チレボンバティック工房日記

インドネシア・ジャワ島、チレボン市にある手描きバティック工房から。

イセンのお勉強

2006-12-14 23:34:17 | Weblog


ここのところパチェ工房ではイセン職人を養成中です。今週からはまだチャンティンを使い始めたばかり、という子を2人勉強させています。チャンティンはなんとか使えるものの、線はまだヨロヨロ。とりあえずチャンティンの正しい持ち方、蝋描きをする際の左手の手のひらの位置、蝋の温度調整など熟練職人を先生に教えているところです。

写真の右は「先生」の見本。左は生徒さんのもの。線は「Sawut」、点は「titik」と呼ばれているイセンの一番基本になるものです。3日目ですが、なかなかの出来かな?あとは根気次第ですね。しかし、まだまだ小さいのに親を助けるために働こうという意気込みには脱帽です。


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2 コメント

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Unknown (HIROKO)
2006-12-17 00:52:10
左右、普通に見比べると線の太さがやっぱり違うんですね。
それでもここまで繊細な作業を一日頑張ってはる職人さん(のタマゴさん♪)ばりエラ~イ!!

ところで・・・
イセンとはバティックの一種ですか?
それとも別ものなのですか?
色使いは同じようなかんじですか?

常に新しい試み?をされていて、今さらですがすごいなあと思いマス♪
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イセン (pace)
2006-12-18 22:35:25
イセンはバティックの工程の一つです。文様の中に細かい点と線を描く担当の人たち。

一応、頭(リーダー)のおじさんには「即戦力を探してきて」と頼んだのはずだったのですが、連れてきたのは「お子様」で。成り行き上育成しているというかなりトホホ状態なのですが、上達が目に見えて分かるので見ていてなかなか楽しいです。

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