あまりの天気の良さに、
思わず出かけたくなって、ビエンナーレ。
一番遠くの開催地、六合村目指して、
朝早くに家を出る。
沢渡あたりから、暮坂峠付近まで、
車一台見ることなく、
気持ちの良い山道を
せせらぎの音をお供にひとりドライブ。
野反湖にほど近い一番奥のねどふみの里から。
茅葺の家屋に展示されている作品は、そこそこに。
熊注意の看板を見ながら、
車が通れない、もっと奥まで2kmくらい歩きかけたが、
道はだんだん細くなり熊笹が生い茂り、ぞぞっと。
ホントに、クマが出てきそうで、引き返す。
草履や籠、豆類やシイタケを置いた売店の店番のお婆さん。
そこで生まれ、そこで生きてきた87歳の昔話。
そこいらは、田んぼがなく、
稲は作れず、あわやヒエが主食だったそうで、
冬の間の仕事はねどふみ。
草を刈り、編んでムシロや雪靴を。
荷物を運ぶために馬を飼い、馬糞は肥料に。
全ては自給自足。
厳しい風土にあって、
身の回りにあるもので、
自分の生をつないできた。
逞しさこそ美しさかな。
日のあたる縁側で、
遠くを慈しむような眼差しの柔和さは、
なんとも言い難い。
そのあと、
下って、赤岩集落へ。
ウ~ぐぐっとくる~
古い歴史的建造物を擁したまわりの風景は、
ワタシの琴線に触れる。
びりびり。
田畑を見下ろす高台に、何時間も座っていたい気持ちが山々なれど、
まだまだあるので、先を急ぐ。
そして、
暮坂付近、沢渡エリアで、
本日のビエンナーレ観覧終了。
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中之条ビエンナーレは、
その場所があってこその作品群。
それに加えて、
受付が地元の住民だというのがいい。
廃校になった小学校の話、地域の慣習、
行く先々でのコトやモノ、
そして、人との出会い込みの作品であって、
そこに、
美術館では観ることのできない面白さ、楽しさがある。
このたび、
ワタシ、いっぺんに、六合ファンになりました。。
そういえば、京塚温泉辺りで、お婆さんの話に出てきたばかりのカモシカに出合った。
(ちなみに、昨夕の散歩のとき、ウチの近くでは、ハクビシン?の2匹連れに)