年間500店以上を食べ歩く飲食店プロデューサーの食日記

仕事柄、日本中を飛び回っていて、その出張先での外食を日記にしています
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『うなぎの末よし』 創業から80余年 地元の方にも愛される老舗鰻屋さんでいただく大隅の鰻

2019-01-29 22:52:54 | 九州・沖縄
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東京へ戻る前に鹿児島らしいお昼をいただこうと思うのですが…
黒豚しゃぶしゃぶをひとりでいただくのも寂しいと、何をいただこうかと考えていますと、鹿児島は養殖うなぎの生産量が国内一位としで知られる町であることを思い出します



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ならばと、そんな地元産のうなぎがいただけるという『うなぎの末よし』を訪ねます
鹿児島県随一の繁華街と言われる天文館で創業して80余年
観光のお客さまだけでなく地元の方にも支持される老舗店でありまして、お邪魔した11:00過ぎには店内のお客さまだけでなくお弁当を買いに来られる方も絶えませんね


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提供される商品は「うな重」と「うな丼」それに「蒲焼き」でありまして…
それぞれにうなぎのボリュームが異なる松・竹・梅と用意されるほか、一品料理として白焼、肝串焼などがあるだけのシンプルなもの
となれば、迷うことなくうな重の松をいただきます
うな重は2段のお重で提供され、上段にはうなぎの蒲焼き、そして下段にはご飯と分けられていて…
これまでこんなスタイルで提供されるうな重と出会ったことが無かったのですが、鹿児島では一般的であるようですね
使われるうなぎは大隅半島産
志布志湾で採捕されたシラスウナギをシラス台地で濾過された地下水で育てているらしく全く臭みを感じることが無く、そのふっくらとした身の柔らかさは見事なもの
そんな上質な鰻を更においしく仕上げるのが創業から継ぎ足されれているという甘すぎることの無いタレと、備長炭で焼き上げられることでの芳ばしい香りなのでありまして、程よい硬さに炊かれたご飯に合わないはずがありません
そして味噌汁
ここでは肝吸いではなく味噌汁なんだと思いながらいただいていますと…
なんとのその中には肝が入っているではないですか
肝味噌汁なんて初めていただきました



おいしい鰻
そして気持ちが良い接客
また鹿児島へ出張することがありましたら、またお邪魔させていただきたいお店であります



【うなぎの末よし】
鹿児島県鹿児島市東千石町14-10
099-222-1525