日本百名山 46、五龍岳(2814m)
この辺りから、個々の百名山だけでなく、
その周辺の山々との相互位置関係も探ってみます。
先ずは、北アルプス=飛騨山脈(日本アルプスの中の一つ)の北部地帯から。
五龍岳は、同じ百名山の鹿島槍ヶ岳(2881m)と白馬岳(2932m)の間にある山で、標高はほぼ同じです。
さて、五龍岳ですが
「北安曇から後立山連峰を眺めると、
高さは特別ではないが、山容雄偉、岩稜峻、根ばりのどっしりした山が目につく。
それこそ大地から生えたようなガッチリしていて、ビクとも動かないと云った感じである。
これが五竜(龍)岳だ。・・・
それはまるで岩のコブだらけの、筋骨隆々といった状態を現している。
他の山々のように美しくてスマートではない。
ゴツゴッスした荒々しい男性的な力強さをそなえている。」
(すぐ東隣の小遠見山より望む)
設定: カメラ:CAN、レンズ:35mm、風景:初春の残雪、高さ強調1.5倍。
「・・・藩政時代の絵図にも後立山という名はあった。
しかしそれは立山(りゅうざん=立山を昔は“りゅうざん”とも呼んだ)から見て、
黒部川の対岸の山を後立山(ごりゅうざん)と称したのである。」
と云う説も紹介しているが、筆者は素直には受け入れていないようです。
(新潮社刊、深田久弥著『日本百名山』より引用)
さて、筆者の登山ルートは、下の地図のようです。
(中央のAA0030が五龍岳です。文字変換がうまくいきませんでした。
AA0040は白岳、AA0048は大黒岳です。)
「一般に五龍岳だけに登ろうとする人は少なく、多くは後立山縦走中にこの峰を踏む。」そうです。
私とは、大分レベルが違うようです。
ではこの辺で・・・。明日は甲府の裏山へハイキングです。