は横綱白鵬が全勝優勝を果した。すごい。今場所は朝青龍の引退で一人横綱となった白鵬だが、その責任やプレッシャーに押しつぶされず立派にその務めを果した。しかも全勝優勝なのだから、すごい。千秋楽での日馬富士戦は感動した。

これからもがんばれ白鵬!

学力向上について

2010-03-26 00:00:58 | Weblog
2月、3月は受験シーズンだからか、受験生からのアクセスが多いと思う。2月、3月の検索キーワードを調べると受験関係のキーワードが非常に多い。一時的な現象だと思うので来月以降はそういうアクセスは激減するだろう。

それにしても本ブログにはいったい何が求められているのだろう。言い換えればどういう記事を読者が読みたいと思っているのか。2月、3月に限らず物理・数学のカテゴリは人気があってよくアクセスされるのだが、読者はそういう内容を求めているのだろうか。

読者の求めているものを書くのも嫌ではないので、要望があれば要望に沿った記事を書くことも考える。ただ、あくまで「自分の書きたいものを書く」のが本ブログの趣旨なので、自分の要望に沿わなければ記事は書かない。

物理・数学のカテゴリが人気があるのは少し驚いている。学術や受験関係の記事は面白くないとばかり思っていたからだ。物理・数学のカテゴリは元々学術の面白さを伝えるために作ったもので受験技術や情報の伝達より学術の面白さを伝える内容に重点をおこうと思っているのだが、先月と今月は受験問題の解説などに多くのアクセスがあった。

受験関係の記事は問題を解いてコメントするだけなので、執筆はそれほど難しい作業ではないのだが、いったいどれほど読者に求められているのかよくわからない部分がある。受験関係の記事を読みたがっている人は自分の学力向上に有益な情報を得たいのだろう。しかし、以前も記事で述べたことがあるが、学力を上げるために必要な事は特殊な事ではなく基本の取得と標準的な問題演習だと思う。学習塾や予備校が宣伝で流しているようなCM的な講義を聴いたり、特殊な教育を受けることではない。学習塾や予備校の宣伝では講師がまるで商品を売り込むようにやたら大きく起伏に富んだ口調やジェスチャーで講義をしているが、そんな講義をいくら聴いても勉強をしない人は学力が上がらない。学習塾や予備校はわかりやすい講義を行い受験テクニックも豊富だから、それらに行けばまるで魔法にかかったように劇的に学力が向上すると勘違いしている子供や保護者はいないと思うが、学力向上にはそのような特殊な方法は必要でなく、もっと地味で平常的な基礎学習や演習で伸びていくものである。地味で味気のない環境はつまらないのかもしれないが、それを乗り越えるやる気がないと結局のところどれだけ特殊なことをやっても無駄である。

女流棋士はなぜ男性棋士より弱いのか?

2010-03-24 03:23:12 | 囲碁・将棋
女流棋士は男性棋士より弱い。これは将棋ファンや棋士などの将棋関係者には常識だ。女流棋士が男性棋士と対等の実力だと考えている人は将棋界を知らないか、よほど女性擁護に偏った人だ。

それはさておき、女流棋士は男性棋士より弱いのはなぜか。この原因はわからない。推測している原因はあるが、確証はない。

1 将棋人口は男性の方が女性よりずっと多く、才能ある女流棋士がいない。
2 女流棋士の棋戦は男性棋士の棋戦よりかなり甘く、男性棋士より努力していない。

これらは可能性として考えられるだろう。女流棋士が男性棋士より弱い直接的な原因は直截的に言うと、現在の女流棋士は男性棋士より将棋の才能が劣っているからだと思う。彼女らが圧倒的なまでに男性棋士に打ち負かされるのは、一般棋士が羽生善治や大山康晴に実績面で歯が立たないのと同じことだ。

将棋の正プロ棋士(四段以上の棋士)になる人は小学生の頃からアマチュアの3段、4段の実力を持っていて、そういう人が奨励会に入り四段となる。いわば正プロ棋士はみなちょっとした天才だ。特殊な才能を持った人でないと正プロ棋士になれない。女流棋士はそういう才能を持っていないから正プロ棋士になれないし、正棋士に圧倒的なまでに打ち負かされるのである。

そうした特殊な才能は生来的なものであり、かかる才能の持ち主の誕生は偶然に左右されているといっても過言ではない。将棋人口は全体の99%以上が男性であり、女性はほとんどいない現状を考えると、弱い人しかいない女流棋士の現状はそれほど不思議なことではないと思う。

また、男性棋士の参加する一般棋戦と女流棋戦では厳しさが全く違う。女流棋士のトップは奨励会の初段程度の実力と言われる。つまり、現在の女流棋士界は奨励会の初段程度の実力でトップに立ててしまうのだ。しかし、男性棋士の場合は奨励会初段程度の実力ではプロの入り口にすら立てない。プロ棋士になった後に棋戦優勝やタイトルホルダーを目指すにはさらに高い実力が要求される。一般棋戦と女流棋戦では厳しさが大きく違い、求められている努力量や実力もまるで違う。女流棋士の環境は男性棋士に比べてかなりのぬるま湯であり、両者で実力が大きく違うのは当然である。

囲碁界では競技人口比率が将棋とあまり変わらないにも関わらず、女性と男性の実力差は将棋ほど大きくないと言われる。囲碁界では女性も男性も同じ棋戦で戦っていることがひょっとすると関係あるのかもしれない。

以上は私の推測であり、確かな証拠はない。その意味で憶測といわれても仕方ないことだ。女流棋士が男性棋士より弱い原因をきちんと突き止めた人は誰もいないと思う。原因を突き止めることは男女間の実力差を埋めるために有用だろうから、今後原因を追究して役立ててほしいと思う。

日本将棋連盟HPの棋戦歴代優勝者一覧の表示変更

2010-03-20 00:12:36 | 囲碁・将棋
日本将棋連盟HPの棋戦歴代優勝者一覧の表示が変更になった。以前は期ごとに縦にならべて表示させ、ある期から別の段にして表示させていた。つまり、

1 11
2 12
3 13
4 14
5 15
6 16
7 17
8 18
9 19
10 20

のように表示していた。しかし、最近歴代優勝者を2期ペアにして縦に表示させてるように変更した。つまり、

1 2
3 4
5 6
7 8
9 10
11 12
13 14
15 16
17 18
19 20

のように表示させたのだ。変更前の表示の方が歴代優勝者の連覇数が数えやすくてよかった。どのくらい連覇したのか変更後の表示よりも見た目にわかりやすい。前の表示に戻ることを期待している。

久保利明、王将位奪取し二冠に!- 第59期王将戦第6局

2010-03-19 02:01:42 | 囲碁・将棋
第59期王将戦第6局は久保が勝利して王将、棋王の二冠となった。久保が羽生からタイトルを奪取するのは初めて。棋王戦の方が苦しいが、棋王を奪取されてもこれから1年はタイトルホルダーでいられる。二冠を達成する棋士はそういないが、久保はわずかの期間の二冠とならないよう棋王位を防衛してほしい。

公立高校入試問題1

2010-03-18 00:02:45 | 物理学・数学

[2006年3月9日実施 愛知県公立高校入試Bグループ数学 3(5)]

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高校で三角比や三角関数の加法定理を学べば簡単に解けるが、中学校の学習範囲で解こうとするとなかなか難しい。
求める面積は(√3/2) sin105°となるが、sin105°は加法定理を使えば容易に求まる。

最初は15°,75°,90°の三角形を2つ組み合わせて30°,75°,75°の二等辺三角形をつくり、上図のIGに相当する長さを求めようとしたが中学校範囲で出せるものの二重根号が出てきてしまい、本文のようなきれいな解答にするには二重根号の計算という高校数学に踏み込まないと最終的な解答に行き着かない。それでもよいというなら話は別だが、中学校範囲では二重根号を学ばないので、そのような解答は問題作成者の想定した解答ではないだろう。

そこで上のような解法を作成したが、なかなか難しいだろう。実際の入試ではおそらく本問は捨て問になったのだと思う。本問はチャレンジ問題としてはよいと思う。


近代相撲の先駆者、第27代横綱・栃木山守屋

2010-03-17 00:39:37 | スポーツ・芸能・文芸
相撲を見ていて面白いと思う時に、身体の小さい力士が身体の大きい力士を倒す場合がある。一般に相撲は身体の大きい力士の方が有利とされるが、身体の小さい力士だからといって弱いとは限らず非常に強い力士も存在した。私が知る限り身体の小さい力士で非常に強かったのは第27代横綱・栃木山守屋と第58代横綱・千代の富士貢だ。

今回紹介する栃木山守屋は史上最軽量の横綱で、大正時代に大変な強さを発揮した大横綱だ。相撲の型をよく身につけ、筈押しのスピード相撲を完成させた力士で近代相撲の先駆者ともよばれる。栃木山の成績や身長、体重は

身長・体重 172cm、103kg
幕内通算成績 22場所 166勝23敗7分4預24休
横綱通算成績 15場所 115勝8敗6分3預22休 
優勝 9回 幕内勝率 87.8% 横綱勝率 93.5%

横綱勝率は93.5%だから、横綱昇進後はほとんど勝っていたといえる。明治末期から大正にかけて活躍した第22代横綱・太刀山峰右エ門に次いで当時最も強い横綱といってよいだろう。栃木山は56連勝中の無敵横綱太刀山に土をつけたことでも有名になった。その時は号外が出たという。

また、引退してから6年目に行われた第一回大日本相撲選士権大会で特別出場し、現役力士を破り優勝した。余力を残しての引退だったといえるだろう。引退後は年寄・春日野を襲名し、横綱栃錦を育てた。現在春日野部屋の力士たちが四股名に「栃」の字を使うのは、栃木県出身の栃木山に由来する。

第66代横綱・若乃花(3代)も身体の小さい横綱だったが、彼は「栃木山を目指せ。」と言われたことがあるらしい。身体の小さい力士にとって、栃木山は目指すべき目標になることがよくあるのだろう。

栃木山は大正時代に活躍した横綱だから私は見ていないが現在約90歳以降の人なら栃木山の現役時代を生で見たことがあるかもしれない。一度でよいから栃木山の相撲を見てみたかった。栃木山が身体の大きな力士を倒す様は見ていて爽快感があるだろう。

今後も身体は小さくとも栃木山のように非常に強い力士が誕生してくれることを期待する。

愛知県公立高校入試 - 平成22年度(2010年度)Bグループ数学と各校の合格ライン

2010-03-16 02:00:07 | 物理学・数学

愛知県公立高校Bグループの入試が15日行われた。数学の問題を解いてみたが、Aグループより少し簡単だと思う。公立高校の入試問題としては標準的。難問はない。ちゃんとやれば9割くらいはとれると思う。問題と解答は参考[1][2]を参照してほしい。Bグループの数学について何か質問がある方はコメント欄に投稿してください。時間があれば回答します。

今年の合格ラインだが、すでに野田塾から発表されている[3]。上位・中堅校の合格ラインの一部をあげる。データ元は野田塾[3]。

平成22年度(2010年3月実施試験)の合格ライン
(数値は内申, 学力試験の順、満点は内申45, 学力試験 100)

尾張1A
旭丘 43, 89 昭和 36, 75 名東 35, 78 熱田 31, 63 一宮南 32, 67  江南 33, 68

尾張1B
名古屋西 31,67 天白 32,74 菊里 41,85 一宮西 40,78 小牧南 31, 65 半田 39,81

尾張2A
明和 43,86 松蔭 35,71 名古屋南 35,71 向陽 42,84 春日井 36,76 高蔵寺 33,70
一宮 42,85  新川 32,68 東海南 33,68

尾張2B
瑞陵 39,80 千種 39,83 桜台 38,81 旭野 37,76 横須賀 37,76 西春 38,78 五条 37,74一宮興道 33,71

三河1AB
岡崎 42,86 豊橋東 37,81 豊田北 34,72 刈谷北 35,76 豊田西 40,79

三河2AB
岡崎西 32,69 刈谷 41,87 安城 32,68 豊丘 36,78 国府 35,77 岡崎北 37,75 安城東 33,68
西尾 36,76 知立東 34,71 時習館 41,82

去年より問題が簡単になったためか、合格ラインは昨年より2,3点上がっている。最難関の旭丘高校は内申43点、学力試験 89点。各都道府県のトップ校は9割程度の得点が要求されることが多い。数学しか問題を解いていないので数学についてしか言えないが、きちんと学習に励んでいれば9割とるのは難しくないと思う。数学に関しては教科書レベルの基本問題と公立高校入試の標準レベルの問題の演習を十分行うことがどの学校も合格の鍵だと思う。

受験生の皆様お疲れ様でした。

参考
[1] 愛知県公立高校Aグループ数学平成22年度 問題 佐鳴予備校HP 2010.3.15
[2] 愛知県公立高校Aグループ数学平成22年度 解答 佐鳴予備校HP 2010.3.15
[3] 平成22年度(2010年度) 愛知県公立校合格ライン 尾張1A, 尾張1B, 尾張2A, 尾張2B, 三河1AB, 三河2AB  野田塾HP  2010.3.15