BCLとベリカードの楽しみ

海外短波放送や国内放送を聴き、放送局からいただけるベリカードなどを紹介。近頃は、自分が楽しいと思える事柄も書いています。

使用したラジオの話 (その1)

2016-09-01 | BCLアラカルト
9月に入りました。
ベリカード・ネタはありませんので、ちょっと昔の事を書いてみました。

BCLをするのには、ラジオ(受信機)が必要です。これまで使ってきたラジオについて、紹介します。

最初に使ったのは、「ソニーTFM-110」 商品名は「ソリッドステート 11」でした。トランジスタが11個(石) 使われているので、そう名付けられたようです。(この型以降の11シリーズは、12石になりました)

チューニングは、周波数目盛に針を合わせるシンプルなもので、AM(中波)・SW(短波)・FMの3バンドでしたが、短波は12MHz以下しか受信できません。



写真の、右がチューニングつまみで、真ん中にバンド切り替えスイッチ、左にON・OFFスイッチ兼ボリュームつまみ、赤いボタンは夜間照明スイッチと、すっきりしたデザインです。

このラジオの特長は、同じスタイルの別売アダプターSTA110を買うと(買っていませんが)、FM放送がステレオで楽しむことが出来るということでした。付属として、皮製のキャリングケースが付いていて、屋外に持ち出せる仕様です。

話は脱線しますが、FM放送が、なぜステレオになるのかが不思議でした。子供の頃、NHKが第1放送と第2放送を使って、AMによるステレオ放送をしていたという覚えがあります。その頃はラジオ受信料契約があったので、NHKとしてはやっていたのかもしれません。ラジオ2台が必要ですが、音楽マニアにとって楽しむだけの価値があったのでしょう。

元々、このラジオは父が買ってきたものでしたが、大学受験講座や深夜放送を聴くために、自分専用に使っていました。そのうち、放送局に受信レポートすれば、ベリカードがいただけることを知り、初レポートを書いたのは、1967年でした。主要な海外日本語局へ、国内局は聴こえていた遠方の局に、気が向けば出していたといった状態でした。

周波数目盛はあっても、チューニングはアバウトになりがちなので、窓に細長い紙を上から貼って、そこに線を引き、線と針を合わせると、簡単に目的の局にあわせられる、そんなことをしていました。

このラジオは、長く使いましたが、今は、スイッチと一体になっているボリュームのガリ音がひどくて使っていません。

そうして始めたBCLですが、長く続かず、BCLブームが始まった1974年頃には、あまり聴かなくなっていました。就職したり、結婚したりで、ラジオを聴く時間が少なくなったことや、他の趣味に熱中してしまい、再び始めたのは、1982年からでBCLブームは、もう下火になりつつありました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする