第60期王位戦第7局は今日が2日目。木村一基九段にぜひ王位を獲得してもらいたい。これまでタイトルを獲得しておかしくないと言われ、何度も挑戦に失敗してきたが、今度こそタイトルを獲得してほしい。
研究機関はよく研究不正を隠蔽する。しかし、隠蔽しても不正行為者が不正をやった事実は変わらない。隠蔽しても黒が白になったわけではない。そんな非常に悪質なやつと共同研究したり公的研究費の申請をやらなければならないのはたまったものではない。嘘の研究成果で周りは大迷惑を被るし、自分の責任逃れのために意図的に嘘を書いてメガコレクションを出す事を平気でやられるとたまったものではない。隠蔽しても周りが大迷惑する。そういう極めて悪質なやつは排除しなければならない。研究機関はよく隠蔽するけど、そんな非常に悪質なやつと仕事やって何がいいんですかね。大きな不利益しかないと思う。給料だって無駄銭払ってるだけだしね。
ここ2年はネットで大騒ぎされるような研究不正はないような気がする。かつてはコピペ捏造がよく摘発されていたけど、日本のものはめっきり少なくなったように思う。ネカトハンターの摘発で少なくなったのかもしれない。研究不正が少なくなったのならいい事だ。私は研究不正の独自調査をやってネットで公表する事をやらない。記事はできれば研究公正に役立ってほしいと思う。
最近はOrdinary_researchers氏や匿名A氏といった優秀なスターネカトハンターが活動していないし、PubPeerを見ても日本の研究不正は余りない。きちんと通報しても東京大学医学系や大阪大学などの対応をみるとやる気無くすのかもね。そういえば数年前に比べると、日本の論文の撤回公告も盗用とか二重投稿の言及を避けたようなものが多くなったのかもしれない。数年前までは、端的に盗用などを言及する日本の撤回公告を見たけど、最近はほとんど見ない。ネットで記録が残るのを恐れているのか。
研究不正の公表も氏名公表が原則なのに非公開にしている事も多く、最近の東北学院大の公表なんて捏造とか盗用などの種類さえ明らかにしなかった。
私もブログでは実名でなくイニシャルに変更した。他の研究不正の言論者の対応にあわせて変更したんだけど、ソースを紹介する必要性から、ほとんど氏名秘匿は意味ないような扱いしかできない。新聞などは実名を扱っている事もあるし、疑義段階でも実名、写真を扱ってる事もあるので、どこまで扱うのかは難しい。
主にコピペ捏造の摘発を長く続けてきたが、これほど騒がれても最近のネイチャーのコピペ捏造を見ても、同じような事を続ける人は続けるんだよね。いいかげんな査読で論文掲載して、捏造がばれそうになるとメガコレクションで隠蔽するとか、同じような事が何度も繰り返されている。大学でなく第三者調査機関を作った方がいいとか拘束力があって実効性のある規則を作った方がいいとか、何度も同じ事を主張したが実現せず、改善が見られないのは悲しいことだ。
最近は日本の研究不正が海外でも言及されるようになってきているかもしれない。日本の研究不正の問題を英語で紹介していくと役に立つかなー。日本の問題点は前に述べた。リンク先は6年以上前の記事だけど、何も改善してないじゃん。
研究公正の改善のためには、第三者調査機関の創設と実効性のある規則の作製が急務かつ必要不可欠だ。
今までの研究機関の対応を見ていると、できため極まりない事が多い。平成ネカト事件の記事で述べた事件など、研究機関がでたらめにやろうとする場合にそれを止められないのは第三者調査機関や実効性のある規則がない事が大きい。
前からずっと主張している事だが、日本学術会議に第三者調査機関を作ったり実効性のある規則を迅速に作らなければならない。
日本金属学会元会長らが東北大学のI元総長の論文不正に対して再点検の要請を東北大監事に提出したという。この事件は長い。
研究機関のやる気がないと不公正な結果にしかならないので、日本学術会議に第三者機関を作って調査した方がいいと思う。
ずっと前から主張している事だが。
大阪大学は研究不正の調査をやれよ。K阪大教授は疑義を通知して意見を聞いたが無視した。放置するつもりのようだ。
大手前大学が研究不正なしの公表を行った。匿名通報に対して調査で不正なしとし、その旨を匿名の通報者にも伝え、ネットで公表。これは珍しい。
大手前大学と見て、この件は何か気になっていた。何か以前に研究不正の疑義で扱った事がある事例だなーと。少し調べて思い出した。
ひょっとすると前にツイッターで通報者に助言した二重投稿の件かも(写し)。
大学がどういう事案か詳細を公表しないのでわからないけど、わざわざ匿名通報に対して不正なしの回答と公表をするなんて非常に珍しい。なんかいろいろ考える事はあるけど、やめておこう。