草の葉

高山村にある、緑に包まれたギャラリー

こんな夜。。

2008-06-30 04:52:20 | 山の暮らし
 苦しかったあ。

普段、寝入る前はどんなことを考えていたかなあ。
どんなふうな道筋を通って、その中に入っているのかなあ。

昨夜は、一睡もできなかった。
たぶん、生まれて初めて。
先の不眠の時ですら、1,2時間はうつらうつらできたのに。
なぜだか、全く眠れなかった。
頭が冴えていた。
そうなると、
普段、気になっていることのいくつかが、浮かんでは消え、浮かんでは消えを繰り返す。
目を開けてしまうと、ホントに眠れなくなると、
少しでも寝ようと、しっかり目を閉じているのだが、
しまいには、右目の奥がズキズキ痛みだす。
うっすら目を開けて、時計を見てみると、
ああ!、2時間以上も寝られないでいる。
誰かは、そんな時はNHKの「深夜ラジオ便」を聴きながら寝ると言ってたっけ。
あいにく、ココは電波が入らない。
再び、目を閉じてじっと息をひそめていると、
目がくらくらと回りそうな気配。
とうとう、0時を回った。
誰かが、そんな時は思い切って起きて、何かやったらいいと言ってたっけ。
でも、起きてやることもないし、
なんといっても、あわよくば、少しでも眠れるかもしれないというみみっちさが本音。
何十回と寝がえりをうつ。
「明日、天気が良ければシーツを洗わないと」とか、
「あそこに電話しておかなければ」とか、
「朝の散歩はパスするかな。いや、そうはいかない。ゴミ出しだった」とか、
「明日の掃除は、テレビで言ってた重層と酢を使ってやろう」とか、
どうでもいいようなことまで、はい出してくる。
ダメだダメだ。
気を落ち着かせ、寝ることに集中しなければ。
左の耳を布団に押し付けると、
耳の奥から、ドキドキドキドキが飛び出しそうになる。
曲げたり伸ばしたりしていた足、
左足親指以外の指がジンジン電気を通した感じになる。
ラベンダーの精油を、枕に垂らしてみる。
ダメだ。
自分で自分に子守唄を聞かせてやる。
ダメだ。
何度もトイレに起き上がって、今度こそ眠れるかと仕切り直してみる。
ダメだ。

胃のあたりが痛みだしてくる。
午前2時になる。
ああ、もうすぐ朝が来ると思うと、溜息が多く大きくなり、
あせりで、時々、「アッー!」と、
叫びたたくなる。


午後9時少し過ぎに床に入り、
6回目にトイレに起き上がった午前3時40分。
普段より、少し早いものの、
とうとう、諦めて、布団から出て、顔を洗った。



   ほのかに外が明るくなってきた。
   ロールスクリーンをあげてみると、一面の霧。
   そろそろ、いつもの散歩の時間だ。

   

   今日は、どういう一日になるのかなあ。。