BCLとベリカードの楽しみ

海外短波放送や国内放送を聴き、放送局からいただけるベリカードなどを紹介。近頃は、自分が楽しいと思える事柄も書いています。

プラハの風景写真  ホームレスの人たち

2021-08-16 | エトセトラ
チェコ・プラハに住む友人から送られてきた、「プラハの風景写真」です。

市内の公園などで生活をする、「ホームレスの人たち」で、暖かい気候になりましたので、友人の話では、プラハのどこにでも見かけることが出来る、とのことです。



プラハ市行政は、こうしたホームレスの問題解決に取り組んでいるようですが、根本的な解決策をほとんど持っていないように見える、そうです。

たとえば、彼らの中には、市が斡旋したアパートに入っても、手渡された家賃用のお金や年金をアルコール購入に使ってしまい、結局は、路上生活に戻るというケースがあるそうです。



写真でも見られますが、彼らは健康問題を抱えているようですし、一日中酔っているようですし、そして働くことを拒否する人も多いそうです。

個人主義的な考え方があるのかも知れませんが、周りの人も見て見ぬふりで関わらずに、また、本人も、自由気ままにしたいので放っておいてほしい、と思っているのかも。



公園のベンチに寝転がるのもよし、お酒を飲むのもよし、と、一日を自由に過ごす権利は誰にも侵されるものではない、と考えている人が多いから、こうした光景があると言えるのかも。同様に、チェコではコロナ禍にあっても、マスクはしたくない人が多い、それも個人の自由、その現れなのかも。



こうした状況に対して、友人は、彼らホームレスの問題は、今後、チェコすべての地方自治体の関係者にとって大きな課題となるだろう、と見ています。

ちょうど今、日本でも、有名人によるホームレスの人に対する差別的な発言が飛び出し、批判されています。偏見はなかなか無くならないものですが、社会的弱者を救う手立てを持っていない社会であってはならないでしょう。

多様な人たちが手を取り合う事が大切で、チェコ社会にそうした相互扶助の考え方が、どれだけ浸透しているのかは、よく知りませんが、市行政だけでなく、ボランティア援助団体などにより、彼らに手を差し伸べ、関わりを強くしていくしか、解決策はなかなかないのかも知れませんね。



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