「書庫を建てる」松原隆一郎 堀部安嗣 新潮社、です。打合せの前に、本に対する熱い思いみたいなのが、ちょっと書かれてないかな…と、ナナメ読みしてました。が、期待に反して?、淡々と書かれたとてもマジメな?記録的な本でした…。建築の人向けなんでしょうね。でも、実現に至るまでのプロセスには、劇的な要素があり、とても面白そうです。
その中で、松原さんが「樹形図のような書庫」で書いてる、「…私は、背表紙を見ることで資料を選びます。あるテーマで文章を書くとき、それに関連しそうな何冊かの本を連想ゲーム的に集め、ネットで資料を検索して補充します。」、「書き終えてから『あの本があった』と悔やむことがあるのですが、そうならないためには連想に沿ってしばしば本を配置し直す必要があります。」、「そもそも私の頭は、ウィンドウズの『Explorer』のように樹状に情報が分類されています。… 書棚も樹形図が反映されるように整理したい。」、という感覚に、なるほどです。本の背表紙タイトルが、ブレストのポストイットみたいなコトなんですかね。
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