チレボンバティック工房日記

インドネシア・ジャワ島、チレボン市にある手描きバティック工房から。

SateとEmpal

2006-12-31 16:54:12 | Weblog


2006年は「山羊の匂いが充満した」大晦日になりました。昨晩はEmpal(グレ)とAcar(キュウリの酢漬け)を仕込み、今朝は総出でsate作り。ココナッツの殻の炭で火をおこして焼いていきます。近所からもSATEの匂いが漂ってきて町中が山羊臭いのが犠牲祭です。

おせち料理もどきの煮物と紅白なます、年越しそば用の油揚げを煮たものなども平行して準備しましたが、どうも山羊に負けた~という感じです。

でも、Pace工房として今年もモスクや近所に山羊を寄贈できたのは良かった。工房や展示会にいらしていただいた皆様のおかげです。本当にどうもありがとうございました。2007年が良い年でありますように。



大晦日とIdulAdha

2006-12-30 14:44:05 | Weblog


2006年は大晦日とIdul Adhaが同じ日になりました。31日朝の礼拝の後、ヤギや牛を生贄にして祝います。パチェ工房では、RT(隣組)の皆さんに1頭、近所のモスクに1頭の計2頭を購入済みです。1頭はアラブ系のヤギ肉屋さん、バパ・アニスのところで買いました。写真は選んだヤギに名前を書いているアニスさんです。

例年、大晦日の夜はワカモノが町に繰り出してラッパを吹きながらバイクを乗り回したりするのですが、今年はIdul Adhaということもあり、「大人しくしていましょう」などという市長のお達しなども出ているとのこと。となると、街頭のトランペット売りの皆さんの行く末が心配。今年は職人さんがお休みなのでトランペット配布はなしなのですが、買ってあげようかな・・・・・。




お届けもの

2006-12-22 00:40:19 | Weblog


今週末は土・日・月と三連休。カトリックやプロテスタントの友人や近所の方にお届けするクッキーをラッピングしました。例年はリンダさんという中国系おばさんの作る「Lapis Surabaya」というケーキなのですが、かなり強気の価格で毎年値上げしてくるため、今年はちょっと目先を変えて「Nastar」などのお菓子を。Nastarはパイナップルジャム入り。クリスマスバージョンなのか、赤と緑に色漬けされたフルーツが乗っています。

クリスマス柄の正方形マットが何故か大量に出来てしまっていたため、その一部を使ってミニバッグを作りクッキーを入れます。まあ、こういう心遣いってインドネシアの人にはなんのこっちゃら???のようで。やっぱりリンダおばさんのケーキのほうが良かったか!?





勝手にしろくま

2006-12-20 11:00:30 | Weblog


日本はすっかり師走モード。ジャカルタなどの大都市はともかく、チレボンのような地方都市ではモールに行くとクリスマス用品などがちんまりと売られているだけであまり年末という感じではありません。

さて、恒例の干支グッズ、レバラン+結婚式ラッシュで思いっきり製作が遅れていましたが、ここにきてぼちぼち新柄が上がってきました。来年の干支は「いのしし」。インドネシアでは「Sio Babi」です。ただし、インドネシアの干支は旧暦の正月からなので、2007年2月のImlekからですね。

写真はチレボンで「Dlorong」と呼ばれる斜め文様にいのししの親子を描き込みました。いのしし、「面分け」が出来ないので文様化するのはなかなか難しいです。
鶏とかは比較的簡単なのですが。

いのししの子供は「うりぼう」と呼ばれています。いろいろ絵を描いていて思い出したのが、「勝手にしろくま」というマンガ。可愛いいのししの親子が登場していました。



納豆そば

2006-12-18 22:55:01 | Weblog

雨が降らん!などと騒いでいたら昨日の晩から大雨になりました。降ったら今度は雨漏りが心配です。夜中に犬が屋根にのぼっているので瓦がずれていないか、とか。

さて、納豆作り、静かにブームは続いています。最近は手際も良くなりました。キットで作ろうとしていたワタクシに「一度に沢山作ったほうがラクよ!」とアドバイスしてくださったジャカルタからいらしたお客様ご夫妻、感謝です。写真はお手製納豆発酵促進器。5Wの電球で40℃に保てます。

最近のマイブームは「納豆そば」。小泉武夫先生の著作を読んで猛然と食べたくなった1品です。そばつゆに叩いた納豆と刻んだ葱を入れた冷やしそばです。先日ジャカルタで買った長いもなどをすりおろして入れても美味。





ハルマニス

2006-12-17 20:21:14 | Weblog


暑い!雨季なのに雨が降りません。そのおかげか果物はおいしいです。雨に当たると甘みが減るなどという話です。本当でしょうか?さて、市場にはマンギス、ドゥク、ドゥリアン、ランブタンなども出回り始め果物のおいしい時期になりました。

今日は工房はお休み。所要もあったので、トゥルスミ村に行ってきました。カトゥラ師匠の工房にはハルマニスという種類のマンゴーがあります。熟した実が沢山なっているのを見て、家主さんと交渉して分けてもらいました。家主のおばあちゃん、チレボンからの最後のハジのグループでメッカに出発するとのことです。

例年でしたらマンゴーの時期は終わっているのですが、今年はやはり異常気象。エルニーニョ現象でしょうかね。エルニーニョの年は洪水が多いと聞きます。心配だなー。



イセンのお勉強

2006-12-14 23:34:17 | Weblog


ここのところパチェ工房ではイセン職人を養成中です。今週からはまだチャンティンを使い始めたばかり、という子を2人勉強させています。チャンティンはなんとか使えるものの、線はまだヨロヨロ。とりあえずチャンティンの正しい持ち方、蝋描きをする際の左手の手のひらの位置、蝋の温度調整など熟練職人を先生に教えているところです。

写真の右は「先生」の見本。左は生徒さんのもの。線は「Sawut」、点は「titik」と呼ばれているイセンの一番基本になるものです。3日目ですが、なかなかの出来かな?あとは根気次第ですね。しかし、まだまだ小さいのに親を助けるために働こうという意気込みには脱帽です。


ジャカルタでベチャ

2006-12-12 09:01:46 | Weblog


週末所要にてジャカルタに行ってきました。日曜日はフリーだったので朝、ManggaBesar、JayakartaHotelの裏でお粥と茹で鶏を朝食に。ここの茹で鶏はLokio(小さなラッキョウ状のもの)とSayurAsin(高菜風の漬物)のAcar(酢漬け)がおいしい。どうやって作るんだろう?果物や野菜、いろいろ食材が豊富です。日曜朝のジャカルタは渋滞もなく、あちこちへ簡単に行けます。

その後はGlodok散策に。金徳院に向かう川沿い(ドブ川?)に出ている市場は珍しい野菜やおいしそうな果物が豊富。若い生姜やランブタン・ラフィアを思わず買い込みました。お土産にしたランブタン・ラフィア、一括りRp.5000Rp.でしたが、スナヤンのモールではRp23000、BlokMの果物屋ではRp.12500と非常に高価です。

この界隈はまだまだオジェックスペダ(自転車タクシー?)、ベチャが現役。ベチャにも乗ってみました。荷車のような形ですが、一応座席もあります。ジャカルタ。Kota駅の周辺にはベモ(ダイハツ・ミゼット、三輪トラック)もまだ走っていてバジャイとともにがんばっています。

探索するといろいろ楽しそうな北ジャカルタですが、問題は渋滞。排気ガスで空気は汚いし、駐車が難しいし。運転手が道を知らないのでいつも大騒ぎしています。
やっぱり、車をどっかにおいてTransJakartaに乗っていくのが正解かな?



ヤギ貯金

2006-12-04 23:59:25 | Weblog


今日は下絵の絵師さんが結石が再発、ということでKelapaMuda(クラパムダ、若いココナッツの実)を買いにいったところ、馴染みのココナツ屋のうしろに犠牲祭用の牛がっ!えー、もう、Idul Adhaなの?たしかに今年のハジはすでに出発しているようですが・・・・・。犠牲祭に向けてヤギ貯金を始めないといけませんな。

インドネシアの方たち、「石持ち」の方が多いようなのですが、ココナッツにカルダモンと丁子を入れて煮立てて(実ごと火にかける)、しばらくおいて酸っぱくなったところを飲むとのことです。ココナツ酢のようなものでしょうか?おいしいのかな?