チレボンバティック工房日記

インドネシア・ジャワ島、チレボン市にある手描きバティック工房から。

変な日本語

2007-07-29 12:15:22 | インドネシアの風物詩


  インドネシアでは「日本製品は品質が良い」という認識のもと、どうみても中国製の製品のパッケージに妙な日本語が書かれているものをよく目にします。一方でスーパーでTシャツを冷やかしているとやはり怪しい日本語の入ったプリントを見つけることも。今まで一番受けたのは「黒い日本人」と大書きされたものでした。
   
   これも最近大受けしたポケットティッシュ。この「ていしゅく」とは何ぞや?ゆるーい感じのパンダちゃんのイラストもほのぼのして笑えます。


Nasi Langgi

2007-07-26 20:07:51 | ごはん&おやつ


オシムジャパン、残念でしたねー。パレンバンで3位決定戦になってしまいました。ジャカルタだったら見にいけたのになぁ。RCTI、日本-韓国戦は生放送するんでしょうか?



さて、前夜のショックはおいしいもので癒します。今朝初めて食べたもの、「NasiLanggi」です。運転手君のご推奨で、Jl.Bahagia(アヤムゴレン屋の前)にて早朝販売しているとのことで、買ってきてもらいました。Rp.3000と格安ですが、食べ応えがあります。ごはんに小エビのから揚げ、ココナッツフレークのスパイス煮のようなものと、テンペを細かく切ってあげたもの、生の細い三尺ささげを細かく切ったもの、薄焼き卵などが載っています。クマンギの葉とサンバルゴレンを添えて。なかなか美味でした。



HUT

2007-07-25 12:04:55 | 日常あれこれ


HUT(Hari Ulang Tahun)、お誕生日のことです。インドネシアはお誕生日の本人が一席設けるという習慣があります。無理やり祝ってもらうというか(汗)。

華人の慣わしでは「長いもの」=麺を食べるので市内の中華レストランからIfumie(あんかけソバのようなもの)を出前。職人さんたちは今年はケンタッキーボックスにしました。おやつは特大ケーキを皆でいただきました。ご親切に年齢をあらわす大きな数字付き(大汗)。まあ、年齢分のローソクを並べたら大騒ぎになるので、実用的ですかね。






Rajungan

2007-07-24 00:55:46 | ごはん&おやつ


日曜日、オーナー氏が鳥の鳴き声コンテストで中ジャワのTegalに行った際、帰りにRajungan(たぶん、ワタリガニ?)の茹でたのを買ってきました。州境に近いジャワ北岸沿い、街道で漁師のおばちゃんが売っているものです。淡白な味ですが、
醤油とJerukNipis(ライムのような柑橘類)で食べると美味。

生後6ヶ月の愛鳥・Seriがコンテスト幼年の部で1位になってご機嫌のオーナー氏は蟹も大量に買ってきて、こちらはオイスターソース炒めにしていただきました。ところで、コンテスト、たまに大人の鳥を年齢詐欺して幼年の部に出したりする人もいるそうです(汗)。身代わり受験か?




お嫁さん

2007-07-21 01:10:44 | インドネシアの風物詩


前夜の雨で道路はぬかるんでしまったものの、ウウットちゃんの披露宴は無事、行われました。ウウットを8年待たせた、という新郎のディディ君は長身のハンサムボーイ、やはり家具作りの職人さんです。8年間も付き合うというのはこちらではかなり珍しいようですが、まあ、まとまってめでたし、めでたし。

披露宴ではカノマン王宮のグループによるTari Topeng(仮面舞踊)も披露されました。写真のように身長差がかなりあるお二人。どうぞお幸せに。




蓮柄のサロン

2007-07-19 19:59:20 | Weblog


西千葉・画廊椿、駒込・工藝舎の展示会終了いたしました。見に来てくださった皆様、どうもありがとうございました。展示会にはパチェ工房厳選の職人さんが手がけたカインやサロンを出展しましたが、1枚、あえて手元に置いておいたサロンがあります(写真・部分)。

明日、結婚披露宴をするウウットがイセンを手がけたものです。Badanの部分を「Soloan」と呼ばれる線描で描いた蓮柄。チレボンでは「SokaCina(ソカチナ)」と呼ばれているものです。丹精なイセンにうっとり~。

本人は披露宴が済んで落ち着いたら出来るだけ早く復帰するから、などと殊勝なことを言っておりますが、今までの例をとってもやはり子供が生まれたら1-2年はお休み。子供が小さいうちは落ち着かないので自宅での請け負い仕事でも大きなものは手がけられないというケースがほとんど(ウウットと同じくらいの技量を持つアニちゃんの子供はもう3歳ですが、「ペンギン柄の小物」を希望。ものすごい精密なイセンのペンギン柄小物が出来ています)。ウウットも嫁入り後はペンギンのスペシャリストか、トホホ~。

そんなわけで、嫁入り前最後のサロンは出し惜しみ。しばらくは愛でていようと思っています。セコイぞ。







チレボンの朝食

2007-07-18 09:13:34 | ごはん&おやつ


昨日は夜中に大雨。けさの湿度は70%ちかくあります。蝋にはいい環境だな、蒸しますけど・・・・・。金曜日がウウットの結婚式なので、今日あたりからオベガン(お手伝い)に駆り出される職人が増えそうです。

チレボンの朝食といえば、なんといってもNasiJamblang(ナシジャンブラン)ですが、今日はNasiLengkoにしてみました。1人前3000ルピア。Jl. PangonganのH.Sadi
のところまで染め師(ではなく本職は競技自転車コーチ)のおじさんが買いに行きます。

Nasi Lengkoといえば、この上に乗っているタピオカ原料のクルプック(揚げせんべい)が欠かせません。海老のクルプックとかではおいしくないんですね。何故か・・・。あと、後ろに写っているkecapCapMatahariも、他のメーカーのものでは合いません。



Kamonのバッグ

2007-07-17 09:15:16 | バティック


テンボック職人kasiriちゃんの子供、本日、退院です。健康保険(ASKESKINと呼ばれる低所得者向けの医療保障)の手続きも出来たようで良かった。あとは栄養ですね。栄養状態が改善されれば良くなると思います。

さて、写真。「Kamon」畑中さん企画・デザインのバッグです。バティックはチレボンでは「Dlorong(ドゥロロン)」と呼ばれる斜め柄で、「Tumpal(トゥンパル)」と呼ばれている三角形の幾何学文様を文様の一部に使っています。工藝舎にて展示・販売中です。




職人さんの子供が入院!

2007-07-16 09:59:06 | バティック


うーん、なんだか湿気が多い~。蒸し暑いです。ちょっと動くと汗ダラダラ。

先週はテンボック職人カシリさん(写真右)の子供の入院騒ぎで大変でした。村の医者の診断だと「Darah merah dimakan darah putih」(赤血球が白血球に食われる?血液検査もしていないのに?)ということで、入院するように言い渡され、パチェ工房に程近い、公立グヌンジャティ病院に入院することに。レントゲンを取ったところ肺に影があり、肺の炎症だと分かりました。

ソレハちゃん、まだ1歳ちょっとなので、お母さんはずーっと付いていなくてはならず疲労困憊状態。早く、よくなって村に戻れるといいのですが・・・・・。


手拭

2007-07-15 09:25:23 | バティック


日曜日、久々に雲が重く垂れ込めています。オーナー氏は早朝から大騒ぎして鳥の鳴き声コンテストに出かけていきました。雨に降られていなければいいのですが。関東地方は台風の接近で今日一日大荒れの天気になりそうですね。外出される方、気を付けてください。

さて、手拭!
ひょんなことがきっかけでオリジナルを制作してしまいました。

パチェのものはおなじみ、バティックの工程です。インドネシア語(ジャワ。チレボン語)で工程の名前入り。注染め技法で作られています。Kamonは生命樹柄、きれいです。細かい点や線が特徴のバティックとはまた違う型染めの世界が楽しめます。工藝舎で販売中。