いきなり別人

今は仕事を覚えるため、いろいろなことをやらされています。
中でも、かなり難易度が高い入浴介助。

今日も、朝からご利用者さんをお風呂に入れることなっていました。
私には難しいことなんですが、ほかの人からしたら、「一番楽。」ということなんです。
どうしてかなぁ。と、思ってしまいます。
足元の泡でこけることもあるし、おぼれることもあるのです。
まあ、今のところ事故はありません。

今日も失敗をしました。
本当は、蛇口からお湯を出そうとして、間違ってシャワーを出してしまったんです。
頭からずぼ濡れになりました。
「化粧が落ちてたら、どうしよう。」と、不安になりました。
お風呂から出たら、別人になって、声は私なのに、顔はほかの人だったら、怖いだろうなぁ。と、思ってしまいました。
しかし、誰一人間違うこともなく、私の名前を呼んでくれます。
化粧は健在だったようです。
ちょっとホッとしました。

お風呂ではいろいろ注文を付けてくるご利用者さんもいます。
「私は、乾燥肌だから優しく洗ってね。」とか、「寒いから早く洗って、湯船に入れて。」と、頼む人。
いろいろあって、頭が混乱します。
私も早く仕事を覚えて、一人前になりたい。と、思っています。
今の施設が完璧になれば、どこへ行っても通用するような気になっています。
そのためにも、もっと修行が必要です。
どの施設でも通用できる技を身に着けて、もっと待遇のいいところへ転職することも、ちょっと考えることになります。