チレボンバティック工房日記

インドネシア・ジャワ島、チレボン市にある手描きバティック工房から。

Bubur Manado

2007-02-26 23:34:06 | ごはん&おやつ


時々、ミョーに食べたくなるBubur Manado。たまたまおいしそうなカボチャが手に入ったので作ってみることにしました。

とうもろこし、かぼちゃ、さつまいも、バヤムとレモングラスやダウンサラムなどの香草とお米を煮ておかゆを作ります。付け合せは、トマトと赤唐辛子を炒めたサンバルとイカンアシン。今朝はJambal Rotiと呼ばれる高級塩魚を薄く切って揚げました。カンクンとクマンギを切らしていました。惜しい!クマンギ(バジルのような香草)、今度、庭に植えておこう。

Manado料理はジャカルタにもおいしいレストランがあり、よく食べに行きます。Dabu-Dabuという青い小さなトマトの生のサンバルがおいしいです。ただし、辛味に弱いので、唐辛子をよけまくらないといけないのが難点。


水戸なっとう揚げ餅

2007-02-24 00:45:36 | ごはん&おやつ


夜になって大雨、雨が上がると湿度がぐぐっと上がります。蒸し暑い・・・。最近昼間は日差しも戻ってきてくれて、インディゴソールの染が少しずつ出来るようになりました。やはり日光がないとうまく発色してくれません。

さて、日本からこんなものを送ってもらいました。「水戸なっとう揚げ餅」。テレビ番組の捏造問題で御難だった日本の納豆業界、もう持ち直しているのでしょうか?この揚げ餅、からしがちょっときついかなーと思いますが、納豆の風味が効いてなかなかおいしいです。

納豆作りは、定期的に続けています。先日、「今日の料理」で納豆とじゃこのお好み焼きというのを放映していたので真似してみました。なかなか美味。じゃこはこちらでIkanTeri(イカン・トゥリ)と言います。カノマン市場で塩味が少ないものを買ってきて常備してあります。



Imlek

2007-02-19 02:11:54 | インドネシアの風物詩


18日の日曜日は春節(Imlek)でした。Imlekといえば恒例のDodol配り。今年は1kg(4個)14500ルピアと去年より少し値上がりしています。今年は、Dodol4個用のパッケージも製作。色はもちろん赤。あと、金運が良くなりそうな黄色の生地なども使ってみました。でも、人に上げてしまうんだったら自分の金運が良くなるわけではないか・・・・・ががーん!「恭喜發財」というロゴや「福」と描いたクルミボタンもつけたのですが、縫製の際に逆さに縫ってしまったりして、大騒ぎ。



スハルト政権の頃は、Imlekは華人の家や廟でひっそりと祝われていましたが、最近は「Gong Xi Fat Cai」という横断幕が町のあちこちに掲げられ、グラゲモールではBarongsaiとLionのイベントがあったとのことです。

去年のImlekは大雨でジャカルタ方面への街道が洪水になりました。今年は好天に恵まれてチルメイ山の麓の温泉リゾートなども大賑わいだったようです。旧暦のカレンダーでは春節から猪年の始まり、というかインドネシア語的にはSioBabi、豚年です。良い年でありますように・・・・・。


シンコンのお菓子その2

2007-02-14 23:43:39 | ごはん&おやつ


今日のおやつの素材はまたまたシンコン(Singkong)。ただし、今回はすりおろして中にDageとKemangiを炒めたもの、椰子砂糖を中身にした揚げ菓子2種です。

Dage(チレボン語)はインドネシア語ではOncom。ピーナッツオイルの絞りかすだそうです。Kemangiはスンダ料理のLalapなどにも付いてきますね。かなり香りの強い香草です。いざ作ろうとシンコン芋をすりおろしたりで、思うとかなの手間なのですが、手の空いている染め職人のおじさんなどにすりおろしてもらったりして、手伝ってもらっています。しかし、こちらの人、揚げ物が上手ですねー。いつもながらにして感心。



イセン職人養成その後

2007-02-07 20:17:30 | バティック


雨もようやく小康状態になったようで、ジャカルタも平常に戻りつつあるようです。今頃になって政府の様々な対応ぶりがニュースで流れるようになりました。遅いよな~、本当に。今まで何をしていたんだろう?  

しかしテレビや新聞を見ていると、ジャカルタ市民の皆さん、実にいろいろな商売を考え付くようで関心します。オートバイを大勢で担いで高速側に写すサービス、とか。たくましい、の一言ですね。



さて、そろそろ2が月目を迎えたイセン職人のたまご養成。まあ、毎日、がんばっております。写真は現在、「両面イセン」という課題に挑戦中のヤニちゃん(写真手前)。実は先週の土曜日、職人さんたちのアリサン(るい母子講←漢字わかりません。すみません)にしょっぱなから当たって53万ルピアゲットしたところ。しばらく遊び暮らすのではと危惧しましたが、月曜日からちゃんと出てきています。かんばれー。





DS Lite

2007-02-05 18:00:54 | 日常あれこれ


チレボンは今日は晴天。染がはかどります。

一方、ジャカルタの友人のひとりは現在も水が引かずに自宅が浸水中と被害は深刻なようです。衛生状況も悪化しているようだし、気候も不安定なので(チレボンも寒い。喉や下痢など病人多しです。)一刻も早く天気が安定して水が引けばいいのですが。



さて、最近乱視が酷くなっているのですが、ますます輪をかけるようなブツを買ってしまいました。昨年から話題の携帯ゲーム、ニンテンドーDSliteです。ゲームを購入するのは始めてなのですが、まず大きさに驚きました。「小さい!」(思わずチャンティンと比較)。しかし、まわりに誰も持っていないチレボンではワイヤレス通信などは出来ないのでちょっと淋しい・・・。暇つぶしに遊びたいと思っています~。



重く垂れ込めた雨空

2007-02-03 17:59:39 | インドネシアの風物詩


エルニーニョ現象と言われている今期の雨季、2002年の大洪水の二の舞かと心配していました。ここ数日、チレボンでも大雨は降らないものの曇天続き、今にも大雨になりそうな暗い空です。

ジャカルタは今週中盤からあちこちで洪水の被害が出ているようです。昨日、知人の携帯に別件で電話したところ、「家に水が入ってきていま家具を移動させているところ!」とお取り込み中でした。

2002年は丁度一時帰国予定の日に、ジャカルタの高速の入り口のほとんどが冠水して閉鎖になってしまい、いやがるタクシーに無理やり一般道を通ってもらい空港まで行ってもらったこともあります。途中で2度ほどタクシーを押しましたが、なんとか無事到着。チェンカレン近郊のエステートはかなりの被害でした。

例年、Imlek(春節)の頃は雨が多く、今年は2月18日なので、まだまだ油断できそうにありませんね。被害が広がりませんように。


Malam Tipis

2007-02-01 19:39:16 | バティック


Malam Tipis(マラムティピス)。薄く付いた蝋という意味です。作業の段階で色が入る部分に蝋が付着してしまうこと。いろいろ気を使ってはいるのですが、地色が濃いカインなどは細心の注意を払っていても完璧に染め上げるのは至難の業です。

今回も濃紺の花模様のカイン、濃色のベースにポチポチと染まっていない部分が。で、一度完成した布を再度染めるためにテンボック職人2人がかりで文様部分を伏せているところです。二度手間ですが、仕方ありません。作業しているのはIsahとResi。ベテランの職人さんなので、仕事も速く、正確です。