ごじらいく

足跡の先に・・・

認知症を気にする

2020年11月27日 | 日々のつぶやき
母が夕食の時、「今の薬が効いたら、その病気なの?」と、聞いてくるのです。
その病気とは、パーキンソンなんです。
でも、よく聞くと、「最近、物忘れも多いし・・・。」と、不安そう。
パーキンソンは、物忘れの病気ではないのです。
しかし、病気のことをあまり知らない母は、パーキンソンは物忘れの病気と思っているようです。

パーキンソンは、運動機能の低下なんです。
決して、物忘れではないはずです。
物を知らないとは、本当に怖いです。
母が薬を飲む理由は、物忘れのためみたいなんです。
「ちがうだろう。」と、言ってやりたいけど、思いこんでいる人に何を言っても受け付けてもらえません。
もう、話を合わすことになります。

介護の仕事をするようになって、身についたのが、人に寄り添うことなんです。
下手にたてついたり、否定することをしなくなりました。
これは、私にとって大きな一歩なんです。
介護の仕事をしていなかったら、きっと、「それは違うだろう。」と、はっきり言ってしまうことなんです。
「年を取ったから、もう色々忘れてもいいんだよ。」と、言ってやることしか私には思いつかないのです。
もうあれこれ言うより、大きく包み込むことを考えています。

認知症が気になるのなら、また別の病院に行くことを勧めるのです。
それが、子供の役目かもしれません。
今は、今が楽しければそれでいい。と、思うようになりました。
両親に関して。
厳しくするのは、自分の心だけにしておくことにします。


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