チレボンバティック工房日記

インドネシア・ジャワ島、チレボン市にある手描きバティック工房から。

ジャカルタにてチャリティー展

2006-07-30 03:21:56 | Weblog

最近、ちょっと湿度が高くなりつつあり、うす曇の日も出てきました。
蒸し暑いとついついボーっとしてしまいますね。日本の現在の暑さはこんなものではないかと思います。

さて、東京・駒込、工藝舎での展示会、無事終了いたしました。会場に足を運んでくれた方、ご友人などにお知らせ&宣伝してくれた方、皆さんどうもありがとうございました。今回はジャワ地震被災者救援のチャリティー企画も同時に行い、多くのかたにご賛同いただきました。近日中に展示会レポートをWEBにアップいたします。

8月1日からはジャカルタに場所を移してチャリティー展示会を開催いたします。ジャカルタ在住の皆様、8月にジャカルタをご訪問されるご予定がある方、お時間があればお立ち寄りください。どうぞよろしくお願いします。




HUT

2006-07-24 19:22:31 | Weblog

HUT=Hari Ulang Tahun、誕生日のことです。お誕生会という年ではないのですが、インドネシアの習慣は誕生日を迎えた本人が回りの人たちに奢るということ。職人さんのサービスのため、本人企画(←トホホ)のお誕生日会をしました。
といっても、お昼休みグラゲモールに連れていって、「Bakso Lapapangan Tembak Senayan」の高級BaksoとTeh Botolというメニュー。Teh Botolは23人分たのんだら、何故か30本もきてしまい、「何、これ、多すぎるよ」と突っ込んだところ、「3本頼むと1本サービスします」とのこと。「そんなん、先に言わんかい!」、と普段はあまり飲まないTeh Botol Sosroを飲み干し、また工房に戻ってきてお仕事再開という一日でした。
ジャカルタあたりのセレブな方たちはホテルなどでお誕生会開催するそうです。大変だなー。しかし、コマーシャルだったか、会社の同僚とかが別室からいきなりケーキ持って出てきて「サプラーイズ!」ってやってましたけど、うちは私が朝出勤してきた職人に「今日は(自分の誕生日だから)グラゲでお昼食べるよっ!」って驚かせてどうする?職人さん、「前もって言ってくれたらもっとおしゃれしてきたのに」だって。脱力。




展示会+チャリティー

2006-07-22 19:44:48 | Weblog

日本は大雨の被害が深刻なようですね。7月22日、土曜日から東京・工藝舎で展示会が始まりました。今回はジョグジャの地震被災者救済のチャリティーも兼ねているので日本のパートナーは準備に大忙しのよう。パチェ工房からもチャリティー用の小物を出しました。準備の最中、ジャワ南岸でまたまた地震+津波が起き、その2日後にはスンダ海峡でまた中規模の地震と、自然災害続きのジャワ島です。チレボン市内にもまた「Posko」が現れ、街頭募金も行われています。

今回の展示会+チャリティーはWEBのほうにアップしてあります。ご興味のあるかたはご一読ください。

http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Momiji/8181/news/060527.html

8月1日からはジャカルタでもチャリティー展示会開催の予定です。
どうぞよろしくお願いします。






Ki Buyut Trusmi

2006-07-18 01:15:54 | Weblog

ジャワ南岸でまた地震がありましたね。チアミスはチレボンの真南、結構近いです。ジャカルタは揺れたようですが、チレボンは感じなかったな。被害がひどくならなければいいのですが。

さて、7月17日、月曜日で約1週間続いたKi Buyut Trusmiと呼ばれるイスラム聖人の廟の屋根の葺き替え儀式「Ganti Silap」(←すみません、綴り不明です)が終わりました。今日は職人さんは皆Obangan(お手伝い)でお休み。お昼には職人が村の人たちに配るごはんとおかずとお菓子一式が入った籠を届けにきました。構成する食べ物の一つ一つに意味があるとのことです。日本のおせち料理を思い出しますね。

パチェ工房では今年米100kgを寄付しました。トゥルスミ地区のハジの中では牛を寄付する人もいたそうです。儀式の最中は炊き出しがずーっと行われ、最終日に村の人たち全てに配られます。その材料は村の人たちからの寄付で賄われるとのこと。今回の木の屋根の葺き替えは4年に一回。毎年葺き替えられる茅葺屋根の部分は1年に一回でこちらは「Memayu」と呼ばれます。なんとなくばっくりは分かるんですが、この儀式の詳細、誰か日本語で書いてくれないかなー。研究者のかた、お願いします。


入学・進級の季節

2006-07-14 04:52:58 | Weblog

乾季でカラカラッのジャワです。農村では水の争奪戦をしているとか。死活問題ですからねー、大変です。町は道路が乾ききって埃が舞い上がっています。日本はこの時期、湿気すごいですよね。ワールドカップも終わってしまい、ゴラクの少ないチレボンでは暇しています。でも毎日、サッカー観戦も体力が続かんし。

さて、そろそろ入学・進級の時期が近づいています。来週から始まる学校が多いとのこと。パチェ工房のスタッフや職人さんたちも金策で頭が痛いです。何しろ学費や諸経費のほかに、新しい制服一そろい、教科書一式、ノートなどの文房具などかなりまとまった額が必要です。運転手のP君は殊勝なことに残業代を学費用に貯金をしてあったので一部を引き出すことで払いきれたそうですが、他は「借金の申し込み」行列状態です。最終的には貸すことになるのですが、言い出されるのはこわい。職人と目を合わせないようにしょようっと。


こちらの学校は通常の制服のほかにも土曜日のボーイスカウト用の制服、金曜礼拝用のイスラムの服、通学用の靴などそろえなければならないアイテムが多く、それに輪をかけて保護者に打撃を与えるのが、教科書代。毎年変更されるので「お下がり」は使えません。教科書を扱う本屋さんや制服屋さんはかきいれどきです。



ワールドカップ決勝

2006-07-10 02:41:51 | Weblog

昨日は、ドイツ-ポルトガルの三位決定戦を観戦(途中で爆睡)。日曜朝、眠りこけていたら、門がガラガラ開く音がして「サラマリコン(←アッサラームアライクムなのだがこう聞こえる)!」と職人さんたちの声が。どうも、オーナー氏がおいしいもの食べに連れて行ってあげるとかなんとか言って日曜出勤させたことが判明。慌てて飛び起きていろいろ準備をする始末でした。問題のオーナー氏は早朝から鳥の鳴き声コンテストでどこかに行ってしまていて、仕方ないので市内で「Soto Lamongan」(Soto Ayam)を買ってきてお昼に皆で食べました。ああ、びっくりした。

さて、とうとうワールドカップも決勝です。今回は南米チームが早々に敗退してしまいちょっと残念でした。昨日、見過ごしてしまったので、今日は市内のホテルのカフェで「Nonton Bareng」もいいかな、とチラッと考えたのですが、やはり夜中の外出は億劫ということで、自宅観戦です。Alun-Alun Kejaksanでは大スクリーンを設置しておりました。行ってみたーい、でも、無理だな夜中だし。明日は縫製担当が出てくるという話もあるので(バティック職人はお休み)一応準備をしていざ観戦です。いい、試合になるといいなー、というか「素晴らしいゴール」が見たいです。

トゥルスミのお祭り

2006-07-09 01:28:19 | Weblog

このところ、すごーく蚊が多くて安眠できません。すぐに壊れるけど中国製の蚊退治ラケット買おうかな。

さて、トゥルスミです。お祭りというか、4年に一度のKiBuyutという聖人の廟の木製の屋根を葺き替える儀式。月曜日から約1週間かけて始まります。職人さんは当然ながらobengan(オベガン。炊き出しなどのお手伝いのこと)モード。月曜日はお休みだよーん、と宣言されてしまいました。7月22日からの展示会の追い込み中だったのでガガーーンです。


よくよく考えたらこんな間際に作っているほうが悪いので、出来ていない分はまああきらめるより仕方ありませんな。でも、月曜日の代わりに明日の日曜出勤してくるという話です、ホンマかいな?


2006-07-02 23:05:43 | Weblog

ここのところ工房で一番良く働いているスタッフがどうも「結石」でスッタモンダ中です。かなり痛いらしく、とりあえず医者に行って推薦状をもらってきたので、近くエコー検査(?)をしに行く予定です。

インドネシアは水が硬水だからでしょうか?「石持ち」の人、多いです。後、暑いのに皆意外に水を飲まないですね。ちょっと前にはバティックの師匠、カトゥラ氏も手術していました。

医者に行くほかにも民間療法を、ということで、若いココナッツの上部に穴を開けてそのまま火にかけ、熱した後に飲むというのも試しています。効果あるのかな?でも、石の大きさ次第ですね。