チレボンバティック工房日記

インドネシア・ジャワ島、チレボン市にある手描きバティック工房から。

お見舞いに行く

2006-03-26 11:52:49 | Weblog
Tembok職人のアニちゃんが10日間病欠しているということで、土曜日の夕方、皆でお見舞いに行ってきました。トゥルスミの村々を抜け、田んぼを見渡せる線路のそばがアニちゃんの家。遠い。送迎車が来るところまでは自転車で行き親戚の家に預けているとか。病気はすでに良くなりつつあるということでホッしましたが、まあ、やせてしまっています。とりあえずミルクなど栄養のあるものを摂るよう少しお金を渡して帰ってきました。もともと職人さんたちの感覚では「栄養のバランスよく」なんている発想は乏しく、家で食べているものはといえば「Rujak Kangkung」、「Indomie」、「Bakso」など適当なもの。「Rujak Kangkung(ルジャック・カンクン)」は空心菜をゆでて、ルジャックソースという辛くて甘酸っぱいソースで合えたもので職人さんの大好物。時々カンクンを持参してきてお休み時間などに作って皆でつまんでいます。カンクン、経済的でいいんですけどねー。しかし、やはり体が資本なのできちんといろいろな食材を食べてもらいたいです。

ジャワVSスンダ

2006-03-22 13:54:25 | Weblog

このところ染めのおっさんが何故か突然ベチャ屋に転職してしまったりでいろいろバタバタしているパチェ工房です。最近入ったお手伝いさん、縫製スタッフ、試しに働いてみるという運転手候補が皆、スンダ人。スンダ人勢力増強中。とはいえ、トゥルスミから来ているバティック職人さんたちは皆ジャワ人でジャワ・チレボン語(トゥルスミ方言)を話します。語尾が「O(オー)」になる言葉が多いのと語尾のアクセントが強いのが特徴。たとえば「Bapak(バパ)」が「Bapo(バポ-)」。「Bocah(ボチャ=anak)」が「Bocoh(ボチョ-)」と響きが可愛い。。市内で話されている普通のジャワ・チレボン語とは一味違うトゥルスミ方言、すっかりうつってしまって最近まともなインドネシア語が出てきません。スンダ人とジャワ人はインドネシア語を使って話します。チレボンはもともとスンダとジャワの交わる地域なので両方とも使える人も多く会う人によって使い分けたりしています。ただし、スンダやジャワ文化の中心地の人たちからは「辺境のなまった荒い言葉」と認識されているようです。うーん、やっぱり田舎モノか・・・。

チャングムその2

2006-03-18 10:00:16 | Weblog

先日出かけたジャカルタ、Glodokの華人向けのお店で今度は”パチモン”チャングムVCD54枚セットというのを発見。店員いわく言語は韓国語とマンダリン、サブタイトルは「インドネシア語」と言い張るので買ってみました。家に帰ってみてみると、ガガーン、マンダリンしか再生できない。私がリモコンの操作方法を知らないだけかもしれませんが。で、字幕は相変わらずマレー語(涙)。出演者が「謝謝」とか「不可以」とかマンダリンをしゃべっていると中国の宮廷モノを見ているような錯覚が。当面、日本語バージョンの到着を待つよりないようです。

こちらで売られているパチモンVCDやDVDは何故かマレー語字幕が多く、アクション映画ならともかくちょっとややこしい話だと分けがわかりません。先日は「ミュンヘン」を見ましたが何がなんだかさっぱり。皆でストーリーを推測しながら観ている始末です。まっ、値段が値段なので仕方がありませんね。

バスウェイ

2006-03-15 10:17:52 | Weblog
所要があってジャカルタに行ってきました。ホテルはKemangだったのですが、朝時間が余ってしまったので、そうだ、一度TransJakartaのバスでGlodokに行こうということになり、ホテルからはタクシーでBlok Mのターミナルまで。ここからチケット(3500ルピア)を買い、自動改札を通ってStasiun Kota行きのバスに乗ります。専用のバスレーンを走るので信号以外は止まらない、なかなか快適な乗り物です。Glodokは露天商が集まっていた地区が取り壊されいました。路地を入ったところにある「徳記茶室」でBububrAyamとNasiCampurを頼んでシェア。ここはアイスコーヒーが名物のようです。その後、市場を散策。オーナー氏は生きた蛙に目が釘付けになっていました。ヒモで繋がれて売られているのも笑えます。チレボンまで持って帰ると言い出さないかちょっとビクビク。Glodokでは中国人向けバッタものVCDや乾物、中華包丁などを買い、またまたバスで南下。南ジャカルタのおしゃれなカフェや家具屋さんなどは「田舎モノ」チレボン人には珍しく魅力的ではありますが、やはり北ジャカルタは楽しい。また遊びに行きたいと思います。

チャングム

2006-03-08 01:39:52 | Weblog
日本でも人気を博した韓国の歴史ドラマ、「チャングム」がIndosiarで夕方放映されています(今日が最終回だったらしい)。毎日見るのはちょっと大変ということでDVDを購入してみました。宮廷の台所が舞台なのでおいしそうな韓国宮廷料理を作るシーンや薬草探し、鍼灸など興味深いシーンが満載です。今日見たのは第16話。宮廷に保管してある調味料の味がおかしくなって原因を探るために、塩造りや味噌造り職人、甕造りの工房を訪ねるというお話でした。分野や素材ははまったく異なりますが、バティック工房でも同じようなことが起こります。先日は突然蝋の調子がおかしくなり(粘るのに割れる)、皆で原料の松脂やパラフィンを調べたり、混合蝋をいろいろな場所で買ってみたり、割合を変えてみたり大騒ぎしました。料理にしろ、手工芸にしろ、モノ作りは奥が深いです。ちなみにこの“バッタモンDVD”の「チャングム」、なんと字幕がマレー語で意味不明な単語が多くもどかしい限り。Indosiar版はインドネシア語の吹き替えがあります。
   

買出しツアー

2006-03-06 00:36:08 | Weblog
日曜日、工房はお休みだし久々の晴天・・・ということで、今日はチレボン近郊のCiremai山の麓にあるKuningan(クニンガン)という町までグルメツアーに行ってきました。Kuningan市内のおいしい食堂でお昼ご飯を食べた後、アヤムゴレン、名物の揚げ豆腐、職人のおやつの黒もち米のTape(発酵菓子)などを買い込み、ドリアン、ランブタンをハンティングをしつつ、Ciledugという町までたどり着いて、なじみの食堂で今度はバンデン(汽水域で養殖される魚・サバヒー)を素揚げしてスパイスを塗りつけた料理をテイクアウトし、Pantra沿いのTanjungという町まで足を伸ばして干し海老を注文。約5時間の道のりでさすがに疲れました。職人の賄い分も買っているので揚げ豆腐200個、tape大量買いなど、ミニ相撲部屋のようですね。ああ、明日は米も買わねば。

黒豆玄米茶

2006-03-04 23:56:34 | Weblog
このところのマイブームが「健康ネタ」。ま、中年なので血液サラサラ大作戦を展開中なのです。で、体にいいものをと黒もち米、玄米、雑穀、黒豆とやたら鳥の餌(なのです。こちらでは・・・)に興味を示していたらオーナー氏が「黒豆玄米茶」というのを作ってくれました。材料はすべてオーナー氏所有のお鳥さまの食物。かなり小ぶりなインドネシアの黒豆(Kecapという調味料の原料)、それに、赤米、玄米、黒もち米を合わせて素焼きの鍋で炭火を使ってじっくり煎ります。なかなか香ばしくそのまま飲んでもおいしいし、ほうじ茶とブレンドしてもよし。ということで、毎日おいしく飲んでおります。サラサラになるかなー、血液。黒豆だけでお茶を入れて、出し殻の黒豆を薄めためんつゆに漬けてもおいしいです。よけいなことしていないで、さっさと注文のバティックを作れと突っ込まれそうですが、まずは健康第一ということで。来週は黒豆豆腐も作っちゃおう!

チレボンでエステ

2006-03-02 21:24:25 | Weblog
チレボンの中心部、Jl. Kartiniにあるサロンスパ・マルタティラー。先日、友人にくっついて行ってからちょっと病みつきに。今日はCreambathと手足のマッサージ(Refreksi)をしに行ってきました。約1時間、3人かかりで140000ルピア(2000円弱)。高いんだか安いんだかわかりませんが、こいうときは頭が都合よく円モードになります。もちろんチレボン的には超お高い。基本的にチレボン人は堅実な地方人なのでちょっと敷居が高そうな建物やおしゃれなカフェなどはこの地域ではNG。売れている食堂はどこも値段が安い。ナシレンコしかり、ナシジャンブランしかり。Murah Meriahというやつですね。このサロンスパも一見入りにくい雰囲気ですが、ジャワ人のお金持ちや華人の奥様やらで結構繁盛しているようです。