星のひとかけ

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GW雑記 ラ・フォル・ジュルネのこととか…

2019-05-06 | LIVEにまつわるあれこれ
前回の日記と 日付は前後しますが、 今年も出かけて来ました。 クラシックの音楽祭「ラ・フォル・ジュルネ」 … 今年は初日の3日に。。




ラ・フォル・ジュルネ、、 今年でもう15回目になるのですね。。 私は昨年が初参加、でしたが これから先GWの予定には毎年この音楽祭が加わってきそうな気がします。 
なんと言っても、 一公演(45分)ずつチケットが買える気軽さ…。 東京JAZZももう何年も開催されていて いつも行きたいなと思っているのだけど、 やはり一公演のお値段がそれなりだったりすると(誰かを誘うにも) ちょっとハードル高くなる…

ラ・フォル・ジュルネだと 観てみたい公演を選ぶのも気軽だし、 会場の国際フォーラムをはじめ、 周辺の丸ビルやオアゾやKITTEや、 いろんな場所で無料コンサートも毎日たくさんあって、 ショッピングや食事の街歩きの途中に ふっと演奏を見ていける。。 こうした街ぐるみのイベントの気軽さや 時間的な自由さやアクセスや、、 ほんとに老若男女誰でも楽しめるように出来ていて素晴らしい音楽祭だと思うわ♪ 

大規模フェスもそれはそれで醍醐味があるけれど、 街で過ごす休日の一日として音楽も楽しめる、という部分がとっても気軽で楽しい…

 ***

最初、 交通会館の前でオーボエの演奏を楽しんだ後 ランチをして、、 国際フォーラムの公演まで時間があったので 銀座方面へ歩いて、、 ちょっと見たいものがあったので イッセイ・ミヤケさんのショップを覗いたりして、、

それから 銀座和光ホールで開催されていた 山本容子さんの「ポートレート展 -本棚の仲間たち」を観に行きました。
https://www.wako.co.jp/exhibitions/

私にとって山本容子さんはやっぱり 本の装丁の印象が一番強いです。 吉本ばななさんの「TSUGUMI」とか、 80年代 山本さんの美しい装丁は目を引きましたね。。
集英社の「世界の文学」の全集のカバーをすべて山本さんが描いていて、 あの全集がすごく欲しくて、、 でも当時の私にはちょっと手が出なくて、、 でも クンデラの『存在の耐えられない軽さ』の初邦訳があの全集にしかなかったので どうしても欲しくてそれだけは買いましたっけ…

、、 和光ホールのポートレート展、、 文学者や音楽家のポートレートを山本さん流の優しい色使いと ユニークな線の版画で、、 HPにも載っているチェット・ベイカーもすごく良かったですし、、 もし 私がひとつ購入できるとしたら、、 絶対、 BORIS VIAN の 「パタフィジック PATAPHYSIQUE」 だわ。。 

「世界の文学」全集の時に知ったのですが、 山本さん、 全部本をお読みになって表紙の絵をお描きになるのですって。。 ロシア文学もラテンアメリカ文学もみんな…。。 そこまでしてこそ 文学者や音楽家のお顔が描けるのですね、、 それがプロフェッショナルな仕事なのですね、、。

 ***

そんなこんなで、 ゆっくりと一日を過ごして 国際フォーラムのホールでオーケストラを聴き、 久しぶりに休日らしい休日を過ごしたのでした。。 楽しかった~。


… 今年は10連休と世間では言われたGWでしたが、 わが家は4連休くらいだったかな…? もうすでに平常運転始まっていますが…。 それでも 音楽と美術と、 ちょっとだけ美味しいものも楽しめました、、 なにより 昨年よりも少し体調良く過ごせたのが一番良かったことかな。。


今、、 フランスのTV ARTEのサイトで ラフマニノフ・プログラムのコンサート映像が楽します。 ニコライ・ルガンスキー、 ベフゾド・アブドゥライモフ、 デニス・マツーエフと、 錚々たるピアニストの演奏が見られますよ…

https://www.arte.tv/en/videos/arte-concert/


しばしPCの前でのコンサートで 連休の最後を過ごします。。
 
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