BCLとベリカードの楽しみ

海外短波放送や国内放送を聴き、放送局からいただけるベリカードなどを紹介。近頃は、自分が楽しいと思える事柄も書いています。

プラハの風景写真  大広告看板とストラシュニツェ墓地

2022-05-07 | エトセトラ
プラハに住む友人から送られてきた、「プラハの風景写真」です。

ヴァーツラフ広場の上端にある国立博物館へ行くのに便利な、地下鉄・ムゼウム (Muzeum) 駅近くの、ビルの壁面に掲げられている、「大広告看板」です。

「アルマーニ」 (Armani) の香水・シィの広告で、女優ケイト・ブランシェット (Cate Blanchett) がモデルになっています。



その看板の広告が、付け替えられているところで、作業員が、ワイヤーにぶら下がりながら、張り替え作業をしています。新しいのは、「ファーウェイ」 (Huawei) の時計になっています。



この場所は、プラハ本駅にも近く、線路を通る国際列車の窓からも見えるようなので、効果的なのでしょう。

次は、ここからヴィノフラディ通りを東に行った10区にある、「ストラシュニツェ墓地」(Strašnice Cemetery) の写真です。広くて大きい、ヴィノフラディ墓地の一区画に当たります。

日本と違って、木々が茂った林の中に、墓石が並んでいます。



入口付近には、十字架に磔にされている姿のキリスト像が。



立派な彫像で飾られている、墓石が多くあります。



天使、喪に服している人物など、生と死の寓話像を見ることができます。





遺影が、墓石に張り付けられているのもあります。



ここには、著名なチェコ人が、たくさん埋葬されています。

入口近くの胸像は、作家兼ジャーナリスト、政治活動家の「エーゴン・アーウィン・キッシュ」(Egon Erwin Kisch, 1885-1948)の墓碑です。



さしずめ、日本なら企業の創業者の胸像が、会社の敷地内に飾られている風でもあります。

タバコをくわえている姿なので、どんな人物像なのか、ネットで調べてみました。

そこに出てくる、ポートレートの多くや、著書の表紙に使われている写真も、タバコをくわえています。(画像はすべてネットから)





生誕100年を記念した切手が、1985年に発行されています。西ドイツのは、電話をかけている姿、東ドイツのは、写真を元にしたと思われるタバコを吸っている姿と、プラハの生家がタブになっています。



キッシュは、当時、オーストリア=ハンガリー帝国であったプラハで生まれ、主にベルリンに住み、ドイツ語で執筆。1933年にナチに追われ、フランスや米国へも。晩年はプラハに戻り、亡くなりました。

タバコを吸っている姿を、アイ・キャッチャーにしていたようで、(今は無理ですが) 昔だったら、タバコの販促用宣伝写真に使えたのでは、と思うほどです。



コメント
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