チレボンバティック工房日記

インドネシア・ジャワ島、チレボン市にある手描きバティック工房から。

海がめ文様のバティック

2012-08-30 07:38:42 | インドネシア情報

8月もあと2日。職人さんも火曜日から出勤してきています。今週は土曜日に(出勤扱いで)遠足に行くので実働4日。今年もボチボチとなんか面白いもの作っていければいいなー、、、、、

 

Pace工房で以前から海がめ文様のバティック製品を製作協力しているELNAがジャカルタで海がめ保護の関するセミナーを開催します。詳細はこちら。

ジャカルタ講演会「インドネシアのウミガメ調査保全活動~日本とインドネシアの協力」

http://www.elna.or.jp/japan/enlighten/sympo/seminor_jakarta.php

ELNAの説明です。詳しくはホームページにアクセスしてみてください。↓

アジア地域の海洋生物及びそれらを取り巻く海洋環境を保全していくことを目的に1999年8月に設立された団体です。当初、インドネシア現地NGOであるYayasan Penyu Laut Indonesia - Pusat Penelitian Penyu Indonesia(インドネシアウミガメ研究センター)の国内窓口として機能しているだけでしたが、2002年7月に特定非営利活動法人(NPO)の認証を受け、法人化したことを機にフィールドでの実質的な活動も開始しました。団体の英名であるEverlasting Nature of Asiaを短縮し、ELNA(エルナ)という名称で呼んでいます。

http://www.elna.or.jp/index.php

パチェで作っている海がめ柄はこんな感じ。↓

北岸特有の伝統文様「Ganggeng(海草のような唐草文様)」に海がめやイルカを埋め込みます。

孤島で釣りをするペンギン柄↓

携帯ポーチ。「ELNA」のネーム入り。

こららの商品はELNAショップ(WEB)と小笠原海洋センターで販売されているそうです。

ジャカルタ在住で興味のある方は是非、お出かけになってみてください。


レバラン休暇も終わり

2012-08-25 08:49:21 | 新聞バッグ劇場

もう1週間が経過してしまいましたが、Selamat Idul Fitri 1433 H!

スタッフが帰省してしまうので、犬と鳥の世話でどこにも行けず、ひたすら暇~なレバラン休暇。新聞バッグ作ったり、Tシャツにアクリル絵の具でお絵描きしたりして過ごしました。

新作新聞バッグ。すべてKompas紙使用↓

Kompasグループのレバランのご挨拶。↓

この「Si Gundul(坊主頭くん)」のキャラは結構可愛いと思います。

MCFCのMF・ナスリのレバランおめでとうメッセージシャツ。↓

せっかくのレバランゴールなのに変顔。アンダーシャツメッセージは流行っていますが、各チーム担当者いるのかな?「EID MUBARAK」、私は先日現役引退したMuamba支援のメッセージかと空目いたしました。そりゃ、AID・・・・・

レバランの帰郷・帰京のルートマップ↓

今年もJl. Pantra(Pantai Utara Jawa)のオートバイ帰省軍団はド迫力だった・・・・・たぶん今日あたりが帰京のピークです。

あれ、GusDur夫人が中国寺院に?とちょっと気になった記事。「Syalawat Pun Berkumandang di Kelenteng」↓

よくよく見たらCirebonにあるKonghuCuの廟でした。コマールが「OrdeBaruの時代には考えられないよなぁ、てか、なんで折っちゃったんだよう?記事が読めないよ!」って感慨深そうです。

シリア情勢↓

側面に山本美香さんの記事。合掌・・・・・

ソロでガムランを学ぶ外国人↓

日本人のPesinden、Hiromi Kanoさんという方も紹介されています。

国内ライバルチームに移籍しちゃったRVP。↓

そりゃー急にはFitしないよね~。まあ、2011-2012の得点王だからこれからガンガンいくでしょう。

ものすごく幸せそうなテベスさん@キャディのアルバイト中↓

サッカー引退したらプロゴルファーだね。


レバラン帰省柄のTシャツ

2012-08-08 10:12:15 | バティック(職人さん)

レバラン休暇も決定!今年は8月16日から約2週間になりました。THR(ボーナス)とともに至急する衣料品もほぼ揃いました。

ここ2年ほどバティック柄プリントでお洋服を製作していましたが、ワタシがバティック柄プリントに飽きてしまったので今年はお揃いのTシャツ。いつもお願いしているバンドンのTシャツ工場に問い合わせたところ、「ミニマムが100枚」と言われてしまい、地元のTシャツ屋さんの熱転写プリントで作ることに。

南極星8月号に掲載されたペンギン漫画の「レバラン帰省編」のひとコマを使いました。

南極星のサイトはこちら。最新号はPDF形式でダウンロード出来ます。

http://www.nankyokusei.com/

ま、無難な出来上がり。この時期、モールに出向いて洋服選びをするのはものすごく大変なのでラクチンだし。

生地はCombatと呼ばれている一応木綿なようです。色の選択肢がなくて白で統一。↓

 本当はシルクスクリーンで作りたいんだけど失敗するリスク多し。後先考えないでいきなり作っちゃうからなぁ。シルクスクリーンの製版屋さんは街中に何軒かあるから今度から自分でやろうかな(←どんどん逸脱していくよ・・・・・・)。学生時代は感光用の1000wの電球とか道具フルで持っていて、感光製版から印刷まで全部自宅でやってたから刷るだけだったら出来るかも。

絵柄部分拡大↓

列車の屋根乗車とオートバイのファミリーカー化はいかにもインドネシアって感じで大好き!帰省のピークのときはこれまた大好きなバジャイが結構通るので街道によく見物に行きます(←暇~)。バジャイのドライバーさんはチレボン周辺(インドラマユとかトゥガルあたり)の人が結構多いのだ。

  

ドサクサに紛れて新聞バッグ柄Tも製作(呆)。↓

現在、オリンピックの合間(!)にTHRの査定もしておりますが、「自分へのTHR→大型テレビ」とか予算に組み込んじゃってます~。

 

 


メガムンドゥン柄ポーチ

2012-08-04 11:05:36 | バティック関連記事

昨晩はなでしこジャパンが快勝したのに観れなくてグレてます。男子代表の試合も観れなそうだなぁ。ネット経由というのはここの接続状況じゃ絶対無理だし。ブツブツ。

暇な日本人の愚痴はさておき、月はどんどん欠け始めラマダンは後半に突入しています。

プレゼントのポーチの布が上がってきたので縫製を開始しました。↓

イセン、テンボック、縫製と3柄作りました。

後ろ側にはEndek(バリ島で織られている無地の手織り布)を使います。手描きパッチを縫い付けます。↓

指示が徹底していなくて、職人さんの名前を入れるところにボーダー模様(Pengapit)描かれちゃったよ。

  

一部、完成。手作りのコード付きです。

セットにするとこんな感じ。

工房に来たジャカルタ人が売ってくれと大騒ぎ(笑って誤魔化す)。

  

あとは人海戦術で縫いまくるだけ。まだ染めてるのもあるんだけどね。↓

がんばってくれたまえ。

  

 


メガムンドゥン柄バッグ製作その2

2012-08-02 14:52:50 | バティック関連記事

レバランのボーナス用のバッグ見本が完成!!↓

全面バティックです。お値打ち品だよ。しかもプロセス2回。

が、しかし!

下絵描くときつなぎ目のこと考えてなかった・・・・・・・

お嬢さん達は全く気に止めていない様子なので黙っていようと思います(大汗)。

コマールが「これ、新作~?、、、、えっ?売らないの?えっ?」と騒いでいます。

 

 


メガムンドゥン柄バッグ製作

2012-08-01 07:33:56 | バティック関連記事

あっという間に8月に突入しました。断食月も3分の1を経過、モールのお洋服売り場などは午後以降は大混雑しています。

職人さんのプレゼント用にコーヒーミックスのパッケージでバッグを作る計画を立てましたが、材料不足で作戦変更。メガムンドゥン柄のミニトートを作ることにしました。

メガムンドゥン(Mega Mendung。雨雲)はチレボンのバティックで一番有名な文様です。うちのは私がいい加減に描いているのと雲の上にペンギンとか余計なものが乗っているので、正しいメガムンドゥンは師匠・カトゥラさんのサイトを参考にしてください。力強い、チレボンらしい文様です。

http://sanggarbatikkatura.com/classic/collection.html

さて、こちらに変更しました。型紙、下絵、、見本。急げ~!まずは、下絵を別の生地に鉛筆でトレースしてからイセン。↓

イセンを施してから白く残す部分をテンボック(伏せる)していきます。↓

細いチャンティンを使って輪郭を取り、中央の大きな部分は筆状の道具でバッチリ伏せます。↓

「時間がないからイセンは控えめに」と言っても、細かく描きこんでしまう職人さん・・・・・

テンボック終了。これから染めに入ります。↓

まずは青系のグラデーション。染める→乾かす→伏せる→染めるの繰り返し。↓

青に染めてから、乾かしているところ。染めは1日1回が限度。↓

げー、通常の製品用の布がほとんどないよっ!

1回目の蝋落としをしました。青の濃淡グラデーションが完成↓

白く残した部分を赤く染めるために、模様部分を全て伏せていきます。↓

伏せ、終了(青息吐息)。↓

赤に染めてから蝋落とししました。↓

この赤が曲者で、染まりが悪いんですよねー。天然染料かけたり、黄色の染浴に突っ込んでみたり大騒ぎ。

今朝の時点で15枚確認。↓

この倍は必要だ、、、職人さん、がんばれ!

バッグは職人さんのお名前入り。これも自分達で描かせる(鬼)。↓

自分の名前のほか、子供や姪っ子の名前を描いている人もいるようですが、ウィジャ、このスヌーピーって何?↓

レバラン前に仕上がるよう、がんばってもらいまーす。