チレボンバティック工房日記

インドネシア・ジャワ島、チレボン市にある手描きバティック工房から。

そろそろ雨季も終わり?

2006-02-18 00:01:13 | Weblog
ここ数日、晴れる日が多くなってきました。染めは進むし、蝋のひび割れも少なくなるしで、バティック作りには丁度いい感じです。まだそれほど暑くはないので蝋の調合はしばらくは変えずに済みそうです。先日ジャカルタに行ったのですが、インドラマユで洪水の被害があった地域も、稲がすくすく育っているところや、稲刈り中の水田もあり(もちろん根枯れして稲が駄目になってしまっている地域もありました)、新聞で騒がれていたような被害ではないのかな?と思いました。とはいえ、Pantra街道沿いしか見ていないので実際のところはわかりませんが。洪水の際につんだ土嚢がそのまんま放置してあるっていうところがインドネシアらしいです。洪水とは直接関係はありませんが、米の価格は相変わらず高値安定。パチェ工房では一日5kgを食べる米食い族(職人さんたちです)がいるのでやりくりが大変です。

元宵節

2006-02-12 09:56:59 | Weblog
2月12日の日曜日はいわゆる「CapGoMei(チャップゴーメイ)」。春節から15日目の元宵節と呼ばれている日です。各都市のKelenteng(廟)では華人が集まり、pekong(ペコン)と呼ばれる仏像のようなものを御輿に乗せて町中を練り歩きます。廟で華人の奥様方が炊き出しするのは「Lontong Cap Go Mei」。バナナの葉で包んだ細長いチマキ状のものを輪切りし、鶏肉のココナッツ煮やウリの炒め物、サンバルなどと一緒にいただきます。これは信徒だけでなくその日廟を訪れた人たちに振舞われる元宵節のごちそうです。バロンサイ(獅子舞)やLion(龍)、jangkungan(竹馬に乗った人たち)もペコンを乗せた御輿とともにパレードに繰り出し、市内は大変賑わいます。

手作り豆腐

2006-02-04 00:49:13 | Weblog
少し前まで豆腐やバソ(Bakso)のフォルマリン問題で大騒ぎだったインドネシア。毎週土曜日にバイクで届けにくるお豆腐屋さんも「フォルマリン使ってるでしょー」と言われ続けて困惑気味でした。うちでもここのところテンペの登場回数が多かった、というのはテンペは発酵食品なので保存料の使いようがないからです。そんな騒ぎの中、ふと思い立って日本から手作り豆腐キットというのを取り寄せました。大豆、にがり、型、濾し布などがセットされたもの。にがりをうつタイミングがなかなか難しいのですが、出来立てのおいしい豆乳は飲めるし、おからはゲット出来るしで、優れものです。なんとなく小学生の時学校で買ったの「科学」と「学習」(でしたっけ?)の実験を髣髴させるような工程。豆腐はにがりを入れる際の温度がちょっと低かったか、ゆるめでうまく形が整いませんでした。しかし味は美味。冷奴、チゲ、湯豆腐などにしていただきました。お手伝いさんは「また、ややこしいことを始めて、ケッ!」とか思っているかと思いますが(←後片付けとか大変そう)、再挑戦してみたいと思います。