チレボンバティック工房日記

インドネシア・ジャワ島、チレボン市にある手描きバティック工房から。

明日から仕事はじめ

2006-10-31 09:46:18 | Weblog

レバラン休暇、いろいろプラン(主に掃除と整理)あったのに、ほとんど何も手をつけないまま終わってしまいそうです。台所だけは必死に掃除しモノの置き場所を直しましたが、すでにお手伝いさんたちにめちゃくちゃにされています。密閉容器の本体と蓋を別の引き出しに仕舞うとかね。はあ~。



今日がレバラン後7日目の「サワラン」(綴り不明・・・というか調べるのが面倒で。すみません)と呼ばれる日で職人さんたちはGunungJati廟にお参りに行くとか?明日からは通常の仕事に戻ります。米と野菜とおやつ買っておかなければ・・・。

11月8日にはすでに勤続数年になるイセンの職人・エカちゃんが結婚式をします。結婚後も仕事は続けますが、やはり先のことを考えて若い職人を補充することにしました。来年は工房スタッフ(影の工房主?)のウィジャさんもご結婚予定なので大変です。ひー、すべての雑用を私がこなす!?



水不足!!

2006-10-26 08:40:57 | Weblog


といっても、パチェ工房は水道のほかに井戸も完備しているので大丈夫。トゥルスミ村の井戸も枯れ始めたということで、皆、水の確保に必死の様子です。生活用水も大事ですが、バティックはフィニッシングの洗いが足りないと生地を痛めます。ちょうど作業がお休み中で良かった。

チレボン県のKapetakanということろ(インドラマユに向かう街道沿い)では井戸は完全に枯れてしまい、水道管の壊れた部分から(壊した?)水を得ているとのことでした。ジェリゲン(ポリタンク)を満載したベチャやオートバイが行きかっています。お金のある人は買えますけどね、水。庶民は大変です。



レバランも3日目。明日あたりから帰京ラッシュが始まります。またあのバイク軍団が通ると思うと・・・・・。街道には出ないようにしよう。ここのところ曇りの日が増え始め、昨日の晩はにわか雨が降りました。そろそろ雨季の到来も近いかな、と思わせる天候です。バイクで通勤してくるスタッフに雨合羽を買ってあげなければ!傘も修理しなくちゃー。これは傘修理屋さんが回ってくるので捕まえます。






Pantra

2006-10-23 08:26:30 | Weblog

H-1(Hari H minus satu)、レバランまであと一日になりました。帰省ラッシュも週末あたりにピークに達したようです。

チレボンはジャワ北岸の交通の要所。Jl. Pantra(Pantai Utara)が通っています。中部ジャワ、東ジャワに向かう通過地点で通常も交通量の多い場所です。ここ何年かブームになっているオートバイ帰省。今年はすごいことになっています。車1台にオートバイ100台という感じ。なかには家族4人で乗っていたり、パレンバンナンバーだったり、どうみても一歳未満の赤ん坊を抱えていたり・・・・・。Nekat(後先考えない;命知らず)ですねー。知人同士でコンボイを組んで旗を立てて走っているグループもいました。ローンの頭金が安くなっていることから新しいバイクも目立ちます。当然、事故も多発しています。

昨日はバジャイのコンボイを発見!途中でエンコすると大変なので同郷同士助け合って帰省しているようです。バジャイのドライバーはインドラマユやブルベスの出身が多く家族やお土産を満載してのんびり走っています。本来の規則ではジャカルタから出てはいけないのですが、レバランはまあ特別にOKとのこと。こういう「緩さ」はいいですね。







THR大騒ぎ

2006-10-18 02:07:15 | Weblog

レバランまでついに1週間を切りました。職人さん、金曜日まで来ると言っていたと思ったら、「金曜日から休み」という意味だったことが発覚。じゃあ、木曜日にTHR(ボーナス)を出さなくては!と慌てているところです。

今更ながら、出勤表を数えつつエクセルに打ち込み出勤率を出します。ほとんどが出勤率90%という立派な成績でした。出勤率の1位~3位までは賞金と賞品付きということで順位ごとにきれいに包んだりさらに大騒ぎ。ボーナスのほかに配布するお洋服のサイズ確認や袋詰めも怠ってはいけません。リストもれがないかチェックしていきます。普段は眠っているA型の血が沸騰中。とことんやらないと気がすまないんですな、悲しいことに。一方、職人さんはというと、賞品の包みを「ペリペリ~」って破って開けて包み紙を捨てて帰ったりします(トホホ)。





納豆発酵器

2006-10-12 10:08:49 | Weblog


手作り豆腐&納豆、毎日おいしくいただいています。納豆の発酵には、トロ箱と湯たんぽを使っていましたが、お湯を変えるのが面倒なため、光量を調節出来るランプをトロ箱内に設置してもらいました。電球は5Wが2個、外につけてあるダイアルでトロ箱内がだいたい40度になるように調節できます。すごく便利!

納豆用の大豆を蒸す、圧力鍋。鍋の中で納豆菌をかけていたため、それで大豆の水煮を作ると納豆になってしまうような気がして・・・。結局また圧力鍋を買いました。またまたモノが増えていく~。



インドラマユのおいしいもの

2006-10-08 18:24:23 | Weblog

先日、インドラマユに行った際、「どーせ、プアサ(断食)だし、食堂とかも開いていないだろうな」とブツブツ言いながら出掛けたのですが、名物のオタオタ、おいしいアヤムゴレン、名産のマンゴーといろいろゲットしてホクホクでした。

オタオタは華人の老夫婦が手作りしている100%魚のもの。バナナの葉に包んで蒸したものや炭火で焼いたものなど。1個Rp.1000とチレボンの感覚ではバカ高ですが、本当においしい!チレボンで売っている粉混じりのオタオタが食べれなくなります。

おいしいアヤムゴレンは「Kunung Ayu」という食堂で。いつもお昼時は制服を着たお役人でいっぱいなのですが、さすがに断食中で閑散としていました。お土産用やインドラマユの職人さんたちのブカ・プアサ用のアヤムゴレンも買い込み、ついでにレジに置いてあったデザートのCendolもお買い上げ。これもすごくおいしかったです。近くにあればいいのにな、あの食堂・・・・・。

そして、マンゴー。ManggaGedongと呼ばれている小ぶりのもの。チレボンでもインドラマユ産のものが売られていますが、どうも人口的に熟させたもののようで甘さがベトベトしています。先日、インドラマユで買ったものは甘いんですが、すっきりした甘さで香りもいい。自然に熟したものに違いありません。おまけに値段もチレボンよりずーっと安い!

というわけで、また、用もないのに行ってしまいそうです、インドラマユ・・・。




インドラマユへ

2006-10-04 19:18:36 | Weblog

あぢい!昨晩は夜水道が止まってしまい、「ついに乾季で水不足か~?」と大騒ぎしていたところ、水道工事だったことが判明。良かった~。

さて、本日は所要があってインドラマユに行ってきました。その際、以前から気になっていたインドラマユ・トペンの踊り手・ミミ・ラシナ(10ヶ月前に脳梗塞で倒れたとのこと)のお宅にも立ち寄ってきました。言葉や左手の機能はやや回復しているというものの、やはり動いたりするのは大変そうな様子。日本でいえば人間国宝(?無形文化財?)のような方ですけれど、インドネシアでは発病した際に県知事の奥さんからお見舞金をもらった(1juta)だけとのこと。満足な治療も受けられない状態のようでした。

インドラマユではパオマンでバティック工房を営むハジ・エナの訃報を知りました。パオマン村のバティック職人の信望厚く、「良い仕事」をする職人を育てていた方だけに残念です。




決死の買出し

2006-10-01 18:08:06 | Weblog


暑い!朝早く出かけたというのに駐車場に止めてあった車のなかは灼熱地獄と化しています。断食中の皆さんは大変ですなー。さて、今日は朝から「洋服の買出しに行くよ!」と宣言して問屋街とモールに行ってきました。

まず朝一でなじみの問屋さんに。ここでは男性用のシャツなどを買い込みます。今年は「Atlas Bamus」という箱入りの長袖シャツにしました。襟や前たてにbordir(刺繍)が入っていて、イスラムファッションの正装となります。サロンもAtlas の箱入りのもの。空いている時間に行ったのが正解で寸法・色・柄などを落ち着いて選べました(いつもは他のお客さんと取り合い)。その他に女性の礼拝用のムクナなどもゲットして車に積み込みます。

さて、モールのほうは開店早々からすでに「市民の購買欲」がバクハツしておりました。先ほど問屋で買った「Atlas Bamus」、モールでは同じものが89.000,-と約30.000,-高く売られています。モールでは女性の職人さんに上げる無地のTシャツを探します。お名入れのバティックを作って(というか自分達で蝋置きさせて)縫い付ける予定。

レジはすでに長蛇の列だったのでお並び要員にまかせて、断食期間の昼間はがらすきのファストフードでお茶。ハタと気づくと自分のものは何も買っていないのでした。まあ、レバランは毎年サンタさん状態なので仕方ないですね。