チレボンバティック工房日記

インドネシア・ジャワ島、チレボン市にある手描きバティック工房から。

カトゥラ師匠のカレンダー

2011-12-27 13:53:42 | バティック関連記事

クリスマスも過ぎ、2011年もあと数日になりました。

そろそろ紙のラッパも買わなきゃーと考えていたところ、カトゥラ師匠からカレンダーをいただきました。CSB(チレボン・スープル・ブロック)という現在建築中のモールの卓上カレンダーです。

表紙、ワヤンのグヌガン。なんだか、チレボンにあるまじき(すみません!)おしゃれな表紙↓

 

おおお、マエストロ・カトゥラ師匠。Upakartiのトロフィーと写っています。↓

 

メガムンドゥンのバリエーション。もちろん師匠のスケッチです。↓

伝統文様の「Naga Seba」。 ↓

師匠はうちにきてお話をしているときでも、その辺に置いてある紙になにやら文様を描いていたりすることがあります。明快な形と伸びやかな線が素晴らしい!

ヤッホー、宝物にしようっと。

2013年はパチェ工房もカレンダー製作する予定です。ま、こっちはお笑いだけどな、、、、、


パチェ工房のクリスマス

2011-12-24 07:12:25 | バティック

今年もあと1週間になってしまいました。

世間はクリスマス休暇に入っているようですが、パチェ工房は平常運転。クリスマスケーキどころか、職人の米がない!って運転手が市場に買いにいったりしています。おまけに今日は週給の支払日だし~。

さて、今年も大幅に出遅れたクリスマス関連のグッズ(笑)。旧暦クリスマスとかあるといいのになあ・・・・・

せっかくなので、工程などアップしちゃいます。BangBiru(赤紺)などの配色もこの技法で染めます。

クリスマスからは赤と緑。パチェ工房ではColetan(色挿し技法)は使っていないので、すべて浸染め。よって蝋落とし2回の「Dua Kali Proses」で製作します。

(1)鉛筆で書いた下絵に1回目のイセンを施したところ

(2)白く残す部分、2回目に染める部分(黄色と緑)をテンボックにてブロック

(3)赤の濃淡で染めました。

(4)1回目蝋落とし終了。赤い線は「Wit」と呼ばれるもの。ペンギンの帽子の白く残す部分は「Pelikan」(プリカン。綴り不明)と呼ばれています。

(5)2度目のイセン開始。担当、ソフィちゃん。

(6)手元アップ。細かいですね。一番細いチャンティンを使ってます。中高年は老眼鏡必至(汗)。

(7)2度目のイセンが終わりました。

(8)赤に残す部分はしっかりカバーします。担当Nurちゃん。

(9)まず、薄い緑で染めます。

(10)薄い緑したい部分をブロックしてさらに濃い緑に染めます。

(11)2度目の蝋落とし終了。染めにはものすごく時間かかります。

完成(すみません、バックが黄色)。オーナメント(兼、鍋つかみ←ほとんど意味不明)にしました。

くつしたの形のものも製作。これも鍋つかみになってます、、、貧乏性。華人の奥様に説明したら「へ?」って反応でした。お手伝いさんいるから自分で鍋持ったりしないのかも。

クリスマスのご挨拶

あー、おいしいクリスマスケーキが食べたいなぁ。


南極星12月号

2011-12-05 08:31:44 | インドネシア情報

南極星12月号が発行されました。インドラマユのバティックが特集されています。

ダウンロードはこちらから。↓

http://www.nankyokusei.com/magazine/pdf/nks_12.pdf

過去の記事も読むことができます↓

http://www.nankyokusei.com/

インドラマユはチレボンからジャカルタ方面に50kmほどの町です。マンゴーで有名ですが、バティックもなかなか。

蝋置き済みのものを注文してうちでSogan染めをしました。青はナフトール、茶色は天然染料です。

拡大するとこんな感じ↓

こんな細かい文様もあります。↓

鳥の形とか抽象的で面白いですね。

インドラマユのマップも掲載されているので(20年ちかく通っていますが、私も初めて地形を把握!)、北岸を通ることがあれば是非、お立ち寄りを。


Ipad用ポーチ

2011-12-01 07:15:22 | 日常あれこれ

うーむ、朝からすごい天気。職人さん、出勤してこれるかしら、、、心配。

12月ですね。チレボン市内もあちこちにクリスマスの飾りが見られるようになりました・・・・・毎年恒例、クリスマス柄のグッズを製作中ですが、これまた恒例で遅れまくってます(汗)。ああ、また、来年用になるのか、、、、、。

自分用にこんなものを作ってみました(←こんなことばかりやっているから)。

Ipadポーチ!<表>

以前、友人の新聞バッグ(Jobs追悼の記事)を作ったときに「Terima Kasih Steve」というタグを書いて吊ったのを覚えていた職人が勝手にセリフ部分を書き込み(爆)。

<裏面>

裏側は意味ナシ4コマ漫画。中学出たばかりのイセンのTitinちゃんに綴り間違いを指摘される始末。内側も手描きのメガムンドゥンを使用しています。自己満足の凝りまくり状態。

両面です。

↓こちらはウィジャ様遠隔操作用に新規購入したiPodTouch用のポシェット(自家用)。前面にイヤポン用のポケットを付けてみましたが、いまいち。

なんだぁ、これ、無線LANがあれば小さなiPadじゃん!ということで、とりあえずワタシが遊んでいます。携帯には便利だけど中高年には画面が小さすぎて文字が読みにくいぞう。加齢って、辛いですね。

こんな真面目なバティックらしいポーチも作ってみました。Tubanの織物生地使用。内側はジョグジャのヘンドリさんから購入した草木染めのチャップバティック。

12月かぁ、、、龍、難しいから干支モノも全然描いてないなぁ、、Imlekまでに間に合わそう(←逃げの体制。でも、2012年のImlekっていつ?)。