夕方になると大きく天気が崩れるチレボンです。今日はよく晴れて染め日和。
昨日はインダラマユからアアットちゃんが手伝いにきてくれました。↓
一見、フツーのお姉さん(でも長男はもう大学生!)なのですが、この人の技量はスゴイ!目安の線も引かずにいきなり白い布にフリーハンドで唐草文様を描いていきます。
「Kembang Betah」という伝統文様を描いてもらいました。↑
↓「Panji」と呼ばれる模様。これはアアットちゃんの数年前の仕事。
布に格子状に線を引いてあとはフリーハンド。習ったことがあるけど、一度躓くと大変なことに(笑)。本人曰く、「大変だからもうやりたくないよ~」とのことです。見てると全然大変そうに見えないけどね、スイスイ描いてる。
最近、インドラマユの職人さんは細かい仕事をやりたがらないそうで・・・・・。
アアットちゃんがイセン担当の職人さんに細いチャンティンを持たせて蝋置きをしてもらったところ、そこそこ上手なんですが、「下絵が細かすぎるからやりたくない」とのこと。
テンボックするとこんな感じ。↓
これはプリミシマを使ったクオリティの良いものです。
アアットちゃんも含めて、全体的に「やるきがあんまりないなぁ」というのが最近の印象・・・・・漁業の収入がいいからバティックを作らなくてもよくなっちゃったのかな?などと、うっすら思っていたのですが、他にも原因があったこことが発覚。
これです(画像は拝借しました)↓
最近、アアットちゃんが「Bokong Semar(スマルのお尻)で忙しくて~」とこぼしていて「???」状態だったのですが、どうやらインドラマユ県だかインドラマユ市だかの公務員の制服にこの「スマルのお尻」文様が採用されたらしく、そのオーダーがドドドドっと入ってきて、インドラマユのバティック職人さんが総出で製作していたらしいのです(汗)。
まあ、いろいろありますねぇ、、、、、たしかに量産が出来そうな柄です。いったい何枚作ったんだろう?
「スマルのお尻バティック」に興味のある方はこちらの記事をどうぞ(インドネシア語)↓
http://m.pikiran-rakyat.com/node/218734
しかし、なんで「尻」???