今日もがんばろう!
Some Things Never Change (From "Frozen 2"/Sing-Along)
いい歌やんねー。
FROZEN 2 "Elsa, Anna & Olaf Play Charades" Clip
アナとエルサが仲間と一緒にジェスチャーゲーム!映画『アナと雪の女王2』本編映像
アナのジェスチャーの答え
villain(悪人)
オラフのジェスチャーの答え
unicorn(ユニコーン)
ice cream (アイスクリーム)
castle (城)
Oaken(オーケン)
tea pot (ティーポット)
mouse (ねずみ)
Elsa (エルサ)
エルサのジェスチャーもあったと思うが動画を見つけられなかった。見つかったらアップするかも。
日本語版では全て答えが出ているが、ネットで”オーケン”だけわからなかった人がいた。日本語だと王家と聞こえるので王家だと思った人もいるらしいが、英語でも"オーケン"と言っているので王家ではありません。まあ、アナ雪でクリストフを店から放り投げた人の事ですね。アナ雪では作中で看板にしか名前が出てこなかったので知らなかったという人もいるのかも。
それにしてもアナのジェスチャーでオラフが"Hans"(ハンス)と言った事に対して、アナが"おしい!"というジェスチャー。
その後
エルサ ”Unredeemable monster” (救いようのない怪物みたいな人)
クリストフ ”Greatest mistake of your life” (人生最大の過ち)
オラフ "wouldn't even kiss you" (あなたとキスなんてしない)
※ここの部分は私の聞き取りによる。
ハンス王子はディズニーヴィランズで、さんざんやね。そういえばエルサが記憶を氷でよみがえらせるシーンでハンスの像をぶっ壊していた。
アナ雪は英語の勉強にもいいかも。
私はエルサが好きだな。
シュガーラッシュ オンライン 日本語
Vanellope Meets Disney Princess | Wreck-It Ralph 2: Ralph Breaks the Internet (2018) Animation HD
ラプンツェルがヴァネロペに対してプリンセスかどうかを確かめるため「じゃあ一番大事な質問」(Now for the million dollar question、[1])といって以下の質問をした。
英語だと
"Do people assume all your problems got solved because a big strong man show up ?"
と言っている。
それに対して
ヴァネロペ "Yes, what is up with that ?" (そうよ、それってどういうわけなの?)
プリンセス一堂 "She is a princess."(彼女はプリンセスよ!)
ディズニープリンセスは童話のお姫様なので古典的価値観の女性像。女性は嫁ぐ男性によって幸福が決まり、王子様のような社会的地位がありお金持ちでハンサムな男性が理想。英語では"prince charming"と表現され、これは理想の男性という意味で使われる事がある。女性は全て夫次第で人生が決まり、幸福は全て夫である男性のおかげという価値観は本当に古典的なものだ。
かつてはそうだったかもしれない。例えば淀殿は秀吉に嫁ぎ、最後は大坂夏の陣で豊臣家と運命をともにした。女性は嫁ぐ夫と一蓮托生で自分では何も人生を決められないし、何の幸福もつかめない時代は確かに存在した。
シンデレラ、白雪姫、眠れる森の美女、ラプンツェル、赤ずきん、ヘンデルとグレーテルといったグリム童話は19世紀にグリム兄弟によって編纂された童話集で、19世紀でも古典的価値観だったかもしれないが、童話が作られた時代はもっと古典的価値観だっただろう。
前に紹介したはいからさんにとっては全く賛同できない考えだろう。
映画『 劇場版 はいからさんが通る 前編』特報【HD】2017年11月11日(土)公開
前に美女と野獣を題材にして”アニソン3 - 女性は結婚しなければ幸せでないか?”という記事を紹介した事があった。ディズニープリンセスが出る物語は古典的価値観をもとに作られたものだから、女性は男性と結婚して幸せになるという価値観で作られているかもしれない。こういうものを放映するとフェミニストやその団体から批判が出ることがあるかもしれないが、古典的童話なんだし現代的な価値観と区別して作品の良さを評価した方がいいのではないかと思う。はいからさんみたいなモダンな価値観をもとに古典的価値観の童話を鑑賞してはつまらないのではないか。
別にいいじゃないの、「男の人がいなければ何にもできない女の子」だとみんなに思われてたってさ。
参考
[1]"million dollar question"とは直訳すれば"100万ドルの質問"だが、クイズなどで正解すれば100万ドルもらえるような難しい質問などの意味で使われる。吹き替えの方では”一番大事な質問”と訳された。
研究公正のための活動を続けて、研究不正の問題点や改善点の社会共有や再発防止に貢献してきた。ただ、私の活動だけでは限界があり、これまでもマスコミや他の方々のお力を借りてきた。
そのうち業績欄で書くかもしれないが、私の通報やブログの公表で記者会見が行われて不正行為の説明が行われたり、全国新聞の報道を通して文部科学大臣が公式声明を出した事もあるし、日本の研究公正の制度の改善につながった事もある。
しかし、これらはマスコミや他の方々の助力がなければできなかった事ではないかと思う。当たり前だが匿名ブログと全国新聞などのマスコミでは影響力や信用度が違う。徳島大学の博士取消しと捏造事件が最近の例。徳島大学が規則に違反して学位取消しと調査結果の公表を秘匿していた事に対して私の情報提供でマスコミが取材して徳島大学が記者会見を開いて学位取消しと捏造を公表した。調査結果の公表で指導教授が元院生に対して博士を質に求めるデータを提出する様に圧力をあけて望みの結果を捏造して提出させたという不当な指導があった事が判明した。元院生は学術研究のキャリアを絶たれた。さらにその後のSNSの調査で学長のギフトオーサーがあった事も判明した。もし私の情報提供がなければ、不当な指導で同様の不幸な学生が出る事を防げなかったかもしれないし、学長のギフトオーサーなどの問題も発覚しなかったかもしれない。
しかし、これらはマスコミが取材や報道をしなければ実現できなかっただろう。個人が大学の広報などに取材しても答えられないと言われて、何も情報が得られない。マスコミだと回答してなぜ個人の問い合わせに対応しないのかは不明だし不平等だと思うものの、マスコミの影響力と信用度は高いと実感する。
マスコミが報道すると改善点などの社会共有に役立つ。私がブログやツイッターなどで公表しても影響力は低い。日大教授の盗用等の事件は私の情報提供で全国新聞が報道した後に、SNSで多数の反応があり、不正行為者や不正論文の特定に繋がった。日大が規則に違反して非公表にした情報を明らかにできたので、規則違反の補完や改善点の社会共有などに貢献できた。
マスコミの助力がないと私の研究公正の活動は効果が低いままだ。マスコミには感謝している。
匿名だと教授などの肩書がない点も正直痛い。教授などの肩書があると影響力や信用力が違うと思う。
匿名の活動は限界がある。それなら私が新聞社に入ったり出版社を創業したり、研究公正のための法人を設立して出版するとか所属を明らかにすればいいんじゃないの?と思うかもしれないが、今の立場でないとできない事もある。マスコミが今の私のような活動は無理でしょう。研究公正の問題を扱わないのは、まあ、売れないからでしょう。
これもそのうち業績欄で紹介すると思うが、サイエンスが"科学史上最大"の研究不正事件といった研究不正事件である見立病院・弘前大学等事件は大事件なのにマスコミはほとんど報道しなかった。弘前大学は私のブログ記事を見て学長関係の調査を開始し、記者会見を開いて報道に至った。
弘前大学はその後S関係の論文を調査し、多数の捏造を公式認定した(関連)。これも33論文の不正を指摘した論文をもとに私が通報して弘前大学が調査したものだ。私の通報がなければ調査が行われず不正の公式認定や実態解明の一部が実現せず再発防止に役立ったなかったかもしれない。
見立病院・弘前大学等事件は国際的には大きく扱われていたが、日本国内ではほとんど扱われず、だいたい私の報道や通報の後に記者会見が開かれてマスコミが報道するという形だった。これはたぶんマスコミにとって見立病院・弘前大学等事件を報道しても社会の関心が低いと思ったからだろう。この事件は臨床にも大きな影響があったと思うので社会に伝える必要性は高いと思うが、なぜかあまり報道されなかった(関連1、2)。
これまでは貢献が本質であることや報復を恐れて私の存在は表に出さなかったが、これからは貢献を公表していくかもしれない。ひょっとするとそれを売り込むのも重要?私のような活動なしでは現在の研究公正はいくつか実現しなかったかもしれない。
今の活動は匿名でないとできないが、影響力、信用力を得るためにマスコミの力を借りる必要がある。でも、マスコミのような影響力、信用力をできれば得たいと思う事もある。
今後は貢献を売り込んでいって、できる限り評価を上げていく事も重要なのかも。
上嶋浩順(Hironobu Ueshima、遅れなしなら1979年頃生、経歴1、経歴2、麻酔科学)昭和大学病院講師(2018年頃)、大嶽浩司(Hiroshi Otake、1972年頃生、経歴、麻酔科学)昭和大学病院教授(2018年頃)の2論文が撤回された。どちらの論文でも上嶋浩順が筆頭・責任著者。論文としているが症例報告。
上嶋浩順は2020年6月11日の麻酔科学教室の記録ではメンバーに記載されていたのに、12日の記録では削除。大嶽浩司は2018年の記録では麻酔科学教室教授だったようだが現在は削除。カルー株式会社顧問として確認できるが、これは主たる勤務先ではないだろう。主たる現所属は不明。大嶽浩司は2019年6月頃まで昭和大学病院副院長だったようだが、現在は副院長、麻酔科学教授でない。また2019年6月12日頃にT-ICU取締役に就任したと報じられたのに、現在は同社の取締役に名前がない。
上嶋浩順、大嶽浩司ともに主たる現所属不明。捏造で解雇又は辞任したのかもしれないが詳細不明。
撤回論文
JA Clinical Reports 2016 2:34、
撤回公告、
JA Clinical Reports 2018 4:21
撤回公告、
--
The Editor-in-Chief has retracted this article [1]. Following an investigation, the Editor-in-Chief has been informed by the authors that the relevant patient files are missing; consequently, the Editor-in-Chief has concluded that the case report and its findings are unreliable as the information cannot be verified.
All authors agree to this retraction.
--
(撤回理由、撤回公告より)
調査の結果、研究に関連した患者情報が見当たらず、情報を確認できないので発見が信頼できない事が撤回理由。昭和大か日本麻酔科学会が研究不正を調査して基礎情報がなかった事が判明したので、捏造と言われても仕方ない状況なのだろう。
Google scholarによると上嶋浩順は約170報の発表文献があるようだ。まさかとは思うが、また大量捏造事件にならないとよい。リトラクションウォッチもこれに言及し、"so we’ll be closely watching for developments in this case."、"It might be working on another major case. "と述べ注目しているようだ。
たぶん昭和大学か日本麻酔科学会で上嶋浩順らの論文捏造を調査中で、その過程で出たのが今回の2論文の撤回なのだろう。大量捏造事件というと藤井善隆の世界記録捏造が有名。172報の論文が捏造、37報が捏造を否定できず、これは世界記録。
他にも共同研究者だった齋藤祐司(写し)の大量捏造、撤回もあった。藤井善隆や斎藤祐司は日本麻酔科学会を永久追放。齋藤祐司(写し)の撤回論文数は53報で世界6位。2位はドイツの麻酔科医ヨアヒム・ボルドで103報。1位の藤井善隆(写し)は183報なのでボルドと比較してもかなり多い。STAP細胞事件のチャールズ・バカンティ氏も麻酔科医。麻酔科医に捏造などの不正が多い理由は不明。
日本の場合は見立病院・弘前大学等事件の佐藤能啓と岩本潤がそれぞれ3位、4位で撤回論文数95報、73報。二人は医師。他に加藤茂明が40報で11位、森直樹が31報で17位で、日本人の高ランクインが目立つ。特に日本人医師の捏造や撤回が多い。研究不正大国といわれちゃってるだけある。
これでまた上嶋浩順らの事件が大量捏造、撤回事件になってしまったらまた信用を著しく失うのだろう。調査結果を見てみないとわからないが、また大量捏造、撤回事件にならないとよい。
上嶋浩順が筆頭・責任著者なのに教授の大嶽浩司まで離職というのは・・・。上司部下の悪質な不正というと岡川梓・伴金美事件(国立環境研・阪大)など他にもあり、大量訂正などで不正かつ悪質な隠蔽を行った事件もある。医学系、経済系などの不正は社会に甚大な損害を与える危険があり非常に悪質である。
私は前から第三者調査機関や拘束力のある規則の制定などを実現すべきだと主張している。迅速にやった方がよい。
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(2020年6月20日追記)
撤回論文(写し、本文献は症例報告)、
Hironobu Ueshima(責任著者), Hiroshi Otake、
Medicine: October 2018 - Volume 97 - Issue 40 - p e12746
撤回公告で"self-reported misconduct"と公表されたので、捏造、改ざんがあった。残念ながら本件は捏造、撤回論文がもっと他にもあるだろう。
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(2020年6月27日追記)
リトラクションウォッチによると撤回6報目。昭和大学が不正を調査中で近日結果公表。
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(2020年7月4日追記)
毎日新聞(本ブログの情報提供後に報道)、
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(2020年7月10日追記)
日本麻酔科学会が調査特別委員会設置を公表(2020年7月6日)。
大嶽浩司が日本麻酔科学会常務理事を辞任、一身上の都合が理由。
毎日新聞、
ランセットとNEJM(New England Journal of Medicine)に掲載されたコロナウイルス関係の2論文がデータの捏造、改ざんの疑いで撤回された。
ランセットとNEJMは医学系の超一流誌で影響は大きい。しかもコロナウイルス関係だからもっと影響は大きい。こういう論文で捏造、改ざんをするのは甚大な損害が出かねない。医学系は捏造、改ざんが多いが、コロナでもやっちまうんだなー。
医学や経済学などの実社会に対して大きな影響のある研究に対して不正があると甚大な損害が出かねず極めて悪質である。
医学系の前例だとディオバン事件や見立病院・弘前大学等事件。英国のアンドリュー・ウェイクフィールドのMMR混合ワクチンの捏造も有名。これらは実社会でも甚大な損害を出した事件で大きく報じられた。ただし、見立病院・弘前大学などの事件は日本であまり報じられなかった。
経済学の前例だとO(国立環境研究所)、B(大阪大学)の事件。社会に対して甚大な損害が出かねないのに削減率について故意に虚偽記載し、政策の定量評価が主旨なのに嘘の情報に基づいて全面的に変更し結論さえ書き替える大量訂正(写し)で不正行為を隠蔽したのは極めて悪質。Bはこんな事をすれば自分のキャリアや大阪大学名誉教授としての肩書を台無しにするとわかっていたと思うがOに巻き込まれた。自己保身のためにこのような事をするのは極めて悪質だし、主旨・結論が間違っていたのに論文を撤回していない点も悪質、大量訂正(写し)で他の論文等10報以上に主旨・結論の誤りが生じ撤回相当になっている点でも非常に悪影響が大きい。こういう点があった事が上の医学系の前例とは違う。O(国立環境研究所)、B(大阪大学)事件は研究公正や社会の悪影響を避けるために論文を必ず撤回しなければならない。不正を不正で隠蔽するのは特に悪質とされ、K事件とT事件ではそれが致命傷となり懲戒解雇となった。
今回のコロナの捏造、改ざんを見ても、このような研究不正は後を絶たない。動機は研究者、医者、企業の倫理意識の欠如、金銭、出世、名誉欲などが考えられるが、同じ事が何度も繰り返されるのは再発防止が機能していないという事かもしれない。
日本だと規則の無視や調査をきちんと行わないケースも多く、第三者機関や実効性のある規則の制定も必要だ。
今回の件はサージスフィア社という謎の企業の関与で不正が起きてしまったと疑われている。査読を通ってしまったが、PubPeerなどの指摘で早期に論文が撤回され被害の縮小につながった。ディオバン事件の時もノバルティス社が関与し、STAP事件の時もクラウド査読などで早期の論文撤回などに貢献した。今は匿名者を特定するための法案を作っているが、学術では匿名者の貢献が大きい事もあり、名誉棄損の指摘などを利用して言論弾圧やハラスメントをする動きが起きないか心配している。顕名通報をすると不当なハラスメントがよく起きる。
今回の件はコロナの大影響のために査読をはやく通ったという要因はあったかもしれないが、もともと学術誌の査読は研究不正を見抜く上でほとんど機能していない事は前例が何度も証明している。サージスフィア社のデータを使ったプレプリントの捏造も指摘され、今の医学系ではプレプリントでも参考にされるため捏造を防ぐ事が難しいという考えもあるかもしれない。私は有力雑誌でも何度も捏造論文を出したし、悪質な大量訂正(写し)を出すのだから、今の査読は捏造等を防ぐために機能していないと思う。
一方査読付き論文で発表する前は捏造、改ざんは問題にならない等と明言する某有名教授もいるが、こういう主張は論外であり、キャリアや実績が十分ある者でも極めて初歩的なレベルから研究倫理をわかっていない事があり注意が必要だ。こんなレベルで学生を指導していたら悪影響が大きい。
サージスフィア社は元データの提供を拒んでいるという。こういうケースは捏造と言われても仕方ない。日本でもコロナウイルス関係でテレビによく出ている岡田晴恵は筆頭著者の論文について捏造等を疑われ、生データ等の提出を拒否し現在も沈黙を続けている。生データの提出などがない事に対して元感染研所長は捏造や改ざんがあったと判断せざるを得ないと言及した。
思えばO(国立環境研究所)、B(大阪大学)の事件も同様だ。捏造、改ざんを疑われたら生データ等を出して研究の正当性を弁明するのが基本で、それを行えば済む。しかし、OとBは故意に嘘を記載して削減率を変更し、嘘の情報に基づいた分析結果に全面的に変更し、結論、主旨さえ変更した。全面的に誤り、主旨や結論さえ誤っていた場合は必ず撤回だが、出版倫理が欠如していたため大量訂正(写し)が行われた。
通常は論文の結論や全面的な誤りがあれば必ず撤回になるので、ほとんどの研究者は何が何でも避けようとするが、OとBは上のような懲戒解雇になってもおかしくない大きな不正行為をやってまで全分析結果と結論・主旨の誤りを公表した。しかも他の論文等10報以上も全分析結果、結論・主旨の誤りが発生し撤回相当になる甚大な悪影響が生じるものだ。生データやシミュレーションの設定を示して論文の正当性を示せば、こんな非常に悪質な大量訂正(写し)をする必要はなかったのに甚大な損害を出してでも大量訂正を行ったのは余りに不自然すぎる。
こういうのは生データやシミュレーションの設定を見せられなかったと強く示唆するものである。
コロナ関係の論文撤回は大事件に発展するだろう。他にも同様に非常に悪質な事件があるので、そちらも迅速かつ公正な調査が必要である。
「ネカトを刑法犯とする」という白楽ロックビル先生の文献で研究不正を刑事罰化する世界の新しい動向が紹介された。Research Ethicsの"Should research misconduct be criminalized ?"も紹介された。
研究不正を刑事罰化する事は白楽先生が前に提言された。日本だとディオバン事件の時に特捜が捜査して刑事事件化したのが捏造、改ざんについては唯一の事件だったと思う。今のところ無罪になっているが、特殊な捜査で改ざんの実行者をS氏と断定できた点は任意調査で実現できなかった事だし、裁判をみると通常の調査では明らかにならないと思うような事実も証言され、刑事事件の捜査や裁判での真相究明の力は任意調査よりずっと高いと思った。
STAP細胞事件の時も最終的にはES細胞の混入者は公式に認定されなかった。もし警察が捜査していたら違っていたかもしれない。
研究不正を刑事事件化する大きなメリットは強制捜査力や真相究明力が高い事だ。一方でルイセンコ事件などに代表されるように学術追究を阻害する点は懸念される事かもしれない。ただ、それは刑事訴訟法と同様に法律に基づいて捜査手続きを公正に行うような仕組みを設けるなど公正手続きの保証はいくつかの方法である程度実現できるだろう。刑事事件でも手続法である刑訴法がしっかりしている事で人権侵害を抑止するようになっている。日本も諸外国も同様。ルイセンコ事件の悪例だけを出して国家が研究不正を取り締まる事の問題を批判する者もいるが、それだけで批判するのは単純すぎる。
研究不正を刑事事件化する事の問題の一つは警察がどこまで研究不正事件を真面目に扱うのか、告発などがきちんと適切に受理されるのかという事だ。殺人事件などの大事件なら捜査している事が多いが、小さい事件で警察がきちんと捜査しなかったり、告発を受理しないケースはたくさんある。警察関係者には悪いかもしれないが、それが現状。
研究不正はSTAP細胞事件やディオバン事件などの大事件は少数で大部分は殺人事件などのような重大事件でないだろう。それに専門性の高い事件だから非専門家である警察がまともに取り扱おうとするのか疑問がある。そもそも研究不正の問題を取り扱う能力があるのかも疑問だ。
研究不正を刑法犯として定め、刑事訴訟法のような手続法も学術追究を不当に害さないように定めるのはいいかもしれない。実際の運用ではSTAP事件のような大事件だけ捜査するというような扱いになるかもしれない。
私は学術会議などに研究公正のための専門機関をきちんと設けて、ある程度強制調査権もあるような法整備があってもいいのではないかと思う。
格安SIMは広く認知され、UQモバイルやmineoなどのCMはよく放送されている。一昔前は大手キャリアの寡占だったモバイル通信業界もこれからは大きな競争になっていくだろう。
月額のスマホ代に関して大手キャリアと契約していた人が格安SIMに乗り換えた時に大幅に値段が下がって大きな節約になったという話をよく見る。ドコモなどの大手キャリアだと月額7000~8000円くらいの料金なのに格安SIMだと2000円くらいとか料金が大きく違う。格安SIMは料金の安さが一番の売りだろう。
一方でキャリアメールがない、近くに店がない、大手キャリアより通信速度が遅いなどのデメリットが存在するが、人によっては全く関係ないケースもある。例えばシルバー世代の人ならスマホなどをほとんど使っていないので3Gの携帯を今でも使っている人たちも多いはずだ。ドコモの3Gサービスが2026年3月末で終了するので、それまでに携帯を止めるかスマホに乗り換える必要があるが、仮に乗り換えたとしても高速で大容量の通信は必要ないだろう。モバイルの通信をほとんど使っていない人も多いのである。
調べた中では音声とデータ通信で最も安いプランはイオンモバイルが60歳以上の人限定で提供している980円(税抜)のプランだ。データ容量は200MB。音声通信とわずかなデータ通信のみなら、これで十分だ。ドコモなら最安値でも2980円(税抜)のプランでデータ容量は1GB。無意味に2000円も多く払うのはもったいない。シルバー世代ならスマホを短期間で買い替える必要もなく、データ通信もほとんど使わない。せいぜい近くに大手キャリアのように店がないのが不便かもしれないが、Webなどで解約の申し込みをしたりするのがそんなに難しくないとか他の家族が代わりにやるなら、全くデメリットはない。そういう人にとってドコモなどの大手キャリアと契約するメリットは何もないだろう。
ドコモは焦っているのか不適切な端末代の値引きで総務省から行政指導を受けた。これからは競争がもっと激しくなると思う。
動画サイトをみると格安SIMや大手キャリアのメリットやデメリットを解説した動画がたくさんみつかる。乗り換えを検討している人は参考にするとよい。
今年もプロ野球の開幕が近づいてきた。動画サービスを申し込もうと思っているが、中日ドラゴンズの中継はスカパーのプロ野球セットかDAZNだ。J SPORTS 2でも中日戦をやっているが不十分なので前の二つのうちのどちらかだ。
スカパーのプロ野球セットは全12球団の試合を中継するが高い!プロ野球セットの料金4054円の他に基本料429円がかかるので合計月額4483円(税込)。DAZNだと広島主催試合以外は全て中継。料金は月額1925円(税込)。ドコモユーザーだとDAZN for docomoというサービスで月額1078円(税込)。ドコモユーザーだとお得。DAZNは日本のプロ野球の他にサッカーのJ1等、メジャーリーグベースボールやモータースポーツなど総合的に配信。それでプロ野球セットの半額以下の料金だからお得・・・というよりプロ野球セットが高すぎる!プロ野球セットはなぜこんなに高いのか?
何年か前はDAZNのような動画配信は回線混雑時の止まったり画質が悪いといった評判もあったようだが、現在は改善して特に問題ないような感じがする。朝日新聞によるとDAZNだと自前の実況や解説のときもありプロ野球セットの方が専門的らしい。たぶん元野球選手などの玄人で野球好きの人が専門的かつ全般的に野球を見たい場合はプロ野球セットがいいのだろう。一方で専門的解説や全般的に試合を見る必要はない人で中日戦とか一部のセ・リーグチームの試合だけ見たい人はDAZNの方がいいかもしれない。
パ・リーグの試合だけ見たい人はもっとお得なプランがあって、調べた限りではパ・リーグLIVEが最安値。月額508円(税込)。ソフトバンクとワイモバイルのスマホユーザーは追加料金なしで視聴可。パ・リーグ主催試合を放送。ホークスやライオンズなどパ・リーグの試合だけ見たい人はお勧め。パ・リーグは他にパ・リーグTVや楽天 TV パ・リーグ Specialなどの動画配信がある。料金は他サイトを参照して頂きたい。パ・リーグのチームのファンの人はセのチームのファンと違ってお得なサービスがあっていいですね。中日ファンはDAZNを申し込んでも広島主催試合は見れないが、パの配信はパのライバル球団主催でも見れないものはない。交流戦でセの主催試合は見れないが、それはわずかだ。セはなぜこんな仕組みなんだ!
ドラゴンズを見たい人にとっては広島主催試合を我慢してDAZNを申し込むのが一番コスパが良さそうな気がするけど、野球の視聴をご検討のみなさんはどんなサービスをお考えでしょうか。