世界変動展望

私の日々思うことを書いたブログです。

阿部秀樹(Hideki Abe)鶴岡高専が論文盗用、停職6月

2016-05-31 00:00:00 | 社会

阿部秀樹Hideki Abe経歴、不正報道時41歳、現在約48歳、英語教育)鶴岡工業高等専門学校創造工学科基盤教育グループ准教授が論文を2報盗用し、停職6月となった。鶴岡高専初の論文盗用による懲戒処分。

不正報道及び懲戒処分日 2009年4月28日
不正の態様 報道参照。
不正の発覚経緯 盗用された東京の私立大学男性教授が2009年3月中旬に告発。
不正の原因、動機  「研究者として論文を発表し、業績を上げなければならないというプレッシャーがあり、盗用してしまった」(山形新聞 2009年4月28日)

(1)盗用論文と盗用公告写し

Hideki Abe
"Input Enhancement in Pronunciation Pedagogy : The Impact on Learning Connected Speech in L2 English Part I"
鶴岡工業高等専門学校研究紀要 41, 15-26, 2006-12

(2)盗用論文 - 目次(修正前写し)、修正後写し))

Hideki Abe
Cognitive Approach to Teaching English Prosody : A Preliminary Analysis
東北公益文科大学総合研究論集 第6号、p141 - 158、2003年12月15日

山形新聞産経新聞


Boolean Pythagorean triples problemの解決

2016-05-30 00:00:00 | 物理学・数学

Boolean Pythagorean triples problem(ブールピタゴラス数問題)がスーパーコンピューターを使って解決された。解決したのは米テキサス大学オースティン校のMarijn J. H. Heule、 イギリスのスウォンジー大学のOliver Kullmann、米ケンタッキー大学のVictor W. Marek。

ピタゴラス数とはa2+ b2 = c2 を満たす正の整数の事。例えば3,4,5など。

Boolean Pythagorean triples problemとはピタゴラス数が全部同じ色にならない様に全ての正の整数を赤と青で着色できるかという問題。例えば3,4を赤にしたら、5は青にしなければならない。

Heuleらはスーパーコンピューターを使って1から7824まで膨大なパターンを分析し条件にあう着色ができる事を確認したが、1から7825までは条件にあう着色が不可能である事を確認した。1から7825までは102300 通り以上の着色方法があったという。Heuleらは800台のプロセッサによる並列計算で約2日かかった。解答のデータは約200テラバイト。

Boolean Pythagorean triples problemは1980年代にRonald Grahamによって提案され、問題の解決者には米100ドルが贈られるという。たったそれだけ?安いなー。

コンピューターを使った数学の証明というと四色問題が有名。ガリレオの容疑者Xの献身で数学の天才が学生時代に四色問題に挑戦していて、主人公が「君はなぜその問題に挑戦しているんだ。四色問題は20年以上前に証明されているのに。」と尋ねると挑戦者は「あの答えは美しくない。」と回答した。

今回の証明法も数学者は同様の感想かもしれない。[1]でも副題で「but is it really maths ?」と言及された。もっと美しい証明の方が数学者は喜ぶに違いない。四色問題もBoolean Pythagorean triples problemも一般人には完全にどうでもいい問題で、数学者はなぜこんな事をやっているのかと思うかもしれない。

昔、世界名作劇場の牧場の少女カトリで、主人公が「私が今やっている算数の問題にチャレンジしてみる?30リッターの空の水槽に1分あたり5リッター水を入れます。水槽には穴があって1分あたり2リッター水が抜けます。何分で満杯になるか?」というような事を述べた。値は出てきたものと違うかもしれないが、こんな問題だった。

答えは1分あたり5 - 3 = 2 リッター入るから、30 ÷ 2 = 15分。

この問題を聞いた主人公と年の近い若者は「ふーん。算数ってなんでそんな事をやるんだ。俺だったら水槽の穴をふさいでから水を入れるけどな。」と回答。近くで一緒に問題をきいていた中年女性も「私もそう思うよ。」と回答。主人公は「これは算数の問題だから・・・。」と返答したが、20世紀初頭のフィンランドでは使用人は教育を受けないのが通常で、非現実的な問題を奇異に思うのだろう。彼らは学問は現実的に役に立たないと意味がないと考えるのかもしれない。

四色問題もBoolean Pythagorean triples problemも一般人には上と似たように感じるかもしれない。

こう言われてしまうと数学の研究なんて役に立たないものでマニアックな人が趣味でやってるだけと思われてしまうかもしれない。しかもほとんどの人は数学の証明を面白いと思わないから尚更関心を示さない。

例えば三角形のそれぞれの辺から垂直二等分線をひくと一点で交わるというのは中学校で学ぶ。こういう現象を見て面白いと思うかどうかは数学を面白いと思う人とそうでない人の違いかもしれない。ちなみに証明は簡単なので、わからない人はいないと思う。わからない人は考えてみればすぐわかる。

できれば今回の証明も面白さが伝わって現実の役に立つ日がくるとよい。

参考
[1]Nature NEWS, 2016.5.26, doi:10.1038/nature.2016.19990

[2]の解答の紹介部分は[1]を全般的に参照した。

[2]Heule, M. J. H., Kullmann, O. & Marek, V. W. Preprint at http://arxiv.org/abs/1605.00723 (2016).


優勝なしで横綱になった力士

2016-05-29 00:00:00 | スポーツ・芸能・文芸

稀勢の里の綱取りで、優勝なしで横綱になった力士を調べている人がいた。それは以下の3人。ただし優勝制度発足以降。

第30代横綱 西ノ海 嘉治郎(三代目)
第38代横綱 照國 萬蔵
第60代横綱 双羽黒 光司

記録が不明な初代から3代横綱を除けば、優勝(大阪場所の優勝含む)又は優勝相当がなかった横綱は双羽黒だけ。上のどの力士も甘い昇進で横綱としての成績は悪い。

2013年5月場所後に稀勢の里が優勝なしでも横綱昇進し得ると横審が異例の見解を出した。双羽黒廃業事件で反省したと思いきや、まさかこんな見解が出るとは全く思わなかった。日本人横綱欲しさがみえみえと一部で報じられた

稀勢の里は必ず優勝して横綱になり、昇進後も優勝してほしい。


人間対コンピューター将棋はもういい

2016-05-27 00:00:00 | 囲碁・将棋

第1期電王戦はポナンザが2連勝した。最後は約3時間近く残し、山崎隆之叡王を圧倒。強さが光った。もう成績的に羽生善治名人や渡辺明竜王でも勝ち越すのは難しく、数年後には人間は全く勝てなくなるかもしれない。人によっては羽生善治名人とコンピューター将棋の対局を見たいという人もいるかもしれないが、私はもういいと思っている。

成績的にコンピューター将棋が既に人間より強い事は十分証明された。これ以上やってもコンピューターが勝ち続けるだけだろう。将棋連盟にとって羽生善治名人らの敗北は悪影響が大きすぎるので避けたいと思うに違いないし、それでいいと思う。何も大きな不利益を受けてまで対局をやってほしいと思わない。それにコンピューターとの対局は事前に多く戦ってバグをつくような対戦になるだろうし、羽生や渡辺明のような優秀な頭脳をそのような事に長期使うのは損失ではないか。

だから、私は人間対コンピューター将棋の公式戦はもういいと思っている。これからはコンピューターが升田幸三のように斬新で魅力的な指し手を創造できるようになってほしいと思っている。将棋の実力は単に相手に勝つ事だけではない。升田幸三のように時代を何十年も先取りするような斬新で魅力的な指し手を作りだせる能力も実力だ。私はまだその点で人間はコンピューターより優れていると思う。

人間もまだまだがんばってほしい。


上野俊彦(Toshihiko Ueno)上智大が論文盗用、削除、処分!

2016-05-26 21:30:00 | 社会

上野俊彦Toshihiko Ueno経歴1経歴2不正公表時と現在62歳政治学、地域研究twitter)上智大学外国語学部ロシア語学科教授が論文を盗用し削除された。処分は確認できない。(解雇以下で処分された。2016.6.1追記)

盗用論文と削除公告写し

上野俊彦 「ウクライナ政変の背景」 上智ヨーロッパ研究 第7号、p3-21、2014

盗用と削除公表日 2015年12月14日
盗用の態様 他の研究者の論文から複数盗用。詳細不明。 (2016年6月1日追記)
発覚の経緯 外部告発。 (2016年6月1日追記)
不正の原因、動機 不明。 (2016年6月1日追記)

上野俊彦の講演

この事件はほとんど情報が公開されなかった。調査や処分が行われたか不明。上智大学は自分たちの紀要で自校の教員の盗用を公告したのだから、事件を知らないはずがない。必ず調査、処分をしなければならない。西川和男の盗用等も同様だったが、なぜ調査や処分を行わないのか。

自校の発行紀要で自校教員が不正を行ったのに調査、処分を行わないのは不適切。紀要のため文系ばかりこのような事を目にする。

改善と再発防止を期待する。

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(2016.6.1追記)

朝日新聞写し1写し2関連1関連2)で報道された。この報道で学内調査と解雇以下の処分があった事、文科省に報告された事が判明。リンク先の朝日新聞によると上智大学は解雇以下の処分は明らかにしないという。これは大学や不正行為者の名誉のためだろう。それはわかるが、厳重注意や戒告等の不当に甘い処分だった場合に、不当さを隠す事になるのでまずい。また、研究機関は解雇以下の処分でも公開する事が多く、上智大学の対応はそれに外れている。

改善を期待する。

なお、上野俊彦は声優の上坂すみれ関連)の恩師らしい(関連1関連2関連3関連4)。学生らしい人の反応

日経(オリジナルは共同

--
(2016.7.14追記)

文科省の公表写し)によると、上野俊彦は他に自己盗用も行った。また、2015年12月17日から2017年3月31日まで上野俊彦が所属する上智大学内の研究所の所員資格を停止。


道中隆(Ryu Michinaka)関西国際大の不適切な論文が削除

2016-05-26 19:31:52 | 社会

道中隆Ryu Michinaka経歴、現在約64歳、社会保障論・公的扶助論)関西国際大学教育学部教育福祉学科教授不適切な論文が削除された。不適切論文の掲載時に道中隆は追手門学院大学社会学部非常勤講師、厚生労働省社会保障審議会委員。処分は確認できない。

不適切な論文と削除公告写し

道中隆 

保護受給母子世帯における社会的不利益の世代間継承
─貧困の固定化と世代的連鎖に関する実証的分析─

追手門学院大学社会学部紀要 第7号、p73-94、2013年3月30日

(以下、重複論文)

不適切論文は道中隆単著。目次のPDFを見ても単著と確認できる。

画像1  追手門学院大学社会学部紀要 第7号、p73-94、2013年3月30日より

さて、削除理由は掲載するのが不適切としか言及されなかった。なぜ不適切なのか。削除される場合はどういうケースが多いか考えれば想像がつくかもしれないが、以下の論文(以下、原論文)と比較して考察する。

駒村康平、道中隆、丸山桂
被保護母子世帯における貧困の世代間連鎖と生活上の問題
三田学会雑誌 103巻 4号 (2011年1月

原論文は共著

画像2-1、原論文より

画像2-2 重複論文より

画像3-1 原論文より

画像3-2 重複論文より

画像4-1 原論文より

画像4-2 重複論文より

画像5-1 原論文より

画像5-2 重複論文より

画像6-1 原論文より

画像6-2 重複論文より

上で示したのは一例だが、原論文と重複論文は図表が多く重複している事がわかる。零を示さないが文章も多く重複している。

重複論文の参考文献をみると

道中隆 (2010) 「被保護母子世帯の貧困の世代間連鎖の分析」『低所得世帯の実証分析』
慶應義塾経済学会、平成22年厚生労働省科学研究報告書

(以下、他論文)

という文献はあがっているが、原論文は参考文献にあがっていない

原論文を掲載した三田学会雑誌の投稿規定によると

--

6.本誌に掲載された原稿の著作権は慶應義塾経済学会に帰属し、その原稿は刊行1年後に電子化公開される。

7.掲載された原稿を著者が著書その他の媒体に邦文で転載する際には、慶應義塾経済学会の許可が必要である。英文その他外国語での転載については、査読を経た原稿は慶應義塾経済学会の許可が必要であり、査読を経ていない原稿については転載を妨げない。

--

上で指摘した重複論文の画像や文章は原論文に掲載されたから、転載には慶應義塾学会の許可が必要で、無許可又は不適切な転載方法だと著作権侵害。重複論文には参考文献として原論文が記載されておらず、許可を得た旨の記載もない・・・。一般に著作権譲渡された原論文を転載する場合は、どのような方法が適切だろうか。

道中隆はオリジナルが他論文だったから、これを参考文献にあげたのかもしれない。

また、他論文は重複論文の参考文献によると道中隆の単著と記載。仮に他論文と原論文の内容が一部で重なるとしても、一方は単著、他方は共著というのは矛盾する。どちらが正しいのか。

原論文の1ページの脚注をみると『本研究は平成22年度厚生労働科学研究費補助金政策科学推進研究事業「低所得者,生活困窮者の実態把握及び支援策の在り方に対する調査研究」(主任研究者:駒村康平)の一環として行われた研究成果である。』と言及され、他論文も平成22年厚生労働省科学研究報告書だから、同じ研究成果に基づくのだろう。それの主任研究者が駒村康平という事は、原論文も他論文も単著でなく共著の可能性が高い

原論文と重複論文を比べると大部分の図表や分析結果、文章が重複している。主要な分析結果は全部同じ。原論文は共著で道中隆は第二著者なのに重複論文を単著で発表するのはゴーストオーサーシップの疑いだけでなく非常にまずい問題がある可能性がある。

これは別件であるが、滋賀医科大学の瀧川薫指導学生の修士論文をほぼ流用して単著発表し、論文の盗用と認定され懲戒解雇になった。本来は共同研究だから学生を筆頭著者にして共著で発表していれば何の問題もなかった。共同研究の成果は必ず共著で発表しなければならず、単著発表してはいけない。これは常識である。守らないと瀧川薫のように懲戒解雇される事がある。

道中隆の重複論文の著者記載や参考文献中の他論文の著者記載をみると共著を単著で記載しているが、まさか適切な参考文献の記載方法を知らなかったり共同研究の成果を単著発表してもいいと誤解してるのか。

道中隆経歴をみるとアカポスのキャリアを進んできた感じではないが博士だし、仮にも教授。まさか上のような事はないだろう。特段の事情がない限り、共著を参考文献に書くときは例えば「東京太郎、他」等と書くのは常識だ。共同研究の成果を単著で発表してはいけないのも常識。これはたとえ学生でも知らなかったでは済まない。

なぜこんな事が起きたのだろう。処分はなかったわけだが、適切な対応を期待したい。


ドラクエのザオラルの成功率は2分の1か?

2016-05-26 00:00:00 | スポーツ・芸能・文芸

ドラクエのザオラルの成功率は2分の1とされている。実際にやってみると、7回連続で失敗した事もあり、本当にに2分の1か疑問に思った事がある。7回連続で失敗する確率は単純計算すると128分の1だから、まず起きない。まず起きない事が起きたら、確率が2分の1という仮定が間違っていると結論すべきだというのを統計的検定で学ぶ事がある。

ザオラルの成功率は2分の1ではないのか。

検証動画をみるとたくさん使うと成功率約2分の1というのは確かだ。でも現実に7回連続失敗、10回連続失敗という事がある。という事は・・・?

もう分かったでしょう。ザオラルの成功率は2分の1で一定でないという事だ。数学の問題でよく出るコインを投げた時の表裏の出方が同様に確からしく、2分の1の確率というのとは違う。同様にいえば「ザオラルの成功と失敗は同様に確からしくない。」という事だ。

ザオラルの成功率は野球の打率と似たようなもの。打率3割といっても、どんな打者も均等に3割でヒットを打つわけでなく、全くヒットがでない時もあれば固め打ちの時もあり、トータルで打率3割という事だ。

ザオラルも同様で全然成功しない時もあれば、よく成功する時もあり、たくさん使うとトータルで成功率約2分の1という事

ザオラルの成功率がどのような条件で決まっているのか不明だが、一部のドラクエで上のような状態なのは間違いない。今後のドラクエで成功と失敗が同様に確からしいようになる事はあるかもしれない。

以上、疑問に思った方へ。


多賀直恒(Naotsune Taga)至誠館大学が論文不正、削除、厳重注意

2016-05-25 01:00:00 | 社会

多賀直恒Naotsune Taga経歴1経歴2、不正公表時約78歳、現在約79歳、建築学等、その他至誠館大学建築システム専攻教授名古屋大学名誉教授関連)、元九州大学教授文献の不適切な方法による引用と改ざんが否定できない事で論文が削除された。これにより多賀直恒は厳重注意を受け、至誠館大学研究紀要への投稿が1年間不受理となった。

不正論文と削除公告写し) - トップ.

多賀直恒 「失われる地域の伝統文化と日本人の意識を探る : 都市の変容と地方消滅からの回帰
至誠館大学研究紀要 1、pp.13 - 28 , 2015-03

不正と処分公表日 2015年12月28日頃(削除公告の電子ファイルの作成日付)
不正の態様 詳細不明。
発覚の経緯 不明。
不正の原因、動機 不明。

不適切な方法による引用は自己盗用又は盗用。公告では引用元が何か言及されなかったのでどちらか不明。再発防止策で新聞記事の引用について言及されたので、もしそれからの引用だったとすると・・・。至誠館大学はきちんと調査する必要がある。もしそうなら厳重注意は甘すぎる。

多賀直恒の専門は建築学や社会・安全システム科学らしいが、論文のタイトルをみると文系的な感じがする。不正論文の分野は中身を確認してみないとわからない。もし人文系の論文なら改ざんは珍しい。削除公告では「文献の引用方法が不適切であり、文献の改ざんの可能性も否定しきれない」と言及されたので、引用した文献を改ざんしたのか。公式には改ざんの可能性だが、引用した文献を書き替えたなら、それは通常故意に行わないと無理だから、それは可能性ではなくて・・・。至誠館大学はこの点もきちんと調査する必要がある。

削除公告は詳細でなく曖昧な表現だ。至誠館大学は必ず十分かつ厳正な調査を行って、もし盗用や改ざんがあれば相当の処分をする必要がある。


虹を渡って

2016-05-25 00:00:00 | 合唱・音楽

虹を渡って (作詞・作曲 山崎朋子)

2010年に教育芸術社から発表された混声三部合唱曲。音楽之友社の「新・中学生のクラス合唱曲集/地球星歌~笑顔のために~」(初版日 2010年4月10日)にも掲載。どちらが先か不明。

「今 心の中に 降る雨も 明日には やむだろう

涙は いつか 笑顔にかわる
笑顔はまた 涙を呼ぶ
人はそうして 生きていくんだ 出会いと別れ くり返して…」

(中略)

強い 想いは 必ず かなう日がくるから
その時まで 歩き続けていく 未来を信じて

未来へ続く 七色の虹を渡ろう」(歌詞より

いい詞だな~。なかなか良い曲だ。


西中一幸(Kazuyuki Nishinaka)元立命館大が不正で論文2報撤回!

2016-05-24 22:15:00 | 社会

西中一幸(Kazuyuki Nishinaka)元立命館大学先端総合学術研究科の論文2報に不正があり撤回された。論文のタイトルを見る限り、専門は教育学。

(1)不正と撤回公告写し

西中一幸 「養護学校の義務制をめぐる諸問題の考察—1979年小中養護学校に関する政令施行後の動きに焦点をあてて」 Core Ethics  vol.8, pp.305-315, 2012年

撤回理由 「先行研究の記述と酷似する箇所が複数存在し、研究倫理上の問題ある」(撤回公告より)
撤回公告日 2014年6月6日

(2)不正と撤回公告写し

西中一幸 「特殊教育から特別支援教育への変遷」 立命館人間科学研究 28, 99-113, 2013-10

撤回理由 著作権侵害表現が多数あった。

2報ともオリジナル文献を不適切に使用した事が撤回理由。オリジナル文献の著者が西中一幸ならば自己盗用、他者なら盗用。このあたりが明確に公告されていないので、どちらか不明。

本件で立命館大からの処分公表を確認できない。立命館大は自分たちの出版物に不正があったのだから、これを認知していないはずがなく、きちんと調査と処分を行わないのは不適切。


大藤剛 元慶応大が論文盗用、削除

2016-05-24 22:00:00 | 社会

大藤剛 元慶應義塾大学大学院法学研究科後期博士課程院生が論文を盗用し削除された。処分と現所属不明。論文タイトルを見る限り専門は民法。

盗用論文と削除公告写し) - 盗用と削除公告は「法學政治學論究、15号、1992年12月」に掲載。

大藤剛 「消滅時効における援用権者の範囲 - 中断の相対効との関連において」
法學政治學論究 第7号、p241、1990年12月

 

 


貞森裕、八木孝仁、藤原俊義 岡山大が論文多重投稿、虚偽記載で処分!

2016-05-24 00:00:05 | 社会

貞森裕Hiroshi Sadamori経歴、処分時約49歳、消化器外科、肝胆膵外科)元岡山大学大学院医歯薬学総合研究科准教授、福山市民病院診療次長・科長が多重投稿と虚偽記載で停職10日、共著者で管理責任者だった八木孝仁Takahito Yagi経歴、処分時約55歳、肝胆膵外科)岡山大学大学院医歯薬学総合研究科教授と藤原俊義Toshiyoshi Fujiwara経歴、処分時約53歳、消化器外科)岡山大学大学院医歯薬学総合研究科教授(主任教授)が訓告

調査結果によると論文5報を重複投稿、うち1報で倫理委員会の承認を受けたと虚偽記載した貞森裕実行者八木孝仁藤原俊義管理責任

処分日 2014年3月19日
調査結果及び処分公表日 2014年3月20日
調査委員会の設置日 2013年8月22日
不正の態様 調査結果参照
発覚の経緯 2013年4月までに3つの海外学術誌から貞森裕への警告があった。
不正の動機、原因 「立場と責任感から論文を出したかったが、日常診療が忙しく、新たな論文を執筆する時間がなかった」(山陽新聞 2014年3月20日)、論文数水増し(許南浩 岡山大学理事・副学長の会見での説明、RNC newsの放送で確認)

岡山大学の公表 - トップ写し)、調査結果及び処分公表写し)、山陽新聞写し関連-写し)、RNC news写し)。

重複論文の一つ

貞森裕八木孝仁、他 (藤原俊義は最終著者)
"肝細胞癌に対する肝切除359例における胆汁漏危険因子の解析"
日本臨床外科学会雑誌 72(11), 2767-2775, 2011

この論文は先行論文だったためか撤回されなかった。貞森裕は岡山大学を辞職して、現在福山市民病院で勤務。これは左遷か。

再発防止に努めてほしい。


稀勢の里はがんばって横綱になってくれ

2016-05-24 00:00:00 | スポーツ・芸能・文芸

稀勢の里は2場所連続で13勝2敗の準優勝で、7月場所が綱取りになるという。条件は優勝。私は稀勢の里は横綱として活躍できる実力がなく、横綱になっても辛いと思うものの、どんな力士も横綱になりたいと思うだろうから、このチャンスをぜひ活かしてほしいと思う。できれば横綱になっても活躍してほしい。それでこそ横綱だから。