「虚庵居士のお遊び」

和歌・エッセー・フォート 心のときめきを

「合歓の花?」

2014-12-19 12:51:45 | 和歌

   合歓によく似た花が、鮮やかに咲いていた。



 合歓の花によく似ているが、何処となく違う種類のようだ。記憶力が衰えた虚庵居士だが、合歓の花は細い糸状の花弁が、もっともっと細く、色合いも仄かな桃色だった様に想い出される。更に、この鮮やかな紅色の糸状の先端には、小さな頭が付いているのも特徴だ。

 例によって花図鑑のお世話になったが、なかなか探せぬままに略一月が経って、やっと探し当てた。メキシコ原産の「ベニゴウカン・紅合歓」、別名「ヒネム・緋合歓」だと判明した。また、細い糸状の花のように見えるのは、雄蕊の集合体だというから、愕きだった。


           合歓の花? いやいやもっと逞しい

           くれない色の 針千本よ!


           花の名を探し求めてはや 一ヶ月

           君の名前は ベニゴウカンとか


           又の名を 緋合歓と呼ぶとか 向寒の

           砌にあれど 未だ 咲き続けるや


           ひと月の長きにわたり君思ふ

           日々を過ごしていとしさ増すかな