チレボンバティック工房日記

インドネシア・ジャワ島、チレボン市にある手描きバティック工房から。

大晦日

2008-12-31 22:25:28 | インドネシアの風物詩


大晦日なのに、歯医者に行き2時間以上待たされて(インドネシア名物・医者の順番の割り込み続出。いつもはこんなことないのに!)、夕食時だったのでお腹が空いてしまい診療しないで帰ってきました。文庫本1冊読んじゃった。今度はDSとかお絵かき帳とかも持っていこう(トホホ)。

大晦日、恒例のトランペットの「大人買い」をしてきました。今年はいつものタイプのほかに龍の顔が付いているものなどバリエーションが沢山あって選ぶのが大変。新製品は高めなのですが、やはり目を引くのか良く売れてました。写真のものが15000ルピア。職人さんも大喜びでラッパ吹きながら帰宅していきました。夕方から降り始めた大雨、夜には上がったので街は賑やかです。

2008年、チレボンのスタジオパチェを訪問してくださった皆さん、ジャカルタのセミナーや日本での展示会にいらしてくださった皆さん、どうもありがとうございました。

燃料問題(灯油)、職人さんが海外出稼ぎ(どうやら悪徳)エージェントに連れ去られるなど、工房のほうも今年はいろいろありました。手描きバティックをめぐる様々な状況は決して明るいものとはいえませんが、現状の職人さんたちと少しでも良いものを作っていきたいと思います。

2009年がよい年でありますように。



Ubi Cilembu

2008-12-25 09:02:20 | ごはん&おやつ


クリスマス。国民の祝日ですが、イスラム教の皆さんは関係ないので、工房は稼動しています。一応カトリックの運転手は昨晩、イブのミサに出かけました。年に一度の教会通いでいいのか???

さて、灯油。ますます、大変なことになっていて、自宅で作業している職人さんたちは大騒ぎしています。灯油を一部支給するなど、対策を考えないといけないかもしれません(しかし、こちらもその分の灯油を確保出来るのか?)。

Premium(現在Rp.5.000)、Solar(現在Rp.4.800)は既に値下げがあったのに、政府がきめた価格・2500ルピアのはずの灯油はいまや5000ルピアを超えています。以前、一部の長距離トラックドライバーなどはSolarを給油せずに街道筋で売られている灯油を買い、こずかいを稼ぐという手法を使っていたのに・・・。

エネルギー危機はこんなところにも!いつもバンドンから戻る途中でお土産に買う「Ubi Cilembu」(写真)。今回立ち寄ってみたら、閉まっているお店が沢山。偶然、いつも買っているお店は開いていたのですが、1kgがRp.12500とエライ値上がりで、「何で?!」と聞いたところ、「灯油が手に入らなくて炭を使い始めた」との答え。炭火は香りもいいしおいしいけれど、コストがかかるとのことでした。資金が不足しているお店はどんどん閉店しているとのことで、バティック同様こちらも大変だなぁ、と思いました。

政府主導のKonversiGas、かなり浸透したものの、ガスボンベの小売価格が政府指定のRp.14000から現在Rp.20.000とこれまた値上がりして庶民のお財布を圧迫しています(怒)。




クリスマスギフト

2008-12-24 14:06:28 | インドネシアの風物詩


クリスマスイブなのに歯医者の予約が入ってます~、トホホ。

今年のクリスマスのギフトはこんな感じにしました。友人のアリちゃんにチーズ風味のクッキーを作ってもらい、Bandungのパッチワーク屋さん「AGAPE」で購入したクリスマス柄の折りたたみプレートの上に置いて、パチェ工房のこれまたクリスマス柄の携帯ポーチを付けました。うーん、可愛い(自画自賛)。

工房はクリスマスは関係なく、職人さん、がんばって作業中。クリスマス休暇で帰省したり観光に来ている人が多く、チレボンの街もにぎやかです。





戦利品!

2008-12-20 19:23:35 | ごはん&おやつ


ああ、なんだかうっとおしいお天気。染めも大変ですが、お日様に当たらないと体もダルイですぅ。

金曜日、所用があってバンドンに久しぶりに行ってきました。パサールバル界隈で布地の買出しをした後、行ってまいりました、念願の「きのこファーム」。バンドン郊外のLembangからSubangに向かう途中にあり、新鮮なしいたけ、舞茸、その他様々なきのこ類、アスパラガスなどをゲット!干し椎茸ももちろん購入しました。
Lembangでおいしい中華料理もいただいで、大満足。帰りにはバンドン市内のスーパーで珍しいお野菜なを買い込み、車の後ろのシートに積み込んでチレボンに戻ってきました。

画像は戦利品のきのこ類。「霊芝」なども試しに買ってみました。しばらくはきのこ料理が楽しめそうです。しいたけレシピさがさなきゃー。








Elpijiすったもんだ

2008-12-13 09:13:05 | 日常あれこれ


Konversi Elpiji、チレボン市内でもかなり浸透しました。パチェ工房の賄い用台所でもごはんは灯油使用のKomporで炊いていますが、おかずは政府から支給されたガスコンロ使っています。3kgのプロパンガスでだいたい5日持ちます。なくなったらエージェントかガソリンスタンドに買いに行ってます。交換が15000ルピア。1日3000ルピアですから、灯油よりは経済的です。

節約だっ、ヤッホー!と喜んでいるところに、いきなり冷や水。プロパンガスが供給不足とかで入手が難しくなってしまいました。ニュース見ていると「製造が追いつかない」そうです。探しまわってやっと見つかっても価格が上がってます。もう本当になにやっているんだかねぇ。





Topeng Selangit

2008-12-12 11:19:23 | チレボン情報


バタバタしているうちに12月も中旬に突入してしまいました。その間「犠牲祭」で山羊尽くし料理大会したり・・・。

Idul Adhaの連休には機会があって、久しぶりにTopengSelangitを見ることが出来ました。踊り手はMaestro故スジャナ氏の子息イヌさん。トゥルスミ村のユルーイ雰囲気の中で「Kelana」と「Samba」の2種類の踊りを披露してくれました。

画像はSelangit のnayaga(楽士)。チレボン独特のにぎやかなガムラン演奏、堪能しました。背景にかかっているバティックはカトゥラ氏の「インドネシアで一番大きなワヤン柄の手描きバティック」。MURI(Museum Rekor Indonesia)からの認定書もいただいています。

ダンドゥットに押されて、チレボンの伝統芸能グループはなかなかお呼びがかからない状況が依然続いています。また、こんな機会があるといいなぁ。


12月

2008-12-02 10:05:36 | Weblog


12月に入りました。来週の月曜日はIdul Adha、今日はKambing(ヤギ)の注文に行ってきます。

先週はジャカルタ・MegaSeniGalleryのオープニングを兼ねたバティックワークショップを開催しました。参加者の方たちには文庫本カバーのデザインをプリミシマという生地の上に描いてもらいました。今週後半からイセンを段階的にしていく予定です。製作の様子などはぼちぼちアップいたしますね。楽しみにしていてください。

新しいMega Seni Galleryの場所はダルマワンサスクエアのすぐ近く(住所、電話番号などは追ってアップします)。ランチマーケット等でお買い物のついでにでも立ち寄ってみてください。ジャワの伝統家屋を移築したJogla形式のすばらしい建物で、ゆったり座って和めるテラスや広い庭もあり、ジャカルタの中心部にあるとはとても思えません。オーナーのマリコ・スルヤントさんいわく、「お茶を飲めるスペースも作る予定」だそうです。12月いっぱいは旧店舗のほうも平行して営業する、とのことでした。今後ともよろしくお願いします。

画像はギャラリー部分の正面。この他にもやはりJoglo形式のファンクションルームが敷地内にあります。