久野康成公認会計士事務所/株式会社東京コンサルティングファーム(TCF)の 【国際化支援ブログ】

東京コンサルティンググループ(TCG)は、日本企業の収益改善・国際化をトータルサポート!!

プロフェッショナル・マネージャー

2005年10月13日 | 最新ビジネス書評

プロフェッショナル・マネージャー』は、ユニクロの柳井氏が教科書として愛読した本です。

一番印象に残った言葉は、

①【経営者は経営をしなくてはならない】

②【ゴールから逆算して今の行動を決定すること】

①最初の、経営者は、経営をしなくてはならないというのは、経営者が部長職(管理部長・営業部長・製造部長・開発部長など)をしてはならないというものです。多くの経営者は、忙しいといいながら、その実態は、部長職をしているのです。

これでは、経営とは程遠い町工場と変わりません。

経営の本質は、理念・ビジョンを設定し、ゴールを明確化し、それを共有し、リーダーシップをとることです。経営の本質は、目に見えないことが多く、多くの経営者は見えやすい部長職に走り、結果として忙しくなってしまう。最悪なことに経営を行っているつもりになるのです。

だから、経営者は経営をしなくてはならないのです。私はこの言葉を別の本で読んだことがありました。私が経営をしていく上で、もっとも重視しているテーマです。


②これは、知っていながら意外にできないことです。最初、中期経営計画を立てたとき、逆算するのですが、すぐに、積み上げ方式に戻ってしまうことが私自身にもあります。壁にぶつかったと思ったときは、必ず積み上げ方式のゴール設定をしているときです。そのとき、この言葉に戻らなければなりません。改めて中期経営計画を練り直すときなのです。