星のひとかけ

文学、音楽、アート、、etc.
好きなもののこと すこしずつ…

テイリュウショ、、

2005-04-16 | 文学にまつわるあれこれ(詩人の海)
  あんまりにも 夕暮れが美しかったので
  荷物をおいて
  おいかけることにしました。

  ・・・(略)・・・

  ボクは停留所から停留所へと
  夕暮れを追いつづけました。

  風はそっと肩をゆすり
  起してくれました。
  停留所のそばに
  アリと一緒に寝ている
  ボクを


 ***

「テイリュウショからテイリュウショへと」、、、っていう響きがとても美しいんだ、、
「ていりゅうジョ」ではなくて。

 、、、バスに乗っていっちゃったのかね、、、
 まだ行ったらいかんのにね。。

 ***

このポエトリーリーディングアルバム、真島昌利さんや、宮沢和史さんや、遠藤ミチロウさんや、仲井戸麗市さんらの朗読が入っている。その誰よりも、とびぬけて、(くらべものにならないくらい)、素晴らしい声と、懐かしさと、温かい<間>で語られる詩は、、、ポエトリーというより、、、人、というヒストリーだ。


ミュージシャンによる自作詩朗読アルバム「no media 1」


(引用の詩は、高田渡 「夕暮れ」)