夏が来ると、急に信州の風が恋しくなって東京を逃げ出すのが、毎年の習慣のようになっていた。
山口耀久ではないが、
ワタシも、
夏になると、必ず信州を見たい、信州に行きたいと思うのだ。
こんな田舎に移り住んでも。
風景が違うんだよね~
九州生まれのワタシは、なぜか若いころから信州に憧れていた。
そして、できるなら八ヶ岳山麓に移り住みたかったのだヨ。
信州の夏への憧れは、今でさえも続いている。
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ぶらっと白馬に行って、
心残したのはちょうど一年前。
今度は、しっかり八方池へ行ってきた。
ぶらっと普段着のまま。
あいにくの霧雨の中、ブルブル震えて、
まともに散策できなかった栂池自然園の事を踏まえ、
今回は、しっかと準備して。
その準備とは、
登山靴に厚手の靴下、帽子はもちろん、
パンツにスパッツまで重ねたトレッキング用の服装に、
リュックの中には、ヤッケとスウェット、その上ダウンまで。
そして、
標高2000mというので、
さぞ寒かろうと、もしものことを考えホッカイロも。
八方駅からゴンドラとリフトを乗り継いで、標高1830mの八方池山荘まで。
今回のリフトは、足が地面に着きそうな位の低さで安心。
そこから2060mの八方池まで歩く。
は、
普段、上り下りの多いココらを歩いているワタシにとってはへっちゃら。
人、人、人でずるずる、ぞろぞろ芋づる状態の山道を、
ワタシはちょちょいと掻き分け、ひょひょいと飛ぶように。
だったのだが、
なにしろ暑さには閉口。
「上は寒いから、寒いからと言っておいて、この暑さは何!」
と、娘には散々言われた。
そう云えば、裸で登っていた若者も。
2000m級の山だって、天気が良いとこんなに暑いものかしら??
あまりの暑さに、八方池の付近の様々な高山植物を見る余裕もなかった。
それでも、
真っ青な空に映える白馬三山はさすが、見事だった。
八方尾根を登る登山者が一番心を惹かれるのは、不帰東面の壮大な岩場であろう。そ れは遠見尾根から見るカクネ里周辺の眺めとともに、後立山連峰における最も迫力のある
風景のひとつである。
____山口耀久『不帰二峰東壁』____
登山家ではないワタシゆえ、
そこまでの醍醐味は味わえないまでも、
岩ゴロゴロの道をえっさか歩き、
白馬三山の広大な雪渓を目の当たりに、
う~ん、満足。。
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