Mon petit bonheur

フランスよりミックスツインズ日記

フランス式☆手書きの数字の書き方

2017-04-01 | フランス小ネタ

【3歳9ヶ月】
今日は何日?


そう、4月1日ですね。ちょっと「1」が鏡文字になっちゃってますけど・・・ついでに、調子に乗って1をいくつも書くから、11日になっちゃってますけど?
ちなみに、この数字の書き方、息子の字に特徴があるわけではないんです。フランスの数字は、日本の書き方と違うんです。私も最初にフランスへ来た時には、数字一つにショックを受けていました・・・値札が読めない・・・私の手書きを間違われる・・・
フランスの「1」なんですが、日本では棒を縦に一本ひくだけのところ、フランスの場合は、まるで「7」を書くように、斜め左下から山型に書くのが一般的です。じゃあ、「7」はどう書くかというと、日本で書く7を書いた上に、真ん中に横棒を入れます。だから、日本式に「7」と書いて、なんど「1」と間違われたことか! 「1」に至っては、「この線は何ですか?」と、読んでもらえないという…。
先日、双子へ買った『数字の練習帳』にも、しっかり「フランスの数字」が並んでいましたよ。


ところで、シャモニも花咲く季節となりました。そんな昨日、クルド人のご夫妻にお会いしました。フランスの、特にイギリス入国をめざす北部のシリア難民キャンプが撤去されてから、フランス国内の各地へそこから出ていかざるをえなかった難民の受け入れ要請があったのですが、シャモニ市は2家族の受け入れを決めたそうです。クルド人・・・フランスへ来てから言葉の問題で時事問題に疎くなっている私でも、イスラム国がニュースになるたびに、クルド人という言葉は頻繁に聞きますよね。


だから私は、数日前から緊張していたんです、実は。「どんな重いバックグラウンドを背負って、このフランスの片隅のシャモニまでやってきた人たちなんだろう?」と。私は、同じ外国人でも、希望してフランスに暮らす「移民」です。しかし彼らは、祖国を離れざるを得なくて、ようやくフランスまで辿り着いた「難民」なんです。そのお父さんが2年前に、船で海を渡ってヨーロッパ入りしたと聞きました。そして、半年ちょっと前の7月に、ようやく家族一緒にフランスで住めるようになり、先月からシャモニへ暮らせるようになったそうです。シャモニの生活に満足しているだろうか? もう帰る場所もないのだろうか? 私たちがニュースで目にするシリアやイラクという国は、砂漠の黄土色で、植物も育たなそうな荒野に見えます。でも、そんな風景は報道の一シーンであって、本当は、彼らが生まれ育った村には、シャモニの今日のような、ピンクや黄色の花で彩られていたかもしれない。
「彼らは、何を思うだろう?」と考えながらお会いしたのですが、それがね、表情がとても明るいんです! 私にはそれだけで十分に、嬉しい発見でした。前に向いて歩いて行こうとする姿がありました。
話を聞きながら、私に出来ることは何だろうと考えていました。家の子の古着を、同じ3歳児の子に分けてあげようか? でもね、違うちがう、欲しいものは「物」ではなくて、「こうして誰かと共有する時間」・・・それが、この土地で生きているってことだなあと、私は長い外国生活で実感しましたから。いろいろなアクティビティに誘ってあげたりするのが、一番なんじゃないかな。みーんな、ハッピーで行こうよ!


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学校では教えてくれない?フランス語~セ・パルティ、モン・キキ!~

2017-03-08 | フランス小ネタ

【3歳8ヶ月】
本日、魔の水曜日・・・幼稚園はお休みなので、双子が朝から家にいます。
さすがにママン一人で3歳児二人をスキーへ連れ出す覚悟がないので、お庭でスキー♪


庭の坂を利用して、息子が滑ります。お尻が落ちていないし、膝も入ってるし、きれいなフォームですねえ。いくらスキーができるママンでも、こういう基礎スキーみたいなことは教えてあげられないから、これはスキースクールへ入れた成果かと。


娘は最初から試合放棄。すっかりスキーが嫌いです・・・


残念なのは、ママン一人では滑っている写真を撮ってあげられない・・・褒めて、褒めて、持ち上げて、持ち上げて、良い気分にさせながら、パパが昼休みで家へ帰ってくるまで練習を続けました。
黙々と何度も滑っては登り、滑っては登りを繰り返し、こんなに長時間、スキー板を履いていられる息子がスゴイ!
その間、一人で雪遊びに興じていられる娘も、以前のことを考えたら、スゴイ!
これもスキースクールの成果かと…。


さて、練習の成果をパパに見せてあげましょう。滑りの姿勢を作るまで、大人が子供の身体を支えてあげると、落ち着いて滑り出せます。


「セ・パルティ、モン・キキ! C'est parti, mon kiki! 」
これ、お爺ちゃんが双子と遊ぶときによく言うので双子が覚えてしまったセリフですが、スキーとか自転車とか、乗り物系を勢いよくスタートする時に「行っくぞー!」みたいな意味合いで使います。


あっ、態勢を崩したぞ・・・


アハハ、写真を撮られてると思うと、変なところに力が入っちゃうのは、大人も子供も一緒だねえ。


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学校では教えてくれない?フランス語~信号の色~

2017-02-21 | フランス小ネタ

【3歳7ヶ月】
我が双子は南仏へ下りてくると、いや、正確に言うと、シャモニを脱出すると、信号が気になって仕方ないようです。田舎なシャモニには、信号がないんですよ~。
今日も交差点を通過するたびに、「シンゴー!」「シンゴー!」と後部座席で叫んでおりまして・・・私がふと、「“青”になったよ!」と言いましたら、「ノーン( Non )!“緑”だよ!」と…。
まあ、ここまでは、日本で皆が疑問に思っている(?)「緑色なのに信号を青と呼ぶのはなぜ?」という質問に近いので、想定内。日本の色の表し方って独特で、青リンゴとか青菜と言うように、緑も青に分類されているからです。


それでママンが、「じゃー、あの赤色はフランスでどう言うの?」と聞けば、「赤だよ」と。続いて、「黄色は?」と聞きましたら!
「黄色?黄色なんてないよ。オレンジだよ!」と。これはビックリ~!
ちゃんと幼稚園で「 le feu rouge(赤信号) le feu orange(オレンジ信号) le feu vert(緑信号)」と教わってきたそうです。これもママン、ビックリ~! 3歳でマスターする学習内容だったんだ! 長いことフランスにいるけど、知らなかったよね…。

その夜、息子が大好きなペタペタブロックで“作品”を作ってくれました。「見てー!これ、信号。」


いやぁ~、日本人のママンの目にはやっぱり、“黄色”に見えるんですけど?

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地中海を見て太平洋を想う

2017-02-15 | フランス小ネタ

【3歳7ヶ月】
今週末からシャモニの学校関連は、2週間の長期休暇に入ります。冬休みと言おうか、クリスマス休暇と春休みの途中休止、シーズンがらスキー休暇とも呼ばれます。そのバカンス期間を少しフライングして、私たち家族は南仏・キャバレール( Cavalaire-sur-Mer )の家へ下りてきました。
コート・ダジュール( Côte d'Azur )、地中海沿岸はすっかり春めいていますよ。いや、今年のシャモニは異常気象で、極寒の日々もあったのに、今やスキーリゾート地が春の陽気になっていますから!
そんな海を見てふと、私の故郷の海、太平洋を我が双子へ初めて見せた、昨秋のことを思い出しました。


地中海と何が違うって、それは荒れ狂う波。サーファーが多く集う遠州灘の「ザッパーン」が、我が双子には怖く・・・ついでに、海ナシ県に暮らしてきたパパも、ちょっとビビリ・・・


いやいや、日本の海も捨てたもんじゃないと思う。「潜るなら、沖縄が一番!」と聞いたことがあるし、以前のご近所さんサーファーは、「いつか、CHIBA(千葉県)へ行ってみたいんだ…」と言っていたっけ。
そんな海が今は、津波対策のための堤防ができて、簡単に行けなくなってしまった。主人でさえ、東日本大震災時のテレビで見た映像を思い出して、「あぁ、そうなんだ…」とうなっていたぐらいだから、私にしても衝撃でしたよ。フランスでは、海岸沿いの海が見える場所が一等地。ホテルやカフェだって、海の見え方によって値段が変わるぐらい。かたや日本は、海辺は危ないからと好まれないのだなあ。「島国なのに海が見えない」と、家のフランス人がぼやいていたっけ…。


さあ子供たち、今日から1週間は『海』だよ!

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お得なスキー買い替えシステム

2017-02-12 | フランス小ネタ

【3歳7ヶ月】
雪不足のシャモニですが、2月に入ってようやく何とか白くなって、我が双子にも本格的にスキーを教えたいなあと思うようになってきました。教えたい…と言うよりもね、あの、幼稚園が休みの一人で双子の面倒をみなければならない水曜日が、厳しいのよ!
それで、我が家にはプラスチックスキーしかないので、町のスポーツ店へスキー板をレンタルしに行きました。シャモニの町のスポーツ店では、冬シーズン中借りたままでいられるレンタルスキーがあるのですよ! そうしないと、毎回レンタルするのでは高くついちゃう。
でも、残念ながら時すでに遅し。シーズン貸し子供用板はみーんな出払っちゃっていて、スポーツショップのお兄さんは、「シーズン始まるとすぐに来なければ無理ですよ!」と。では、「子供板のレンタル代っていくらぐらい?」と尋ねれば、1週間で60ユーロ・・・意外と高いね、子供板なんて100ユーロで買えるのに。
と、言うことで、買いました、子供スキーセット。スキー板の長さは身長により決まるから、子供用なんて一度買ったら最後、大人になるまで買い替え必至だよー!
しかし、そんな時に頼りになる販売システムがあるのです。買い求めた先は、『オ・ビュー・カンプール Au vieux campeur 』。このお店で、今シーズンカタログに掲載されているニューモデルのスキーを2月末までに購入すると、その年の12月31日までの有効期間の間なら交換という形で、また新しい板が今度は半値で買えちゃうのですよ、奥さん! この先ずーっとスキーをしていくであろうシャモニっ児に、これは嬉しい。大人でも、毎年ニューモデルを履きたい人も使えますよ、これ。

かわいいねえ、子供のスキー板って。たった88cmだよ。ストックは買いません。最初は持たせないから。それから、スキーヘルメットとゴーグルを買いました。高校からスキーを始めたママンには、無い経験です。


さあ、これで整った。「私をスキーへ連れてって!」(←古っ!)
そして今日、双子は初めて自宅の域を出て、本物のスキーを履きました。まず最初に立たせたのは、ノルディックスキーの圧雪された斜度のないコース上。本当はノルディックコース上を歩いてはいけないんですけどね、荒れるから。
限られた範囲の庭で、滑らないプラスチックスキーを履いている時とは何かが違う・・・双子は身を持って体感しているようで、まったく顔を上げてくれません。ぶつかるよ~。


ほどなく“滑り”を体感したら、飽きてしまう前に山の上へあげてしまおう。ゴンドラでスキー場へ向かいます。


見てください、この不安げな表情!


常は喜ぶスキーゴンドラ、上に着くまでずーっとこの表情。


で、スキー場へ到着。スキー板を買った時にはあんなにはしゃいでいたのに、二人そろって無言・・・


とりあえず、ゆるい坂で滑ってみる・・・おー、滑ってる、滑ってるー!
あっ、ヘルメットもゴーグルも、スキー手袋さえ忘れた…。親がはしゃぎ過ぎて…。


嫌にならない前に撤収します。って言うか、装備不良だよ。ヘルメットもないんじゃあ…。
見てください、スキーゴンドラで下界へおりてきた時の、この安堵した満面の笑み!


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