チレボンバティック工房日記

インドネシア・ジャワ島、チレボン市にある手描きバティック工房から。

洪水

2006-01-30 22:13:25 | Weblog
日曜日の29日は春節、インドネシアではImlek(陰暦)と呼ばれるチャイニーズニューイヤーでした。Imlekの頃は毎年雨が多い時期。福建省がルーツの工房オーナー氏は「Imlekに雨が降るのは縁起がいい」と大喜びで恒例のDodolなどを配っておりました。しかし、華人にとって恵みの雨も今年は多すぎたか、ジャワ海沿岸部では西ジャワ~中ジャワ~東ジャワと広域に渡って大洪水になってしまいました。特に被害がひどかったのが、西ジャワのインドラマユ、中ジャワのクンダル、東ジャワのトゥバンなど。この地域はジャカルタ~スラバヤを結ぶ幹線道路が走っているのですが、各地で洪水や冠水のため寸断。トゥバンでは橋は壊れて復旧には時間がかかりそうです。ジャカルタに向かう際にインドラマユ県で目にした光景はまるで海のような水田。植えたばかりの稲の苗がすっかり水没してしまっていました。2月はまだまだ降雨量の多い時期、被害が拡大しなければいいのですが。

皇帝ペンギン

2006-01-22 00:05:23 | Weblog
最近、晴れの日が多くなりました。晴れると暑くて辛い・・・・・。じゃあ、どうゆう天気ならばいいんだ?と突っ込まれています。待ちに待ったDVDが到着。2005年夏に日本で大ヒットしたフランス製映画「皇帝ペンギン」。こちらでバッタものを探していたのですがさすがに見つからず、日本の友人に持ってきてもらいました。さて、鑑賞をと思ったら、やはり地域コードが違うので「No Disc」の表示。仕方なく町の電気屋に中国製のオールリージョンDVD再生機を買いにいってきました。メーカーは「MitoChiba」。日本もどき?出費は痛かったけれど無事再生に成功。今度は日本からDVDソフト持ってこようと夢は広がります。

結婚式第一弾

2006-01-16 01:49:14 | Weblog
IdulAdhaが済み、通称「Rayagung」と呼ばれる時期。あちこちで結婚式が行われ、うちにも招待状がどんどん舞い込みます。土曜日、日曜日などは掛け持ちしなければいけないほど。15日の日曜日は、パチェ工房のイセン職人が結婚しました。工房で働き出して、2年ほど。なかなかセンスが良く、良い仕事をする17歳のお嬢さんです。午前中のAkadNikahの後、披露宴は午後4時くらいから行われます。都合のいい時間に適当に立ち寄るスタイルなのでちょっと早めに出掛けたところ、途中からものすごい雨に。トゥルスミ地区に入ると道は冠水しているは、川は増水しているは、雨どいは滝のような状態で・・・。家の近くまで来ると、家の前の道が冠水しており、仕方なくサンダルは車に残して裸足で歩きやっと到着。お祝いを渡し、写真を撮り、お食事をいただきました。ごちそうはアヤムゴレン、サユールアサム、塩魚、揚げテンペ、ララップ、ごはんという村の定番。でも、とってもおいしい!!薪で調理しているからでしょうか?新婦はなにやらスマトラ風の髪飾りを付け、白塗りの上にすごい厚化粧。素顔もきれいな子なのでナチュラルメイクのほうがいいのに・・・と、いうのは余計なお世話ですね。白い歯が印象的なこれまた若いダンナさんは家具職人とのこと。末永くお幸せに。

犠牲祭

2006-01-11 00:57:44 | Weblog
1月10日はIdul Adha(犠牲祭)。私の認識としては町中にサテの匂いが漂う日です。計画ではヤギ1匹をMesjidに寄付、1匹をの半分を近所の人たちに配って、足りない分はいつも肉を注文しているアラブ系のおじさんのところで買おうと思っていたところ・・・・・ガガーーン、アニスさんのヤギ、既に売り切れ。で、仕方なく11日の工房でのお食事会用をもう1匹購入することに。早朝の集団礼拝の後、8時頃にはヤギに呼び出しがかかり、1時間もかからないうちにお肉になって戻ってきました。今日はとりあえず仕込みということで、バティック職人さんでお料理の上手い人もお手伝いに駆り出し、クトゥパット、ロントン、Empal(ウンパル、ヤギ肉のカレーのようなもの。辛くはない)、acar(きゅうりの酢漬け)などを作りました。私もドサクサにまぎれて肉をたたいてもらい、竹で太目の串を作ってもらってシシカバブなどを料理。コリアンダーの葉(香菜)がなかったのがちょっと残念でした。

4連休

2006-01-08 14:51:47 | Weblog
今日から工房は4連休。カレンダーでは10日の火曜日(Idul Adha)がお休みなだけなのですが、うちの場合は職人主導で決めるので、まあ、仕方がありません。「レバラン・ハジ」などと呼ばれているIdul Adha(未だ正確に何の日なんだか説明出来ません。興味のあるかたはサーチエンジンなどで検索してください)はレバランに次ぐイスラム教徒にとっての大きな行事。当日はヤギは牛を生贄にし、サテにしたり、肉を近隣の貧しい人たちに分けたりします。パチェ工房ではRT(エルテー・町内会)用に1頭、近所のMesjid(イスラム寺院)に1頭を購入予定しています。ヤギは大きさにもよるのですが、750.000ルピアから1.500.000ルピア。去年に比べて随分価格が上昇しているような。牛は最低でも6.000.000以上とさすがに手が出ません。今日は天気も良いので今からチレボン郊外の村にヤギ探しに行ってきます

ホームページ更新中

2006-01-06 00:22:26 | Weblog
2006年の目標は整理整頓!モノの置き場所が決まっておらず、効率悪いことおびただしい。今日も、描きかけの下絵が行方不明になり大騒ぎしてしまいました(未だ捜索中)。年初めなので、ホームページもちゃんとしようと思って久しぶりにちゃんと見てみたら、リンクは切れているは、列車の時刻は変わっているはで。本数も一日4本から6本になっているし。「Cirebon Ekspres Utama」なんている列車も導入されています。正確な情報はPT。KeretaApiのホームページで確認可能かとは思いますが、パチェのページも段階的に更新していこうと計画中です。

生地の仕入れ

2006-01-04 12:31:47 | Weblog
バティックの素材である木綿生地を仕入れにプカロガンに行ってきました。チレボンから車で片道約3時間。Jalur Pantra(Pantai Utara Jawa、国道1号線のようなものです。ジャカルタ~スラバヤを結ぶ幹線道路)と呼ばれるジャワ海沿いの平坦な道を東進します。雨季のせいか、道路がボコボコで走りにくいこと。プカロガンでは布だけでなく、染料や蝋などの問屋も多くあるのですが、今回は木綿生地が目的です。Cap Tiga Benderaという商標の上級白生地(通称・プリミシマ)とBelacuと呼ばれているやや粗めの未晒しの厚地木綿などを購入。チレボンでなかなか手に入らないものもあるので、ほっと一息です。これであと3ヶ月くらいは持つかな?価格はやはり高くなっていました。パチェ工房のバティックはすべて手描きなので工賃のウエイトが大きく材料の占める割合は少ないのですが、Cap(スタンプバティック)や同じ手描きでも安価なものを作っている工房はやりくりが大変だと思います。

雨季のおやつ

2006-01-03 00:47:07 | Weblog
年明けて2日から職人さんたちはフツーに出勤してきています。今日は午前中珍しくいい天気で染めもバンバン進んでちょっとご機嫌でした。お昼頃、出掛けた際、久しぶりにKelapaMuda(若いココナッツ)を職人さんのおやつに購入。スプーンでそいだ果肉と果水に、椰子砂糖で作ったシロップを入れて、甘いデザートを作ります。暑い日にはぴったりのおやつ。と、思ったら、2時過ぎからザンザン降りの大雨に。これではKelapaMudaよりも暖かいGorengan(揚げ物)とかのほうが良かったな・・・と思ったところで後の祭り。本当に、雨季のおやつ選びは難しいです。夜になっても雨は降り続いています。5日~7日頃まではジャワ島全土がかなりの雨に見舞われそう、とか。洪水の被害などが起きないといいですねー。

謹賀新年

2006-01-01 22:46:57 | Weblog
Selamat Tahun Baru 2006!大晦日、工房スタッフはトランペットを手に夜遅くまで盛り上がっていたそうですが、元旦はまったくフツーの日曜日。明日からは通常通りお仕事です。まずはプカロガンに生地の買出しにいかねばいけません。今年は戌年。インドネシア在住の華人にとっては春節の後、「Tahun Anjing」(戌年)となります。当工房でも「戌文様グッズ」展開しております。横浜・大倉山のモリスとジャカルタはPanglima PolimのMegaSeniGalleryにて。お近くの方は覗いてみてください。