箱根外輪山(乙女峠~丸岳~長尾峠)のハイキング
はっきりしない天候の合間を縫って箱根にハイキングに出かけました。
曇りの予報よりややいい天気になりました。
コースは下の地図の赤線です。
そのコースに沿った断面図は以下の通りです。
断面図ではわかりませんが、乙女峠下のBSから乙女峠までは石がらが多く、あまり歩きよい路ではありませんでした。
今日はいつものメンバーに2,3のビジターを連れた20人で、やや多めの人数でした。
しかも、この会としては珍しく六割は女性でカラフルで賑やかでした。
我々(?)、年とともにハイキングへの参加者が多くなり、しかも女性が多くなるようです。
いいことです。
先ず、乙女峠(1005m)まで標高差200mを一気に登りました。
ここは、富士見三峠といわれ、富士山の展望に優れていますが、今日は“もやって”いてほとんどその姿をみることはできませんでした。
三峠の他の峠は、御坂峠と薩埵峠(静岡市)です。
さて、この『乙女峠』という、いわくありげな名前ですが、
聞くところによると
「昔、箱根のの仙石原に『とめ』という名前の若い女性が住んでいたそうな。
『おとめさん』と呼ばれていたこの娘は父の病の治癒を願い、この峠を越えて御殿場の地蔵堂へ百か日の願掛けに参拝し続け、最後には願いが叶い父の身代わりとなってこの峠で亡くなったそうな。(峠越え片道5kmはあります)
この『おとめさん』の逸話から『乙女峠』と呼ぶようになったとさ。」
途中は、所々山ツツジが紅い色取を添え、新緑の爽やかないい眺めでした。
そこから今日の最高峰・丸岳(1150m)に登りました。
乙女峠までと違って、この道は石がらも少なく、比較的歩きいい路でした。
ここで、ちょっと早い昼食を、にぎにぎ、がやがや、とりました。
それから下りです。
途中に、この仙石原の地を開いた須永伝蔵の碑が厳然と聳えていました。澁澤栄一子爵、益田男爵から依頼を受け牧場を開いたのが始まりだそうです。
途中の登山道には、沢山のウツギの花が咲いていました。
急斜面を転ぶように下り、仙石原のゴルフ場に到着しました。
それからは平坦な道です。しかし、3kmはありました。
そして、例のごとくお湯につかり、ビールなどを頂いてマイクロバスで家路につきました。
渋滞も少なく、早い新宿到着でした。
今日は 私にも 理解出来ました 物語にひかれたのかな
備後は今日から雨になりそうです