年に1,2度顔を合わせる仲間、十人余りで忘年会。
大きなクリスマスツリーの前で、
美味しい料理を前に、
しばし、誰もが忘れたいことがあっただろうに・・・・
口を衝いて出るのは、
親の介護や仕事のこと、
そして、
自分の体や精神の衰え。
忘れられないこと、多かりし。
それでも、
一瞬の賑やかさは嬉しいもの。
忘れたいことを引きずって、
新しい年がやってくるとわかっていても・・・・
キラキラ光っていて
この世じゃないみたいにきれいだけど
これも人間がつくったものだよ
夜のあいだに大いそぎで
ビニールテープを巻いたりして
時々ビリッと感電したりして
つくった人は寒くて寒くて
きれいかどうかも分からなかったよ
キラキラ光っていて
永久に消えないみたいにまぶしいけれど
いつかはこわしてしまうんだよ
すぐに新しい年がやってきて
これもあっという間に古くなる
きれいなもののいのちは短いのさ
ほんのちょっとにぎやかな気分になって
あとは夢のように忘れてしまうんだ
キラキラ光っているものは
どうしてもどこかに影をつくる
影しか見えない人だっているんだよ
影のほうがいいとすねてる人だっているんだ
そんな人にかぎってほんとうは
もっともっとキラキラと明るいものに
それが何かは分からないくせに
もう泣きたくなるほどこがれているのさ
____「大きなクリスマスツリーが立った」谷川俊太郎____
昨晩は106-67と驚くほど低かったのに、
今夜は動悸がすると思ったら、181-110。
精神安定剤を飲んで少し落ち着いたかと再度測ると、なんと196-110。
この時間、いつもはとっくに布団の中なのに、
どうも眠れそうにない。
今、影ばかりしか見えないワタシは、
キラキラ明るいものに、無性にこがれている。
それが、何かは分からぬままに?
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