世界変動展望

私の日々思うことを書いたブログです。

表現力を身につける

2007-09-30 00:37:51 | Weblog
 今日で9月も終わりだが、随分と秋が深まった気がする。1ヶ月前はとても暑かったが、もはや肌寒い。何のとかの秋とかよく言うが、何をするにも適した季節だ。
 最近文章を書くが、簡潔かつ的確に書くのは難しい。いいたい事はわかっているのだが、冗長だったり本質を得ていない書き方になってしまう。簡潔・的確な文章を書くには、何よりも表現したいことの本質を理解することが重要だ。それを書くことによって文章が簡潔で的確な表現になる。物事は本質を尽くせばわずかな分量で的確に表現できるものである。今身につけたい表現力とはそうしたものだ。

中原誠永世十段1300勝達成!

2007-09-29 00:41:17 | 囲碁・将棋
 中原誠永世十段・名誉王座が、9月27日に行われた王位戦(対 佐藤紳哉六段戦)に勝ち、公式戦通算1300勝を達成した。1300勝は大山康晴十五世名人に続き史上二人目。勝数も大山に続き2位である。順位戦こそフリークラスだが、60歳になっても竜王戦1組に所属し、今期も挑戦者決定リーグ入りした。1300勝によせて中原は今後はタイトル挑戦や棋戦優勝を目指すと抱負を意気込みを語った。今後もどこまで記録を伸ばすか注目したい。

福田新内閣の行方

2007-09-28 00:05:16 | 政治・行政
 福田内閣の支持率は50%強であったが、不支持も根強い。年金問題で自民党が失った信頼は大きいといえよう。首相の適正についても「他に適任者がいない」というのが一番多く、「首相を信頼する」は少なかった。
 背水の陣表明でスタートした内閣だがはたしてうまくいくだろうか。当面は自衛隊の給油活動に焦点があるだろうが、その政策も含めて今後の新内閣の働きを国民はじっと見ている。

深浦新王位誕生

2007-09-27 00:10:39 | 囲碁・将棋
 26日陣屋で行われた王位戦7局は深浦八段が羽生王位を降して王位を奪取した。深浦は初の王位獲得かつ、初タイトル獲得である。おめでとう。どんな棋士にも初タイトル獲得は嬉しいものだ。来期防衛すれば朝日オープン優勝とあわせてタイトル3期獲得で九段に昇段するのでがんばってほしい。

阿部首相総辞職

2007-09-25 13:18:37 | 政治・行政
 阿部内閣が総辞職した。ちょうど365日の内閣であった。閣僚の失言や年金の不祥事で参議院選挙で大敗したが、辞職の最大の理由は体の不調だった。
 すぐさま福田内閣が誕生するが、初の親子首相の誕生だ。閣僚が刷新され、また支持率が上がるだろうが、失われた信頼を取り戻すことができるだろうか。個人的には鳩山法相の待遇が気になるところだが、今日中に新閣僚が明らかになるので注目している。

名作に才女が多い理由

2007-09-24 11:30:42 | Weblog
 世界の名作を読んでいると女性が主人公の場合、彼女が才女であることが少なくない。アン(赤毛のアン)、カトリ(牧場の少女カトリ)、セーラ(小公女)、ジュディ(私の足長おじさん)、ナン(第3若草物語)など知っている限りをあげるとこんなものである。
 いったいなぜなのかはよくわからないが、赤毛のアンに限っていえばおそらく作者の影響だろう。アンの少女時代は作者がモデルである。作者のモンゴメリは優秀な成績で大学の入学試験に合格し、主席卒業した。その影響があるのだと思う。赤毛のアン(Anne of Green Gables)ではアンはクィーン学院の入学試験にトップの成績で合格し、主席卒業を果たし大学への奨学金を得る。若草物語のオルコットも自分と家族をモデルとして作品を書いた。若草物語(Little wowen)の次女ジョセフィーヌはまさに作者自身である。
 上記にあげた作品の作者は全員女性である。おそらく全員才女であると思う。赤毛のアンや若草物語のように作者をモデルとしている場合はその影響で主人公も才女であるのだろう。

最後まで続けることが大切

2007-09-24 10:05:33 | Weblog
 ある目標を達成するために長く時間がかかる場合に、その目標を持ち続けるのは難しいことではないかと思った。一つのことを長く続けるのは難しいということだ。長い時間がたつうちに多くの人は考えが変わってしまう。それが通常なのかもしれない。最後までやり続けるしぶとさが目標達成には不可欠なのかもしれない。

中学生の学力低下危機

2007-09-23 17:26:39 | 政治・行政
 今の中学生の学力がどの程度なのかを調べるとずいぶんと下がっていることに驚いた。昔に比べると入試の試験点数という意味では随分下がっている。総点で50点程度は下がっているというのが実感だ。
 試験で点がとれることが社会発展に結びつくということではないが、あまりにも下がると悪影響があるのではという気がしないでもない。ただ、子供が勉強が好きだと答える率はわずかだが増加しているらしい。テストの点よりもそうした子供が増えることが重要かもしれない。
 最近はゆとり教育が見直されつつあり、授業時間数も増える方向だけれど現在の子供の学力を考えると概ね方向性は間違っていないと思う。

弁護士は積極的に事業拡大を

2007-09-23 02:42:16 | 社会
 今の博士研究者の就職難の問題と同じように司法試験合格者の就職難も今後は博士たちと同じ道をたどるのではないかと懸念している。博士研究者は90年代後半からの大学院重点化で飛躍的に数を伸ばした。しかし、少子化による大学教員数低下や民間企業の不採用で就職難がおき、ポスドクは高齢化している。博士研究員の就職難の一つの要因は社会からのニーズが十分でないのに、過剰な博士研究者を生み出したことだ。需要がなければ就職先がないのは当たり前のことだ。計画を考えた政治家や官僚はそこのところが大きな誤算だったに違いない。
 同じことが司法試験合格者についても言える。10年までに合格者を3000人に増やす計画をたてているけれど、その数が社会が求めるほどの法曹数なのかはよくわからない。以前にも触れたが、事件処理数を考えて検察官や裁判官は増やさないとパンクしてしまう。予算的には厳しいのかもしれないが、少なくとも検察官や裁判官を増やそうとする方向性は間違っていない。問題は弁護士の方だ。これから先は弁護士も積極的に事業拡大をやっていなかと生き残っていけないだろう。幸いなことに年がたつにつれて弁護士の扱う業務の種類も多様化しているように思う。従来の離婚や借金といった一般民事だけでなく、新しい分野に顧客獲得を目指していく必要性があるだろう。社会からのニーズをただ待っているのではなく、自分たちで開拓していかないと司法試験合格者数増加も博士研究者の就職難問題の二の舞となるだろう。

博士研究員は企業行きでいいのか?

2007-09-21 00:32:58 | 社会
 博士研究員の民間研究所への採用を増やす動きが活発になりつつある。企業向けの研究をアピールしたり、博士研究員に交渉、企画の能力を身につけさせる取り組みが行われている。
 もともと博士の研究員が民間研究所を志望したがらない理由は大学のように自由な研究ができないというのが一番の理由だと思う。企業では利潤に沿った研究しかできず、研究の方向性や手段も企業の意向にすべて制限されてしまうことが嫌だと思う博士研究員は多いだろう。確かにそうした人は企業の研究員に向いていない。仮に就職したにせよモチベーションが上がらないだろう。それでは、企業と博士研究者の両者にとってマイナスだ。厳しいかもしれないが、そうした人は大学や国立の研究所に勤めるのがいいだろう。国の財政難や少子化で就職枠はどんどん減っているし、これから先はもっと厳しくなるだろう。ポスドクの高齢化はそのことを象徴している。ただ、ポストが増えない以上はどうしよもない。優秀な人がその力を活かせないのは非常にもったいないことだ。しかし、優秀な人でも彼らが望まない環境で仕事をやっても企業と研究者双方にとって負の影響があるように思う。博士研究者の方が妥協して企業で働くなら話は別だが、博士研究者は自由な研究環境を求めるからこそ修士で就職せず博士へいったのだろう。妥協をどこまでがまんできるかわからない。人材が埋没してもったいないかもしれないが、それは仕方のないことだ。

道交法厳罰化は正しいか?

2007-09-20 00:31:31 | 社会
 改正道路交通法が施行された。酒酔い運転に同乗したものに適用される同乗罪や引き逃げの罰則強化などが行われた。近年の運転手に対する非難の影響で厳罰化が進んでいる。こうした問題で常に思うのは、厳罰化をすることが解決につながると安易に考えているところがおかしいということだ。悪質なドライバーは許せない、だから罰則を強化する。報道を見ていると感情論だけの議論が先行していて、それに世論が引きづられている気がしてならない。
 罰則を強化したからといって交通事故が減るかどうかはよくわからないし、加害者が立ち直るかどうか不明だ。危険運転致死傷罪ができてから、逆にひき逃げが多くなったという統計もある。だから今回ひき逃げを重くしたのかもしれないが、過去の失敗をきちんと反省して法定刑を決めているのだろうか。交通事故を減らし、加害者を更生させる。そこが本質的な問題のはずだ。罰則強化がそこにつながるかどうかはよくわからない。報道はそこをきちんと議論すべきだ。被害者の悲惨な感情や加害者の悪質性だけを強調して世論を厳罰化に向かわせたとしても、根本的な解決に向かわなければ意味がないことは言うまでもないことだ。