久野康成公認会計士事務所/株式会社東京コンサルティングファーム(TCF)の 【国際化支援ブログ】

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過去の成功こそ最大の失敗要因となる

2005年10月12日 | 所長と熱く語ろう!(久野康成)
私は、研修のレジュメに、『過去の成功こそ、将来の最大の失敗要因となる』と書きました。このことが、自分の中で起きようとしていることに最近気づきました。

コンサルタント派遣モデルを一年半前に構築する前は、事務所スタッフ数は6名でした。これが、現在、170名を越えています。そして年初に、事務所の移転を2006年初頭に行うと発表したのですが、これも半年前倒しで実現できました。

私が1998年に事務所を開設したときは、9.5坪からのスタートでした。まさに、つぼ八状態です。現在、事務所の成長は鈍化してきましたが、これは、私の成功体験が足を引っ張っているように思えます。

最大の目標設定の誤りは、半年後に320名体制にするといったことです。


今仮に、私がこの会社の社長になったとすれば、そのような目標は立てません。なぜなら積み上げ方式の目標設定だったからです。このような積み上げ方式の目標は、スタッフを近視眼的にしていき空回りが始まります。

今、私が設定すべき目標は、半年後に320名ではなく、今後、4年目に1000名体制にすることです。現在、年間250名の中途入社スタッフを採用できる能力は事務所にあります。これに、100名の新卒を加え、年間350名採用できるようになれば、4年目に1000名を超えます。売上規模は50億となります。

100名の新卒は、最初の一年間は、営業を中心に行います。その後、経理・財務派遣に出ることになります。

これによって、営業強化と人材確保の両面が充実することになります。



【登山家の話】に書いたように、まだ見ぬ830名のためにも全力を尽くし、日本企業の成長を支える組織を作り上げます。