思い立って、盛岡に行ってきた。
１０年以上前から、行きたい行きたいと思っていた光原社。
でも、何しろ遠くて、踏ん切りがつかず、
いつも、「また来年にしよっ。」と。
何も、こんな時に行かなくても＿＿＿＿
だけど、
この時期になると、行きたい気持ちがぐぐぐっと。
帰省ラッシュをある程度覚悟していたものの、
震災関連車もあってか、予想以上。
ナビで８時間くらいだったはずが、
なんと、１５時間もかかった。
朝、４時に出立し、昼ころには着き、
２時間ほどで、とんぼ返り。
その日のうちに帰ればいいかと思っていたのが、
そうはいかず、あちらで一泊。
翌日、ゆっくり見て、午後２時ころ出た。
帰りは、遅くなって混み始めたものの、
９時間くらいで帰宅できた。
車中に座りっぱなしで、ふうぅぅぅ・・・・
それでも、思い焦がれていた光原社。
ヨカッタ、ヨカッタ。。
そこだけ、時間が止まったままのような場所。
方十里稗貫のみかも
稲熟れてみ祭三日
そらはれわたる
病のゆゑにもくちん
いのちなり
みのりに棄てば
うれしからまし
臨終の床にあって、尚、豊作の喜びを詠った賢治。
東北は、
そのときを、今年も迎えようとしていた。
晴れ渡る空の下、どこまでも続く美しい稲の波。
どうぞ清らかなものでありますように。。
中庭にある小さな喫茶店でお茶を飲んできました。
ほんとうに・・・時が止まっていました。
民芸コーナーで買ってきた麦わら細工のクッションは毎年夏になると登場します。
日に焼けて色は変わってはいますがいまだ健在です。
ワタシも、
なんともいい雰囲気の中で、コーヒーを（アイスクリームも）飲んできました。
今、ワタシの中では、なんだかざわざわしているものがあります。
盛岡は、古い建物が残っていて、ホントは、あちこち見て回りたかったけれど、余裕がなくて残念でした。
また、いつか行けるかしら？
光源社、もう、５，６年前かな。浄法寺のお椀が欲しくて寄ったけど、これという物がなく。
町の中の有名な荒物屋さんで竹の篭を買い、新幹線の中もぶら下げて帰りました。
で、翌年、夫が網張に行くというので、私がいかないかわりに気になっていた朱塗りの３段重を頼んできてもらった。丸いとあまり入らないので小人数には重宝。値段も安かったし。
光源社って有名なのね。後で知りました。
そう、あの渋滞の中を＿＿＿
アッシー君がいたから。運転代ろうにも、ワタシはオートマができませーんので。
ホントは、賢治関連のものをと思って行ったのですが・・・・
おっ！と思うものがありましたが、残念ながら非売品。
その他、染めのモノや、籠好きのワタシの目を惹くものがありましたが・・・・
モノがあり過ぎる者としては＿＿＿＿ぐっと我慢して、な～んにも買わずに去りました。
あっ！クルミのクッキーだけはたっぷりと買いました（コレは、すぐになくなるからね