河出書房新社の"14歳の世渡り術"シリーズ「生き抜くための整体 カラダとココロのゆるめ方」片山洋次郎 著 http://www.kawade.co.jp/.../ です。「中学生以上、大人まで。」向けに、「知ることは、生き延びること。」のために「『考える力』を鍛えたい。」と出版されているシリーズだそうです。かつての「よりみちパン!セ」のような感じでしょうか。
私は身長が高くやせ型なので、若い頃から身体のバランスが悪く体幹が弱いのでは…と、言われて続けています。以前、地域活動で出会った整体師の方から、見るからに施術したくなる、と言われて、整体に関する本を物色していました。本格的な本が多い中で、若い人向けで深く細かくなさそうなのと、パラパラとながめて"緊張"や"ゆるめる"という表現に惹かれて購入しました。
私は、色々な人やお医者さんに、あなたは"常に緊張している"のでは、とよく言われます。それゆえに、身体の動きやバランスが悪かったり、内臓の動きが悪かったりする、ようです。なので、本書の5種類の「体癖」に基づく"へそのまわり"や"骨盤"の意識と、それらの「体癖」をゆるめる"脱力体操"は、リアルに実感できます。ちょっと読んでいて分かりづらいのが惜しい感じですが…。
特に私には、「悩みのループ」から抜け出すためのお腹の動きを良くする、「胃腸を動かすメソッド 腰椎3番(=へその真裏)の微妙運動 → ゆるめ法(捻ってリラックス)」が、とても効きいてイイです。
整体なのかはよく分からないですが、"カラダ"だけでなく"ココロ"方にも触れてられています。「『大人へのなり方』は、… 1.自分ができないこと、できることを分別してゆくこと。… 2.達成感や評価に頼らずに、自分を肯定すること。できることを思い切りやること。… 3.自分中心に世界が回ってはいないことを受け入れること。…」とあり、50歳ですが、う〜んとおおいに唸ってしまいます。
「… よく生きる、身体を活かしきるために一番大切なこと、様々な問題に行き当たった時に一番大切なことは、呼吸が深いことです。」と。すぐに無意識に息を詰めてしまいがちな私なので、"呼吸が深い"ことを意識しようとしています。