チレボンバティック工房日記

インドネシア・ジャワ島、チレボン市にある手描きバティック工房から。

刺繍糸

2010-11-30 06:29:40 | バティック

小物を製作していると様々な材料が必要になります。

いつもはチレボンにある「Toko Intan」というお店で揃えているのですが、たまにジャカルタに行くとManggaDuaのPasar PagiやTanahAbangで特殊なものを探し廻ったりします。この前、バリに行った時はチレボンでは販売されていないタイプのYKKのファスナーを大人買いしました。

日本から取り寄せなければならないものもあります。その一つが刺繍糸。ブックカバーの手かがりなどに使います。

写真はDMCのもの。微妙なトーンがキレイですねぇ。↓

バティックではこういう色合いは出せません。パキッとした色が多いですよね。

日本帰国時にユザワヤさんとかで糸を選ぶのはとっても楽しいです。あと、こちらの材料店では欲しいものを伝えて店員さんに探してもらうというスタイルがほとんどなので、自分で納得の行くものをガンガン探せるのはうれしい。ただ、日本は種類がありすぎ選ぶのが大変です。

明日はジャカルタで開催されるWIC(Woman Internasional Club)のバザー見物に行きます。楽しみ~。


ムラピ山柄

2010-11-28 15:37:23 | ごあいさつ

ムラピ山噴火被災者支援の(まったく個人的)チャリティーグッズが出来上がりました。

ジャカルタのギャラリーに買ってもらいます。で、パチェ工房の売り上げ分(買い取ってもらった価格すべて。素材、工賃はこちらの持ち出し)は寄付。

「KODOMOプロジェクト:Merapi Eruption 2010」
http://midoriart.exblog.jp/

手描きなんで、それほど量産は出来ません。毎月、少しずつ作っていこうかと。とりあえず半年間くらい続ける予定です。

追って、取り扱いショップなどお知らせします。

とりあえず、4アイテムが完成。↓

ペットボトル入れ。↓

携帯ポーチ。ちょっと大き目の携帯も入ります。↓

ペンケース↓

ペンケースの裏面(ベチャ)と底面(ボロブドゥール)。↓

丸型ファスナーポーチ。↓

裏面↓

チレボンも一応ジャワ島ですが、中ジャワは「ジャワのハートランド」みたいなものなので、「I Love Jawa」にしました。「Kula(ジャワ語の丁寧体でSaya:わたし)」もあります。

ジャカルタ在住の皆さん、どこかで目にしたら・・・・・よろしくお願いします。

 


バティック文様見本帳

2010-11-27 07:13:26 | バティック

今日は朝から良いお天気。

Contoh Batik Indramayu (インドラマユバティックの文様見本)のタペストリーを染めるべく暖めているところ。

ウィジャ嬢、丹念にチェック中。本当に良く働きますね、この人は。態度はデカイが、、、、、

裏返して、さらに暖めます。↓

テンボックはインドラマユでなく、チレボンでしました。Wit、さすがに細かいです。↓

この手のものは通常、Soganというプロセスで染めます。「Ganggeng(Obar-abir)」、「Lochan」、「Panji」などチレボンと共通するモティーフもたくさんあります。

そういえば、最近、インドラマユの職人さん音沙汰ないなぁ。ダンナさんの稼ぎがいいから(漁船の船長さん)バティック作る気ないのかしら(汗)?


反省ごはん

2010-11-26 06:41:14 | 野菜!野菜!

最近、かなりいい加減な食生活をしていたらちょっと体調が悪くなりました。病気未満ですが・・・・・外食ばっかりだったもんなぁ・・・・・ということで、食生活・見直しモードに入っています。なかなか継続しないのよね、飽きっぽいから。

早起きして八百屋のエディさんも捕獲しました。購入したのはナス、Emes、Sayur Lodehセット、ココナッツなど。たんぱく質系のおかずはわざわざ調理しなくてもBungkus(テイクアウト)すればいいので、野菜があれば完璧です。あとは豆腐と納豆だね、とうことで、今日は久しぶりの納豆作り。

当分、個人的お野菜フィーバーは続きそうです。


蓮柄

2010-11-20 20:33:47 | バティック

明日はTrusmi村が「Memayu」と呼ばれる儀礼のため、土曜日出勤したのは縫製スタッフのみ。バティックの職人さん、今週は出勤2日。給料支払いはなんだかトクした気分ですが、蝋描き作業が進んでいない。これでは全然染め上がらないではないか(涙)。

たまたまトゥルスミの工房の友人が小物を買いにきたので、「Pekalonganの職人さんはちゃんと仕事してる?」って聞いたら、「親戚の結婚式で帰っちゃった。」って、どこも似たり寄ったりの状況。Pekalonganの職人さんは収穫や田植えの時は長期でお休みしちゃったりするみたいだし、まあ、いろいろ大変です。

懸案の蓮柄のベッドカバー、枕カバー(6)、抱き枕カバー(4)のセットが出来ました。

とりあえず、うちのベッドにセッティングして記録。

Tembokanの白が際立っています。あー、大変だった。割れもかなり入ってしまいましたが、納得していただきました。スミマセン。

結婚式は来週の日曜日だそうです。間に合って良かった~。


Angklungが世界無形文化遺産に!

2010-11-19 11:13:04 | インドネシアの風物詩

Mengucapkan Selamat!

http://antaranews.com/berita/1289903180/angklung-dikukuhkan-unesco-sebagai-warisan-budaya-dunia

西ジャワ発祥(?)、竹で出来た楽器、アンクルンが世界無形文化遺産に認定されました。

バンドンで有名なのは「Saung Angklung Udjo」ですが、未だ、観たことがありません。今度、行ってみよう。

http://www.angklung-udjo.co.id/

アンクルン絡みのモティーフは良く作っていて、これはクリスマスバージョン。↓

結構人気あります。


犠牲祭

2010-11-18 16:00:40 | インドネシアの風物詩

今年はムハマディアと政府の見解が分かれて16日、17日に渡って犠牲祭が行われました。

16日の夕方、山羊がベチャに乗って登場。ブランちゃんお出迎え。

これはモスクに寄贈する山羊↓

右上はアラブ人のアニスさんから買った山羊。これは町内会で分けます。

翌日、集団礼拝の後、山羊が解体されてお肉が届きました。サテ奉行、コマールさんの独壇場です。↓

ブランちゃん、皆の邪魔をするので、ケージに入れられていじけてます。↓

サテを焼き始めました。焼きながら食べてます(汗)。運転手と鳥の丁稚。↓

トロちゃんも、茹でた骨をもらいました。肉が少し付いているので夢中で食べています。↓

 


立体マスク

2010-11-15 09:26:41 | 日常あれこれ

明日からIdul Adhaの三連休。

コマールはイセンのお嬢さんたちをヤギパーティに誘っていますが、皆Kambingはそれほど好きではない様子。逆に「Bapo、(約束していた)ピクニックは?」と反撃されている始末(笑)。

「2頭買うんだ」って、騒いでいるけど、1頭はモスクに寄贈でもう1頭も町内会で分けるからうちに戻ってくるのは足1本+α。そんなに大勢の人は食べれません。

パチェ工房は実は縫製担当が7人もいて、蝋落しが終わった布を順次製品化していくのですが、バティック製作が全く間に合わない。

なので、バリの織物生地で小物作ったり、パッチワークしたり、バティック柄プリントで部屋着を作ったりしているのですが、こんなものも作ってみました。

立体マスク。ハギレ利用です。

目の詰んだ木綿なので通気性はないのですが、横部分から空気は入ります。

本当はガーゼとかがいいんですけどね。

どうも、深層心理のなかにジョグジャの火山灰があるようです。

本日のKompas紙の1面はジョグジャ関連の記事です。

http://cetak.kompas.com/read/2010/11/15/03361989/perekonomian.lumpuh

マスク関連記事:

DetikCom 「Masker, Sahabat Baru Warga Yogyakarta  」

http://www.detiknews.com/read/2010/11/13/140602/1493616/10/masker-sahabat-baru-warga-yogyakarta


メラピ山噴火・救援活動支援プロジェクトのお知らせ

2010-11-13 06:43:52 | ごあいさつ

11月5日に再び大きな噴火があったメラピ山(ムラピ山)。

その後、火山活動は小規模になりつつあるようですが、今後も予断は許せないし、

農作物などにも大きな被害が出ていることや、観光客が激減していることなど

長期的な支援は必至です。

 

日本とジョグジャで避難民などを中心に今後の復興活動を支援されている

ヒロタミドリさんのサイトです。

KODOMOプロジェクト:Merapi Eruption 2010について

http://midoriart.exblog.jp/14385588/

現場での支援活動の様子が毎日アップデートされています。

 

 


BeTe

2010-11-09 23:34:29 | 日常あれこれ

注文品のベットカバー、2度目のプロセスでやっぱり亀裂が入って、すっかりBeteなワタクシ。

BETE、いろいろ意味があるみたいだけど、この場合は「落ち込む(ブルー)」って感じかなぁ。

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こういうときに限って工房でいろいろ問題が発生。

というより、問題はずいぶん前からあるんだけどとあるきっかけで表面に出てくるのですな。

無断欠勤、就業中にサボる、問題行動をする・・・・など。

対象は実は1名なのですが、他にも好き勝手な時間に出勤してくる縫製スタッフなどまとめて、全員がお説教をくらいました。

また、貼り紙が増えちゃった。

貼り紙では職人さんがアゲダマにされていますが、Batikの職人さんは皆真面目です。

Beteといえば、コマールの名前が「Bontot」なので、車のナンバーにも「BT」をわざわざお金払って付けているのですが、婦警さんに「Kok, Bete(BT)?」と不思議がられました。