災害時用の非常食を食べずに捨てた経験のある人が54・7%に上ることが、民間企業のアンケートで分かった。
備蓄したまま賞味期限や消費期限が切れてしまったのが主な理由。
最近は食品の廃棄や無駄を削減する防災様式が注目されているが、認知度は低かった。
カレーや魚介スープなどの缶詰を製造、販売する「ゴーリバー」がインターネットで8月上旬に実施。
18歳以上の男女計300人の回答をまとめた。
「過去に非常食を食べずに捨ててしまった経験」について、54・7%が「ある」と答え、ほぼ全員が「賞味期限・消費期限が過ぎてしまった」を理由に挙げた。
「商品がおいしくなさそうだった」や「賞味期限・消費期限が分からなかった」との回答も一部あった。
近年は日常と災害時の垣根をなくし、非常食などを普段の暮らしにも採り入れる考え方「フェーズフリー」が注目される。
「備えない防災」と言われ、商品やサービス、まちづくり分野などでも注目されるが、「知っている」との回答は全体の23%にとどまった。
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