本当の別れ

今日は、天天を連れて家族で動物霊園に行ってきました。
あまり行きたくはないところです。

もう車を手放して久しい父です。
以前、ちょしちゃんの葬儀は車で出かけました。
天天の亡骸を箱に詰めて電車で出かけたんですが、小さな犬なのに結構重いんです。
命の抜けた体は、かなり重い。
父と交代ごうたいで天天の亡骸の箱を運んだんですが、しんどかったです。
「もう犬は飼えないなぁ。」と、思いました。
次に何かあると、今度は一人で何もかもしないといけないから。

葬儀場では、接待してくれる人たちが心のこもった接待をしてくれます。
予約なしで行ったのですが、少しの待ち時間で順番が回ってきます。
お経を読まれるときに、「天天ちゃん。」と、天天の名前を読んでくれるのです。
涙が出てきました。

最後のお別れの時、顔をよく見たいのですが、多分、これは一生忘れないだろうなぁ。と、思ったんです。
やっぱり、涙が出てきます。
これで後悔無く見送ることができたような。

帰りにラーメンを食べてお腹を満たしたんですが、まだ、家に帰っても天天がいるような感じがしてなりません。
天天がいなくなるのに気づくのに、日にち薬になりそうです。
「ああ、もう天天がいないんだなぁ。」と、本当の別れを感じるのに、もう少し時間がかかるかもしれません。