戦争の中の子供

テレビで、ロシアとウクライナの戦争を見ていて、戦争を知っているご利用者さんが、「戦争はアカン。」というのです。
確かに、戦争はよくないのです。
しかし、頭でわかっていても、その現実が私にはわからないのです。

一緒におしゃべりをしたご利用者さんは、戦争を終え、引き上げてくる人がシラミをもって帰ってきたそうです。
そのシラミを殺す薬を身体じゅうにまかれ、真っ白になった。というのです。

シラミ自体を知らない私は、「それはダニではないか。」と、思ったりします。
でも、爪の間でプチっと殺せるようなんです。
すると、赤黒い血が出てくるみたいなんです。
ちょっとゾッとする話です。

戦争は、爆撃だけのものではなく、その他の障害も出てくるのです。
食べるものが無くなったり、着るものも無くなります。
おいはぎが出たことも話してくれました。

本当に、「戦争はあかん」のです。
今は、コロナの時代なんです。
皆がこぞって逃げている間に、大勢の人がコロナにかかってしまいます。
一番悲惨なことになります。

子供だったご利用者さんは、当時小学４年生だったのです。
何でもわかる年頃です。
本当に怖い思いをされたのでしょう。
何度も戦時中の話をします。
私は平和な時代に生まれてよかった。と、今思います。

それにしても、なんで、ロシアがウクライナを狙うのか、私にはわからないのです。
広大な土地を持つロシアがまだ領土が必要か。と。
もっと、平和を唱えたら。と、祈るばかりです。