Mon petit bonheur

フランスよりミックスツインズ日記

子供の洋服は誰が選ぶ?

2016-01-16 | 生後30ヶ月

【2歳6ヶ月】
今日は以前のアパートの隣人を、昼食へご招待しました。ほぼ毎日みていた双子の成長が見られなくなった今、突然に寂しくなってしまったんですって。
そんなわけで急に決まった来訪、私は冷蔵庫を前にうなってしまいました。料理下手なママンはいつも、昼食はパスタと決めています。朝から双子に振り回されていても、とりあえずメニューが決まっているだけでも時短ですから。
でも、今日のお客様はイタリア人。パスタは無しでしょーと他を考えてみても、意外と日本人って、普段からイタリアンなものを食べていると思いませんか?豚肉が買ったばかりなので、「豚カツにしよう!」と肉をカットし始めた時点で(フランスでは、肉は固まりで売っているので、自分で切るのです)、「しまった!ミラノ風カツレツってあるよね…」と取り下げに。フランス人のお客様より難しい。

さて、今日のお客様も2児の母ですが、もう娘さんたちは独立しています。そんな昔のことでも子供の教育とかちゃんと覚えていて、これから幼稚園へ進級する我が家は、学校の選び方とかいろいろ聞いてしまいました。そんな話の中で、私が最近、双子に手こずっていることの一つ、「洋服を自分で選ばせる」ことの難しさを相談しました。
我が双子はある日突然に、キャラクター物が好きになってしまいました。息子は「カーズ」、娘は「キティ、時々ミニーマウス」。この絵柄がプリントされているシャツしか着てくれないのです。我が家は中古服を着せているので、そうそう都合よくキャラクター服がまわってくるわけもなく、いつも同じ2枚をローテーション。洗濯は追い付かないしで、とうとう日本からアップリケを買ってきてもらい、ママンが夜なべして縫いつけたり…。


そうしたら、そのご近所さんから驚きの発言が。「洋服選びはお母さんの仕事。中学生までは、私が娘の洋服を選んでいました。」エエ~ッ!
ちょっと引いてしまったんですけど、でもそれは、彼女ご夫婦なりの信条があってのことだとか。フランスの今どきの子たちって、学校へ行くにも、おへそを見せていたり、太もも丸出しだったり、冬なのにTシャツを着ていたりと季節感がなかったり。「時と場所、場合に応じた服装の使い分けを教えることも大事よ」と。
洋服を自分で選ばせることは意志決定の訓練の一つと、私は双子に選ばせていました。それも大事なことなので、あらかじめママンが選んだ服の中から「どっちがいい?」と選ばせれば、子供も満足するんですって。