チレボンバティック工房日記

インドネシア・ジャワ島、チレボン市にある手描きバティック工房から。

LPGガスでバティック・その3

2009-04-30 17:58:35 | LPGガスでバティック


せっかく組み立てた台を解体し、鉄のフレームを短く切ってガステーブルを取り付け試用開始。とりあえずテンボック職人がお試しです。蝋が垂れても大丈夫なようにトタンで作った涎掛け状態のものをセットし、蝋の鍋を置きます。怖いものなしのはずのテンボックのお姉さま方、かなり引き気味(汗)。とりあえず蝋の温度の調節はOKのようです。




LPGガスでバティック・その2

2009-04-30 17:47:47 | LPGガスでバティック


本日も続くLPG移行大作戦。リンナイの1口ガステーブルに足を付けて高さを調節します。画像は染め職人のカムトおじさんとそれを監督するコマールさん(ほとんど呆けと突っ込みの漫才コンビ)。せっかく作ったのに14cmも高すぎました(汗)。さっきちゃんと測っていたのにのに何故だっ!?


LPGガスでバティック・その1

2009-04-30 10:37:48 | LPGガスでバティック


パチェ工房では現在、灯油からLPGガスへの移行大作戦が展開中です。日曜日には蝋置き用のガス管を配管する予定。毎日、ガス屋やら付属品を扱うお店をぐるぐる回って情報と少しでも上質な部品を集めている日々です。なにしろ、なんでも「Tidak Apa-apa(ノープロブレム)」の国民性なんでねぇ。安全性は?と大騒ぎしているのはワタシだけです。

先日、トゥルスミ村を視察に行き、チャップバティック業者で1ヶ月前からLPGガスを使っている工房を見せてもらいました。政府支給の一口のガスコンロにフツーにガスホースを繋いで作業しています。燃料費は灯油に比べて30%くらいだとのことでした。

画像はカトゥラ師匠の工房にある蝋落としや蝋の調合に使うためのガスコンロ。倒産したお菓子工場から貰い受けたそうです。カトゥラ師匠は今のところ蝋置きにまだ灯油使用とのこと。様子見だそうです。職人さん情報によれば一部の業者はすでに蝋置きもLPGガスを使っているそうな。



賄い用の台所

2009-04-29 23:51:59 | 日常あれこれ


かえる食堂でご飯食べていたらいきなり大雨になってびっくりしました。4月も終わりなのになぁ。

さて、灯油、7500ルピアから下がりません。仕方なく職人さんの食事を作る裏の台所もガスコンロ導入、ということで現在大改造中。もともとゴチャゴチャの庭がますます手狭になってます。裏の台所には配膳用の大きな机があって、朝・昼・晩とたくさんの人が食事を取るんでいつも散らかりっぱなし。「整理整頓しなさい」とか「汚れたお皿はすぐに洗いなさい」などと小言を言ってもさっぱり利き目がないので、注意書きを一番目立つところに貼り付けました。

「Kalau kalian tidak mau cuci, biar Ibu Yumiko yang mencucinya!」(もしあんたたちが洗わないっていうならば、イブユミコが洗っちゃうからねっ!)。この脅し文は結構効いたようで、染めのおじさんたち神妙に自分の使ったお皿洗ってます(笑)。



Anggrek

2009-04-27 09:45:54 | 日常あれこれ


蘭の鉢植えを4鉢もいただきました。コマールさん、大喜びで玄関先に並べて毎日手入れしています。今日は下絵のおじさん、「スケッチ」という課題をさせられているところ。お花がある暮らし、いいですねぇ。

日本では野菜やハーブを育てるのが趣味のひとつだったのですが、なにしろ暑さが厳しいジャワ北岸、しかも手狭な庭では栽培が難しくザセツの連続。でも、年間通して気温が一定というのは日本の友人にはうらやましいとのこと。「蓮鉢に熱帯魚」とか夢だそうです。

うちの前庭はMengkudu(ヤエヤマアオキ。ジャワ名;Pace)、マンゴー、スリカヤ、ブリンビン・サユールと4種の木があって、地面はSirihとSambung Nyawaという薬草でジャングル状態なのですが、ちょっと手を入れよかなぁ。




納豆生活その2

2009-04-23 12:24:28 | ごはん&おやつ


今日は朝から染め職人がたくさん来ているので、まず蝋落とし。インドラマユのカインを3枚「Sogan」の加工もしています。まず濃紺に染めてから苛性ソーダ液に付けてブラシでこすり、蝋置き部分を壊します。惜しいなあ、淡色を染めようと思ったらお日様が出ない・・・・・。

さて、いつまで続く納豆生活。今日は「納豆そば」。茹でたそばのうえに大根の千切りをしこたま乗せて、出し醤油で練った納豆、大量のネギ、のりを置いて、麺つゆをかけます。あああ、麺つゆの備蓄も残り少ないような。日本食スーパー、いつになったら品揃えが元に戻るんでしょう?

ネギが大好きなので冷蔵庫のタッパーにはいつも薄切りにしたネギを常備。ネギを切らすとご機嫌斜めになります。そのたびにお手伝いちゃんがワルンに走ってる。最近はなくなる前に「Bu, daun bawangnya tinggal sedikit lagi!」って注意を喚起するようになった。エライぞ、13歳。


納豆生活

2009-04-22 22:45:28 | ごはん&おやつ


ついに日本食の備蓄が残り少なくなってしまいました。料理酒はあと残り1本。ウィジャさんにアヤムゴレンとかに無駄に使われないよう目を光らせているところです(笑)。自分用の冷蔵庫に隠そうかな。ネオソフトももうあと半分しかないから、なくなったらフランス製のバターを使うことに。まあ、いいんだけどね、BlueBand印のマーガリンでも。

さて、おととい仕込んだ納豆が出来上がりました。小分けにしてパック器で密封し、冷凍庫で保存します。ベーコンやハム、カレーソース、おからなんかも皆、平たくし密封後、冷凍庫へ。本当は真空パックとかに出来るもっといい機械が欲しかったんだけど。。。。。




Otak-otak

2009-04-20 22:22:47 | ごはん&おやつ


インドラマユ・グルメシリーズ、第二弾。「Otak-otak」。インドラマユの旧商店街の華人老夫婦の家で作られているオタオタ。先日、わざわざ出来上がる時間帯を狙って訪ねたときは、通りに面したお部屋に座っていたおじいちゃんに「今日は作ってないよーん」と言われ、がっくり。でも、持ち前の計画力(こういう段取りだけは得意)で、アアットちゃんを遠隔操作し、ついにゲットしました。

1個1200ルピアとこちらの物価(特に地方都市の)では破格な値段ですが、おいしい~。粉などは一切使われていません。左が蒸したもの、右が炭火で焼いたものです。1200ルピアにびっくりしたアアットちゃん、「ダンナが漁でさわら捕ってくるし、アタシも(バティックやめて)オタオタ作ろうかなぁ」って、、、そりゃー、イカンよ。



Ikan Tongkol Asap

2009-04-19 17:02:24 | ごはん&おやつ


やっほー。インドラマユの職人さんが注文していた燻し魚を持って登場しました。地元のTPI(漁業組合の卸市場)10万ルピアで11匹買えたとのことで、ダンボール一杯。スラバヤみやげのBandengAsapはすでに食べちゃったため、冷凍庫が空いていて良かった~。

持って来てくれた職人さんのご主人は中型漁船の船長さん。よって、新鮮な魚の見分けはバッチリです。競りにはさわらなども出ているとのことなので今度はお願いして魚のBakso(つみれ)とか作ろうかなぁ。インドラマユとのコラボ、なんだかバティック以外のことで夢が広がっています。

今回、チレボンまで運び屋さんをしてくれたアアットちゃん。実は彼女がまだ子供のころから知っていて、長いお付き合いなのですが、今年長男がIPB(ボゴール農大)の漁業関係の学部に合格したとか。びっくりです。こちらも年をとるわけだ。




四十肩

2009-04-15 23:42:14 | 日常あれこれ


最近なんだか左肩は痛いなぁ、と漠然と思っていたら、なんと後ろに回すとすごく動きが制限されていることが判明。「痛い~」と騒いでいたところ鍼に連れていかれました。黄先生と呼ばれ、頭痛や胃痛などの際よくお世話になっています。

鍼と温熱ランプですっかりヘロヘロになって帰宅。その後、工房ほったらかしにして爆睡。夕方起きたら、床に本日蝋落としした布が置いてありました。染めの指示を出さずに眠ってしまっていたので、染め職人がどれを何色に染めればよいのか判断出来ず、仕方なく蝋落としをしていたようです。

鍼治療はいいけど、眠ってばかりというのはマズイ。今度は夕方の診療時間に行こうっと。1回が50000ルピア(約500円くらい)。効くといいなぁ。