地図を楽しむ

地図と共に歩く。里山歩きや、ウオーキングに、そして時には読書に・・・

日本百名山 10、岩木山(1625m)

2013-07-16 | 日本百名山

日本百名山 10、岩木山(1625m)

 

この弘前市は石坂洋次郎氏の生まれ育った土地で、朝夕岩木山を眺め暮らしたようです。
その姿は津軽富士と呼ばれるだけあって、
標高1600mの山とは思えないくらい堂々として、思う存分その裾を延ばし、どっしりしています。

 弘前城址より

設定:カメラ:PRO、レンズ:35mm、風景:夏の山々、高さ強調1.5倍、・・・

また、北側の金木町(現・五所川原市)は、太宰治氏の故郷で、
山の姿は、十二単衣をまとったお姫様が、優美な姿で軽く浮かんでいるようだそうです。

 五所川原市内より
 設定:カメラ:PRO、レンズ:35mm、風景:草原の風景、高さ強調1.5倍、・・・

 

筆者は夏、登山されました。
弘前市からバスで百沢(ひゃくさわ)へ行き、そこからトラックに便乗して岳の湯へ行き一泊しました。

翌朝は雨模様をおして登山。
それにしても、深田久弥さんの百名山はよく降りますね!

 

登山ルートとその経路断面図は次の赤破線です。

 


「岳の湯の裏手から登山道がついていた。
肩(山頂直下の平坦地)まで登ると、巨岩のみごとな爆裂口があって鳥の海と呼ばれている。 
そこで表口からの道と一緒になる。そこから頂上までは岩のガラガラした道である。

・・・帰りは百沢の方へ降りた。
ガクンガクン膝こぶしの痛くなるような下りが続いて、やがて広潤な台地へ出た。・・・」
(新潮社刊、深田久弥著『日本百名山』より引用)

現在は、スキー場は開け、スカイラインやケーブルは山頂まで通じ、
当時とは様変わりのようです。