世界変動展望

私の日々思うことを書いたブログです。

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谷風の63連勝は参考記録?

2010-11-30 00:00:00 | スポーツ・芸能・文芸
九州場所は白鵬の連勝記録に注目が集まり、谷風や双葉山の連勝記録が報じられた。その中でNHKの大相撲放送や一部のスポーツ新聞を見ると、谷風の63連勝は参考記録と報じていた。

しかし、谷風の63連勝は参考記録ではなく、正式な記録として日本相撲協会に認められていると思っていた。参考記録なのは、江戸、大阪、京都本場所を含めた98連勝の方だろう。

NHK等がいいたいのは、谷風の63連勝は引き分け・預・無勝負・休みをはさんだ連勝記録だから、昭和以降の純粋に勝ち星だけ続く連勝記録とは違うということだろう。そういう意味で谷風の63連勝は参考記録だ。確かに、引き分け等で勝ちは途絶えるのだから、谷風の連勝は真の連勝記録とはいえないかもしれない。

しかし、谷風の63連勝はそれでもすごい記録だと思う。なぜなら、引き分け等を含んでも連勝をカウントした時代は約140年あったが、それでも50連勝以上したのは、谷風、初代梅ヶ谷、太刀山の3人にすぎない。

双葉山や白鵬の連勝記録の方が大正以前の連勝記録より価値が高いことは確かだが、谷風や太刀山らの連勝記録がすごいことは疑いない。

白鵬、5場所連続優勝! - 平成22年大相撲九州場所

2010-11-29 00:00:00 | スポーツ・芸能・文芸
平成22年大相撲九州場所は白鵬が優勝決定戦で勝ち、5場所連続17回目の優勝を決めた。5場所連続優勝は白鵬自身初。今場所は連勝を63でとめられたが、14勝1敗という見事な成績で締めくくった。横綱勝率9割を超え、昨年自身が達成した年間86勝の記録にも並び、ゆるぎない第一人者の地位を確立している。

横綱勝率9割超は大正時代の横綱栃木山以来で、現代の相撲では驚異的な勝率といっていいだろう。白鵬は双葉山を敬愛しているらしいが、現実の強さはすでに双葉山を超えている。双葉山の時代に今ほど身体が大きく、力の強い力士は多くない。

後の世の人たちはひょっとしたら、平成時代の白鵬を無敵横綱と呼ぶかもしれない。谷風、雷電、太刀山など、過去に無敵とよばれた力士は存在するが、みな今の白鵬ほどの強さではなかっただろう。

これからどれほど記録を伸ばし続けるのか期待している。

確信犯は悪いことだ

2010-11-28 00:00:00 | Weblog
確信犯の意味は誤用の方で使われることが多い。確信犯とは

1 道徳的、宗教的または政治的信念に基づき、本人が悪いことでないと確信してなされる犯罪。

2 《1から転じて》悪いことだとわかっていながら行われた犯罪や行為。また、その行為を行った人。

[補説]「時間を聞きちがえて遅れたと言っているが、あれは―だよね」などのように、犯罪というほど重大な行為でない場合にも用いる。2の意はもともと誤用とされていたが、平成14年(2002)に行われた文化庁の世論調査で50パーセント以上の人が1ではなく2の意で用いると回答した。

デジタル大辞泉より

2は本来確信犯ではなく故意犯という。1は具体的には、少し前龍馬伝でやっていた武市半平太や尖閣漁船衝突映像流出犯が確信犯だ。

武市半平太は土佐勤王党の首領で、日本の将来のためには土佐藩が尊皇攘夷運動をしなければならないとし、それに反対する土佐藩の参政吉田東洋を天誅として暗殺した。映像流出犯も自らの行動を正しいと考えて、映像を流出させた。

もちろん、確信犯は正しいことではなく、許されるべきではない。たとえ良いことが目的でも、悪いことをしていいわけがないからだ。映像流出犯は一部で英雄視されているが、それは誤りである。政府や海上保安庁など、映像を流出させて大きな迷惑を被っている人はたくさんいるのだ。そんなことをしてまで映像を流出させる権利はない。

確信犯は悪いことである。

まだまだわからない - 第23期竜王戦第4局

2010-11-27 00:00:00 | 囲碁・将棋
第23期竜王戦第4局は難解な展開となり、羽生が勝ち、2勝2敗とした。まだまだわからない。終盤は渡辺が優勢だと思っていたし、中継Blogでも控え室は渡辺勝勢という記述があったが、プロでもわからないほど本局は難解だった。

第5局も楽しみにしている。

紛争解決のための和解の重要性

2010-11-26 00:00:00 | 社会
和解とは互譲によって紛争を解決することである。ほとんどの民事紛争は和解で解決する。東京地裁では民事訴訟の90%以上が和解で終了している。

和解は重要で、道理に適わなくても、これをしないとかえって悪くなることが多い。例えば、建物明渡請求訴訟で、大家の方が自分の権利を証明でき、勝訴できるとしても、ある程度相手に立ち退き料を払って出て行ってもらうということがある。

これは道理に合わないと思う人が多いだろう。悪いのは相手なのに、なぜ大家がお金を払って出て行かせなければならないのだろうと思うだろう。しかし、強制立ち退きの執行費用を考えると、その方が得なのである。

勝訴すれば一方的に相手を追い出せるし、立ち退きの強制執行費用は相手負担となる。しかし、違法に住居に居座り続ける人はお金を持っておらず、結局費用は大家が負担することになるのだ。そのため、道理に合わなくてもお金を払って立ち退いてもらうことが多い。

この例に限らず、紛争はある程度相手の満足を満たし、任意の協力を得て解決した方がお互い不利益が少なく済むことがほとんどである。一方的に自分の利益だけを満たそうとすると、当然相手は任意に協力しないし、かえって反発や憎しみを生み、新たな不利益を作ることが多い。

だから、和解は重要なのだ。

考え方が未熟な人や真面目な人は、こういう考えがわからないであろうが、現実はそういうものであるし、大きな不利益を被らないために、折れるのが普通なのだ。

最近は尖閣諸島漁船衝突事故の映像非公開等に対する政府への批判が高まっているが、確かに政府の対応は道理に反している。悪いのは中国の漁船で、映像は公開すべきだが、外交は道理を通すだけではうまくいかない。時には国益のため道理に合わない対応も必要であろう。

法に拘束される私人間の紛争でさえ和解で終わることが多いのに、まして法に拘束されない国どうしの交流は、なおさら道理よりも国益を優先させる性質が強くなるだろう。もっとも、この事件は国際法に拘束されるのかもしれないが。

ゆえに、私はそういう事をきちんと説明してくれれば、今回の事件に対する政府の対応は理解を示してもよい。