チレボンバティック工房日記

インドネシア・ジャワ島、チレボン市にある手描きバティック工房から。

バティック用の銅鍋

2012-07-04 07:28:15 | バティック(道具)

乾季でさすがに空気が乾燥しています。保湿乳液とリップクリームが久しぶりの出番、、、

乾季恒例の屋根の点検をしたら瓦があちこち壊れている、ということで修理用の瓦を買いに行ってきました。

チレボン近郊にあるJatiwangiという瓦の生産地。規格サイズではないので、工場に行って特注(型がまだあるのかな?)、と思っていたら街道沿いの瓦業者の倉庫にあったので購入。1枚3000ルピア。良かった~、見つかって!

Jatiwangiには銅職人のいる村もあるので、ついでに銅鍋も探してみました。庭にころがっている使っていない銅製Dandang(ご飯を炊く筒のような鍋。竹で作った円錐型の容器に米を入れて蒸します。)を持っていって交渉。
 
小さめの鍋を探したのですが見つからず、「注文出来る?」って聞いたら。すごくイヤそう(←人のことは言えない・・・・・)だったので、コマールの鬼交渉(さすがチャイニーズ...聞いてるほうがコワイよ)で+25万ルピアでその場にあったものと交換。3.2kgの鍋というか洗面器です。当然、手打ち。直径40cmくらい。Tembok用に使えそうだけど、しばらく飾っておこうっと。

工房というかすごく素朴な(テキトーな)作業場で、代金の計算もおじさんが座っていた木の椅子にチョークで足し算・引き算して「これでどう?」って・・・・・・楽しいなぁ。道具に頼らないっていいですね。。。。あちこちで銅を叩く音の聞こえる、のどかな村でした。

Jatiwangiには「Jatiwangi Art Factory」という瓦工房併設の現代アートのスペースもあって、立ち寄ってみました。7月7日から第4回Jatiwangi Art Festivalというイベントを開催するそうです。展示の様子などがFBにアップされています↓

http://www.facebook.com/pages/Jatiwangi-Art-Factory/17409845955

ジャティワンギはチレボンから50kmほど。約1時間の道程です。

 


蝋でスッタモンダ

2012-05-13 07:13:04 | バティック(道具)

久しぶりにバティック工房らしい話題をアップ!

本日のお題・・・・蝋が割れまくってます。トホホ~、、、あんまり楽しい話じゃないなぁ。

乾季なのに雨が降ったりして涼しいのが原因かしら?とか、いろいろ考えでいるのですが・・・・・・

とりあえず、材料をチェック。松脂は特に問題なし(だと思う)。↓

Busir。うーむ、、、、、こちらはの材料は品質が安定していないのも問題のひとつ。↓

Dadu(再生蝋)。これは自家製。巨大な椰子砂糖のような形状ですね。↓

とりあえず、融点の高いものから溶かして煮込んでいきます。

        

さて、どうなるか?????

毎日、「割れてる~、割れてる~」と気にしているのはワタシだけで、皆さんは「ほー、蝋が割れるとねぇ」と至って暢気。

肝心のウィジャ様も6月再婚するんで幸せボケ+うわの空(涙)。

おっさんもうれしそうに写真に写っているんじゃねえよっ!!!(怒)↓

蝋との孤独な闘いはしばらく続きそうです。